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長くゲームを楽しむためのメモ(リアル環境編)。

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最近、リアルゼアが外出自粛続きだったために部屋の模様替えとかに凝ってまして、それでゲーム環境も色々変わったんですけど、
「ちゃんと調整しないと、金かけた割にそんなに楽にならない!」
「むしろこの状態で長時間ゲームしたら体壊しそう!」

…みたいな感じになりつつあったので、少々メモを。



「最近話題のゲーミングチェアとか買って、ゲーミング環境を整えよう!」と思って、ネットで調べると「身長比から考えられる適切な椅子の座面の高さ」とか、「それに応じた机の高さ」とか、「ディスプレイの高さは上端が目の高さ以下になるように設定すると、目が疲れにくくなるよ!」とかいう記事が出てくると思うのですよね。
例えば、椅子の最適な座面の高さは「身長×0.25-1(身長160㎝なら39㎝だよー)」とか。

しかしこれは、おそらく「一般的なオフィスチェアで、一般的なパソコン作業をする」ときの数値で、必ずしもゲーマーにとっては正しくないのかもしれないなーと思っているところ。



・前傾スタイルか、後傾スタイルか

一般的なパソコン環境で一般的な事務作業をするときって、「直立、もしくは軽く前傾姿勢」くらいになるのが普通だと思うのですよね。
で、上で書いたような「適切な高さ」ってそういう状態での「適切なセッティング」なわけです。

しかし、いわゆるゲーミングチェアって、「リクライニング機能」とか「ロッキング機能」とか「〇〇レスト機能」とかがめちゃくちゃ充実していて、
「思いっきり後傾姿勢で、リラックス状態で使え!!」
…みたいに、椅子が特殊な座り方を要求してくる場合があるわけです。
私のようなゲームパッド勢なら尚更。

で、「思い切り後傾姿勢でゲームをやる」という状態になると、上記の「適切な高さ」が、全然「適切」じゃなくなってくるというか、逆にその高さに合わせると体が辛くなる可能性もあるので気をつけたいな、と。

後傾姿勢だと、
「椅子の座面高は、身長から導き出される適正な高さより数cmマイナスした方がいい」
→足を前に投げ出すような姿勢になりやすいので、椅子は平均よりやや低めにして足をしっかりつけた方がいいし、ロッキングで座面を傾けたら足が浮く分も考えるとやっぱり椅子は少し低めがいい。
「ディスプレイの高さは、適正よりやや高めの方がいい」
→後傾姿勢だと自然と視線が上向きになるので、そこに自然とディスプレイが来ないと首~肩に負担がかかってしまう。ディスプレイを見上げる形になってしまうと目が乾燥しやすくなるが、そこは目薬とかでカバー。
…みたいな感じになるので、注意が必要かなーと思います。

逆に、マウスキーボ操作のためとかで前傾スタイルでプレイしたいなら、椅子の座面は高め、ディスプレイは低めがオススメ。


椅子の座面を下げるにも限界があるので、「小柄な人」や「欧米人向けのデカい椅子を買ってしまった人」は「フットレスト(足置き)」を用意するとよいですね。
私はホームセンターで適当に買ってきたスノコを足置きにしています。
足置きが高すぎると「膝に違和感」が出やすいので、そうなったらもっと低いものに。

ディスプレイの高さは、ディスプレイを「ディスプレイアーム」で配置するようにすると、かなり位置に融通が利くようになるのでオススメです。



・「猫背」か「反り腰」か

ゲーミングチェアって、色々なところに「姿勢矯正」のためのクッションがついていたりしますが、これがなかなか曲者で、
「自分の体格や体の癖にあったものを」
「ちゃんと調整して使う」

…分にはめちゃくちゃ体が楽になるのですが、雑に使っちゃうと、むしろ体に負担がかかってしまいます。

特にゲーミングチェアにありがちな「ランバーサポート」と「ネックピロー」のコンボって、「背中のS字カーブが崩れやすい座り方(猫背)をしがちな人の姿勢を矯正する」という効果を狙っていることが多いので、もともと姿勢が良い人にはあまり必要ないし、猫背の逆の悪い姿勢である「反り腰」のひとがこれらを使うと、むしろ思いっきり悪い姿勢(やりすぎ、背筋伸ばしすぎ)になってしまう可能性もあります。
なので、使う前にしっかり「自分の姿勢のどこをサポートしたいのか」を考え、ちゃんと調整しながら使うのが大切ですね。

私の場合、姿勢が「背筋が伸びていると言われる方、むしろ反り腰気味」な体質なのですが、何も考えずにランバーサポートを「よく効く高さ(高め、サポートされてる体感強め)」にして、ネックピローもきっちり使って首の位置を固定…したところ、見事「なんか寝て起きたら背中が痛い!」という状況に…(苦笑)。
ネックピロー外して首の位置をフリーにして、ランバーサポートも腰をサポートするためというよりは「尻が後ろに行き過ぎないようにするためのクッション(かなり低めの位置)」という感じに設定したところ、だいぶ楽になりました。

ゲーミングチェアは本当に色々な調節機能があったりしますが、ちゃんと調整しないとむしろ逆効果ですので、気を付けないといけないところですね。
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