※漆黒編のネタバレがありますので、まだ追いついてない方は閲覧をおすすめできません。ネタバレ注意!※さて、メディアツアーからの情報公開があり、皆様今頃は新情報に一喜一憂している頃でしょうか。
自分も少し落ち着いたので、日記を書いて気持ちの区切りにしようかなと思います。
前回の日記にて、PLLにてひとつの可能性を示され、大泣きかましたという醜態の暴露をしましたが、あれは誇張でも比喩でもありません。なんと純然たる事実です。
まさかこの歳になって、あそこまで泣くとは自分でも相当驚いたしドン引きしましたよね。
我ながら、そこまで重大なことだったんだなぁ、と。
その後のPLLまとめの文章でまた更に混乱するような表現があったので、詳細を待つしかないなと判断して待っていたのですけど。
結果として、自分の想定する最悪の結果にはならなかったけど、望んだ結果でもありませんでした。
聞いたか、タイタンさん。
どうやら暁月からの召喚士は、あなたたちを常に出しておけるような器ではなくなるらしい。
まあ……インタビューなど読んで、召喚士のペットのシステムが限界に来ていたとのことで、理性では理解できるところではあります。
けれども、……なんでしょうね。
これからもエギたちと一緒にフィールドを歩き、ダンジョンを歩き、物語を歩んでいくものと信じこんでいたので。
消えなかったことだけは幸いでしたが、だからといって「よかったな」と安堵できるような結末でもなく。
あまり口に出すのは憚られるような負の感情が未だに胸に巣食っているのは確かです。こればかりはもうどうしようもないのでどうか許していただきたい。
思い出話をさせてください。
そもそも自分がどうしてこんなにペットに気持ちを傾けるようになったのかというと、始まりはエオルゼアの地に降り立った初期の頃、
フィールドで迷子になったことがきっかけです。右も左も操作がおぼつかず、あの頃は地図もうまく使えなくて。
オフのゲームだったら最悪ガチャガチャ設定を動かしておかしくなってもプチっとリセットすれば済みますがオンラインではそうもいかず、下手に地図をいじるのが怖くてですね……
おつかいの帰り道、来た道を戻ろうとしたらエオルゼアの時刻が夜中になってしまい、覚えた景色がまるっと見えなくなっていて……
しかも夜とはいえ画面が本気で暗くて、こんな画面の暗いゲームだったっけ? 月明かりとかで明るい印象が……と空を見上げてみれば新月。
暗いはずだわ。
とりあえず道らしきところを走るものの、周り中アクティブのモンスターばっかりで三歩あるけば喧嘩を売られて追いかけ回されるし、戦えばまた更に道がわからなくなるしで。
でもテレポやデジョンで移動したら、その元の場所に戻ってクエスト報告できるかも不安で、街への移動も躊躇われ……
闇雲に走ってましたが、ぬきさしならない事態に自分から突っ込んでいるように思われたので、途方にくれかけているのが自分でもわかっているのがあって、「ちょっと一旦止まろう……」と真っ暗なフィールドで立ち止まってみました。
何かヒントはないものか、モンスターはいないか、周りにカメラを向けようとしたときに、画面いっぱいにきらきら輝くものが現れました。
それはとことこ走ってきて、自分……というか、ヒカセンの足元に立ち止まりました。
はい。言わずもがな、カーバンクルです。
思ったより自分けっこう混乱してたんだな、とその時わかったんですけど、当たり前ですが巴術士なのでカーバンクルがいたんですよね、ずっと後ろに。
自分が走り回るんで画面の外に出ちゃってましたが、立ち止まったことで追いついて、無事合流できたわけでした。
カーバンクルが足元に追いつくと、もう本気で真っ暗にしか見えなかった画面の、カーバンクルが照らしてくれる足元が、ふんわり明るく照らされました。
そのとき、なんだか気持ちが落ち着きまして。
「何があろうとこの子がいてくれるんだし、きっと大丈夫だから、本当に少し落ち着いてみよう」と考えることが出来ました。
それで、怖くていじれなかった地図をガチャガチャ動かしてみたり、ジャーナルを見直して目的地を確認したりなど、基本的な動作が出来るようになりまして、無事におつかいを済ませることができました。
初めてのオンラインゲームだったもので、最初の頃はかなりこうして、些細なことでパニックになりがちだったんですよね。
それを、とりあえずやってみよう、の方向に落ち着けてくれたのが、「仲間がいる安心感」でした。
ペット依存症の始まりです。ぶっちゃけ、他ジョブを触るようになっても、はじめのころは後ろにペットがいない不安感がすさまじくて、いくらももたずに召喚士に戻っていたほどです。
ガチの話です。
特に夜の時間帯になると顕著で、やはり迷子のときの記憶が強く、夜のフィールドでは召喚士に戻ってペットを呼んでいました。
カーバンクルがエギになっても変わりません。
イフリートさんは、ロード中で身動きできず、なんだか暗い画面の向こうで敵に絡まれたのは音でわかってるけどどうしたら……となっていたら、ロード明けには全員倒してくれていましたことがあります。
ガルーダさんは、初の極蛮神への挑戦でがちがちに緊張していた自分に対し、いつも通り動いてくれていたので、ガルーダさんが目に入ることで自分も焦りに視野をとられることはなくなっていきました。
極蛮神でエギの位置や状態を確認する大切さを教えてくれたのもガルーダさんですね……以降、PTリストが目に入りやすくなったので、本当に勉強させてもらいました。
タイタンさんは、もはや言うこともありません。
本当にずっと一緒でした。
どこを歩んでいようとも、悲しい出来事や辛い物語が待っていようとも、歩いていく後ろは彼らが守ってくれている。
それが、自分の、エオルゼアの冒険をするうえで、なによりも支えになっていたことでした。
身も蓋もない言い方をすれば、彼らは中身はプログラムの、NPCです。
それでも、自分には大事な仲間です。
暁月も彼らと、特にタイタンとは一緒に歩むつもりでいました。月も、シャーレアンも、サベネアも、その先のまだ見ぬ場所も。
まさか、彼らがもう自分の背中を守れなくなるとは、思いもよらないことでありました。
カーバンクルは大好きです。
かわいいですし、実はこんな仲間がいてくれたらソロでの初めてのオンラインゲームも怖くないなと思って巴術士で始めたのですし。
(リアル友人にヒカセン大先輩がいますが、お互いの都合がなかなか合わないのでほぼソロでやることは決まっていました。自分自身もソロ気質ですしね)
けれど、だからといって、カーバンクルがいるからいいというわけでもないのです。
どうやらこれからのエギはバトル中に姿を現すらしいこと、しかも90ともなれば更に大きく進化して出現することも、公開された情報から読み取ることができますが……
完全に会えなくなるわけでもないとわかったので、こうして日記なぞしたためていますし、暁月のステージにも進もうと思えたわけですけども、実を言うと、公開される仕様次第ではこのエオルゼアから去るつもりですらいました。
ハウスやアイテムの処分を既に考えていたので、やらずに済んでよかったのかもしれません。
背負った命、繋いでいく約束、見届けなければならない結末、全てを放り出すにはこのエオルゼアでの冒険もずいぶん長くなりましたし、ためらう気持ちもありました。
しかし、その冒険の全てを共に歩んできた仲間がいなくなってしまうのならば、それはもう自分と、自分にエオルゼアの物語を見せてくれる「Glazwyda Marmuwilwyn」の冒険として価値がないとすら思えたのです。
彼らがいなくて、行けるか? と自分に問うた時、無理だ、となにより真っ先に返事がくるんですよね、どうしても。
暁月は、やはりあまり楽しみだと言うことはできないです。
タイタン、イフリート、ガルーダ、彼らが背中にいない冒険が、どんな気持ちがするものか、想像もつきません。
これから自分と、Glazwydaさんの道の足元を照らし、背中を守るのは、始まりのカーバンクルのみになります。
ある意味では、スタート地点に戻ったのかもしれないですね。
それでも戦いには力を貸してくれるようなので。
どうにか踏ん張って、進んでいこうと思います。
気休めですがレシピを調べて、トパーズ、エメラルド、ルビーのアクセサリーの素材をとってきて、ミラプリですが身につけていくことにしました。
(そういう気休めでもやってないと本当に踏ん切りがつかない)
連れて歩くことは出来ないけれど、共に戦うことは出来るみたいだから、まだなんとかやっていけます。
新しい召喚士はまたなんというか……誰かが言ってたけど、魔改造がヤバイので、慣れるのも大変そうですし、使いこなせるかもわからないレベルですが。
どうかこれからも、力を貸してくださいね、相棒。
ガルーダさんだけ生憎の雨。怒られそうだけどいつまた行けるかわからないのでそのまま撮影……さて、吐き出すだけ吐き出したので、今のうちにタイタンさんと出来るチャレンジはやっておきましょうかね。
70IDだと、バーンとギムリトが未クリアだったかな……バーンは最後のミストドラゴンが倒せなくて、作戦立て直しで終わってしまったので、やってみましょうか。
暁月までたくさん歩こう。
あと、先輩であり後輩でもあるカーバンクルへの、引き継ぎはきちんとよろしくね、みんな。
ガルーダさんとの撮影に行ったとき、場所が場所なのであれが見えました。
無粋ですよね。どこへ行こうとエオルゼアの景色を邪魔していて。
それじゃあ行きましょうか。タイタン、みんな。