※下記の名前は実在するPCとは一切関係ありません。
ここではないどこかのサーバー、
いやひょっとすると ここかもしれないワールドのトップマスト
楽園のリンゴ売り：お疲れ様～。
今日の夜話会はミストヴィレッジのトップマストって言うから
今度こそ誰か部屋を買ったのかと思ったら…。
ロビー集合かよ！
三月の帽子屋：フハハハハ！
よくもまあ綺麗さっぱり騙されてくれたな！
このメンバーでは財力含め、
購入条件を満たしてないことに気づこうよ。
楽園のリンゴ売り：あぁっ！そうだった。
(二階を見上げて)
上の階にもソファセットあるけど、あちらへは行けないの？
あひる隊長：うむ、駄目だった。
楽園のリンゴ売り：(ソファーにぽすんと腰かける)
じゃあ、今日の夜話会はここだね～。
三月の帽子屋：隊長、カーラインカフェで
おっかない幻術士の女の子に会ったんだって？
あひる隊長：そうなんだよ。
サスタシャ前に、むかっ腹の立つPTいたの覚えてる？
楽園のリンゴ売り：幻術士の女の子にポーション買ってこさせてたPT？
あひる隊長：うむ、あのPTのリーダーがタムタラの墓所で
死んじゃったみたいでさ。
どうやら恋人でもあったリーダーの生首を
幻術士の女の子が鞄に入れて持って帰ってきてた…。
三人そろって、首を押さえて立ち上がる。
三月の帽子屋：どうどうどう。
まあ、お茶でも飲んで落ち着こう。
ラベンダーアールグレイ持ってきたんだよ。
楽園のリンゴ売り：隊長、まさかその生首を見ちゃったとか…？
あひる隊長：(飲んでいたお茶でむせる)
見るわけないじゃん！！
あひる隊長：でも、ちょっと考えた。
※個人の想像です。進行中そのような場面等は一切ありません。
あひる隊長：あのPTのリーダーは何に急かされていたのか分からないけど
何とかして早く手柄を欲しがっていた。
おそらくタムタラの墓所でも沢山の敵をなぎ倒しつつ進んでただろう。
その分、ヒーラーでもある幻術士のMPの減りも早かったと思う。
あひる隊長：幻術士もそうだけど、一緒に進む呪術士と弓術士も
あまりのペースの早さに、少し休もうとお願いしてたんじゃないかな。
しかし、聞かないリーダー、
いざとなればポーション使うから大丈夫だと。
どんどん奥へと突き進む。敵は増えていく。
疲弊するメンバーの足取りは遅れがちに、そして事故は起こる。
あひる隊長：進んだ先に大量の敵がいて、
あっという間にリーダーを取り囲んでしまう。
呪術士がスリプルで寝かすも、間に合わない。
やっと追いついた幻術士が回復魔法を唱え始めた瞬間、
リーダーは倒れる。
あひる隊長：半狂乱になる幻術士。
リーダーの名を呼び続ける。
呪術士と弓術士で何とかその場をやり過ごすが、
リーダーは帰らぬ人となってしまった。
あひる隊長：泣き続ける幻術士。
幻術士を責める弓術士。
次の敵が来る前にこの場を去ろうという呪術士。
あひる隊長：今の幻術士の状態からでは、
とても回復魔法を唱えられる状況ではない。
早くここから脱出しないと、リーダーと同じ事となる。
幻術士「リーダーをこのまま置いていけない」と泣き叫ぶ。
呪術士「じゃあ、このままここで野垂れ死にするつもりなのか？！」
あひる隊長：幻術士はリーダーの剣を手に取る。
怯えながら、構える呪術士と弓術士。
あひる隊長：次の瞬間「ざしゅっ」と、リーダーの首に剣を！！！
三人そろって、首を押さえて立ち上がる。
あひる隊長：帽子屋さん、お茶はまだあるかな？
うなずく帽子屋
あひる隊長：(お茶をぐぃーっと飲む)
と、まあカーラインカフェでの会話前の事を考えてみた。
楽園のリンゴ売り：(うでをまくり)
ちょっと、鳥肌が立っちゃったよ。
リーダーは死んじゃった訳だし、
PTも解散するとか言ってなかった？
幻術士の女の子は、もう少しまともPTに入れるといいな。
リーダーと共依存っぽい関係に見えてたし。
あひる隊長：どうだろうねぇ。
生首をお持ち帰りの時点で相当病んでるしさ…。
共依存だとして、依存する対象がいなくなった場合どうなるんだろう？
出来れば幸せになってほしいなぁ。
またどこかで後日談聞けるといいけど。
楽園のリンゴ売り：生首が依存先になっちゃったりして…。
三人そろって、首を押さえて立ち上がる。
三月の帽子屋：どうどうどう。
お茶も隊長が飲み干しちゃったし、
ちょっと気分転換に温かいものでも食べに行かない？
あひる隊長：いいね～。どこに行く？カーラインカフェ以外で。
楽園のリンゴ売り：はいはーい！
バスカロンの酒場行こうよ。
三月の帽子屋：あそこ酒場じゃない？
楽園のリンゴ売り：いや、どうやらあそこ
頼めばなんでも作ってくれるみたい。
三月の帽子屋：ぷっ。どこの深夜食堂？！
あひる隊長：いや確かにリンゴ売りの言う通りかも。
クランペットを食べてる人を見かけたもの。
クォーリーミルにギルドリーヴで納品してたじゃん。
あれがうけちゃったのかもね。
三月の帽子屋：じゃあ、材料を持って行った方がいいのかな？
楽園のリンゴ売り：グリダニアで大体そろうから、買いに行こうよ。
あひる隊長：上に冷たいアイスをのせるものありかな～
三人、わいわいとトップマストのロビーを後にする。
その後ろにひっそりと佇むあの幻術士の影。しかし、すぐに消えてしまう。
ここではないどこかのサーバー、
いやひょっとすると ここかもしれないワールドにて開催される夜話会
こちらでは進行上語られない物語が語られます。
またのお越しをお待ち申し上げております。
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タイトルは、アデルの「Rolling in the Deep」から頂きました。
PVの剣舞のダンサーが良いんですよ。調べるとかなりの美人であることも良い！(笑)
最後のシーンが、エッダちゃんに被るような被らないような…。興味のある方はぜひ一度見てください。
本日もお付き合いありがとうございました。(深々とお辞儀)
