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*死者の宮殿踏破記/突入前*

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霊6月17日

 慌ただしい日々を送りすぎていた気がしたので、久々に昔の目的を思い返してみた。
地下都市ゲルモラ。森都グリダニアが建国されるよりも前のヒトの住居。
今や黒衣森《ティノルカ》はヒューランとエレゼンの土地だが、本来はイクサル族の居住だ。
欲張った――あるいは生物として必然、繁殖した為に森を切り開いて開拓を試みたところ
イクサル族は精霊たちの怒りを買い、ティノルカ大森林を追われてクルザス地方へ出たという。
今も北部森林の浮き村《フォールゴウド》の北東、プラウドクリークの辺りで奴らは樹を刈り、
気球を用いてクルザス地方に持ち帰っている。ユージニア監視哨が目を光らせていても、
プラウドクリークの奥はスカスカで、丸太が並べられたイクサル軍採伐所を見る事ができる。

俺はこの世界が、土地が、惑星ハイデリンが好きだ。
アシエンの企みだの、ハイデリンのお願いだのは正直言って、どうでもいい。
生きていくには金が要るし、「暁」の依頼を通して出来ていく人脈は一介の冒険者には
到底得られないもので今後も役立つだろうし、何より金払いがいいので付き合っている。
つまるところ俺は一介の冒険者ではない立場でありながら、一介の冒険者でありたい。

 たった一人、ゲルモラ遺跡に作られた地下迷宮《ダンジョン》の探索に挑む。
本来ここは四人一組で挑むようなところだ。臨時で集まったヒトたちとはもちろん、
知り合いに誘われて深いところまで行ったことがある。噂によれば最深部は200F。
安全性のため、臨時で組んだ程度では50F以降の探索は許可してもらえない。
俺は197Fまでは踏んだコトがある。知り合いと一緒に。全く何も知らずに挑む深部と、
誰かと一緒であれ挑んだコトのある深部では大違いだ。今の俺なら行けるかもしれない。
たった一人で1Fから200Fに到達するという偉業《アチーブメント》を目指したい。

――本当に、君ひとりで地下迷宮に挑むというのかね?
迷宮では、「結界」により本来の力は発揮できない。
相当に強化された「魔器」を用いねば、苦戦は必至だぞ……?

 大丈夫だ。駄目なら途中で切り上げる。少なくとも以前、75だか76Fまでは行った。
ぶっ倒れた理由は簡単で、割って使う方の魔器を間違えた。
この身を全く別の生き物に変えて戦う魔器を信用しすぎたというか――使ったコトがなくて。
試してみたら思ったのと違う効果だった。初見殺しってやつだ。この当時に思ったんだよ。
予め仲間と挑んで『予習』してから『偉業』に挑戦した方がいいなって。今やそれが叶った。
割って使う魔器の効果は把握してるし、階層ごとの注意したい魔物だって分かっている。
焦らず慎重に、それでいて迷宮の主に感づかれて放り出されないように素早く最深部へ。
まずは50Fが目標だ。10Fを5回。ボスを5匹。60級の能力に戻るコトを目指して。

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