-Rainmaker-
レインメーカーは青魔道士が初めて手にする青魔器です。青魔道士の始祖であるマーティン師が素材費を
ケチって節約して作ったとされる入門者用の杖です。
持ち手上部には大ぶりな青い宝玉で装飾が施されており、細部にもダイヤ型の模様を散りばめるなど、青魔道士の武器らしさをアピールしています。
レインメーカーの本来の意味は『雨乞い師』を意味するそうですが、雨を金に見立て『雨のように金を降らせる力を持つ者』という意味の俗語にもなるようです。前者である場合、最初に覚える青魔法が水鉄砲という事を考えれば、無理矢理ですがこじつける事はできるかも知れません。後者でも、マーティン師はとにかく金にがめついという印象があるので割としっくりきます。
金を雨のように降らせたい…マーティン師の切なる願いが込められた杖なのかも知れません。
余談ですが、FF14には他にも『レインメーカー』という名称の付くアイテムがあります。正しくは『レインメイカー』と微妙に違うのですが、というものがあります。青魔道士の初期装備であるトゥルーブルー装備の頭装備と形状が一緒です。トゥルーブルー装備は頭以外ゴーストシーフの色違いなのですが、帽子は武器との名前繋がりでこちらになったのかも知れませんね。
-The Spirit of the Whalaqee-
ワラキスピリッツはマーティン師がヘマをしたため、代役として冒険者が二代目マスク・ザ・ブルーを襲名する際に与えられる青魔器です。マーティン師が初期から今日に至るまで一貫して使い続ける、言わばマーティン・シグニチャーモデルといっても過言ではないでしょう。彼に憧れ、この杖をミラプリしている人も少なくはない…なんて事はない。
特徴はなんと言っても杖の上部に象られた狼(犬?)の装飾。ワラキ族はあらゆる自然を崇拝するという価値観を持ちますが、ワラキスピリッツという名称から推測するに、ワラキ族にとってこの動物は特に大切にされているのではないでしょうか。後述するプレダトリスでも少し触れますが、劇中シーダは『縄張りをめぐって争うのは自然の摂理』とも発言しています。ワラキ族の魂とは、この強く気高き獣のようにあれ!というものなのかも知れません。
黒を基調にし、青い宝玉も忘れる事なく散りばめられた、高級感溢れる素敵なステッキです。
-Azulmagia-
アポカリョープスはマスクカーニバル.25 「悪の青魔道士アポカリョープス」をクリアすると貰える青魔器です。
そもそもアポカリョープスの元ネタはFF5で、次元城で戦う事になる青魔法使いです。見て分かる通り、アポカリョープスが使っている杖がまんま貰えます。アポカリョープスのアポカリョープス。
で、少し気になるのが英語表記です。アポカリョープスは英語で書けば多分apocalypseです。ですが、FF14でのアポカリョープスはAzulmagiaとなっています。
これはFF14に限った事ではなく、元ネタのFF5の時点で既にAzulmagiaでした。そもそもアポカリプスとは『黙示』を意味します。かなり宗教色の強い言葉であった事から英語圏での表記を変える必要があったらしく、スペイン語で『青い魔法使い』を意味するアスルマギアを使用した、との経緯があったそうです。
ちなみにわたくしElche Aigamluzaの姓であるAigamluzaはAzulmagiaをひっくり返して作った造語です。なのでアポカリョープスは割とお気に入りの武器だったりします。
-Incendiario-
インセンディアリオはレベルキャップが60に開放された際に追加された青魔器です。今まではただの棒だった青魔器ですが、ようやくマテリアをはめられるようになり、マテリア棒へと進化を遂げた記念すべきモデルです。特徴は言うまでもなく、主張の強い青いボムを象った装飾です。青魔道士=自爆=ボムという、算数の苦手なわたくしにも優しい分かりやすいモチーフです。当初は『なんで普通のボムじゃないんだろう』と思いましたが、青魔道士ですからね!だから青いんです!なんと単純明快!
インパクトのある上部に目が奪われがちですが、下部も可愛らしいデザインが施されています。どこで見かけたか忘れましたが、香水の瓶に似たようなやつがある!という文章を目にしました。当時探して見た気がしますが、あー、確かに似てるわ!と思ったのを覚えています。が、どこのなんだったかまでは忘れました!(ポンコツ)
青魔法を修行するとこんな事もできます
-Predatrice-
プレダトリスはレベルキャップが70に開放された際、新たなAFと共に追加された青魔器です。抜刀すると一定周期で杖の周りをダイヤの形をした氷のようなものが回っては消え、回っては消えを繰り返します。
納刀状態でもカチコチに冷えているので見にくいのですが、グループポーズを使い明るさの調節をすると見やすくなります。ワラキスピリッツと形状は同様みたいですね。せっかくなら違う形の杖が欲しかったですが、AFも追加された事ですし、贅沢は言えません。
プレダトリスとはイタリア語?フランス語?で『捕食者』を意味するそうです。要はプレデターと同じ語源なのでしょう。ワラキスピリッツのところでも触れましたが、弱肉強食の自然を生きるためには獰猛な捕食者である事が重要なのではないでしょうか。むやみやたらに殺生するのは良くありませんが、時には牙を剥き戦う事も必要、という事を言いたいのかなと感じました。
一応調べてみたところ、FF11にも登場していたようです。その時は片手剣だったみたいですね。青魔道士も使えたみたいです。特に氷属性というものではなかったようですね。
-Friar Rush-
フライアラッシュはアチーブメント『ピュアブルー』を取得すると交換できるようになる青魔器です。こちらもインセンディアリオの色違いでエフェクト付きとなっています。ボムらしく燃え盛っています。
フライアラッシュはFF11にボム族のNMとして登場していたようです。レベルキャップ70の新AFのミラージュ装備もFF11で青魔道士の専用装備としてあったらしいので、レベルキャップ70に開放され追加されたものはFF11由来のものが多いようです。
フライアラッシュはドイツの民話では所謂火の玉の妖怪みたいなものらしく、修道士に化けて悪さをしたとかなんとか。なので修道士(Friar)のイグサ(Rush)なんだそうです。イグサは燈芯草という別名があり、油で明かりを灯していた頃芯に使われていたらしいので火の玉の妖怪と関連付けたんじゃないか、という説があるようです。
わたくしくらいになればこんな事もできますただの棒、もしくはマテリア棒ですが、お気に入りの一品はあるでしょうか?
今後は形が違うものだったり染色出来たりするものが追加されれば嬉しいですね。
また新しい青魔器が追加されたら書き加えていこうと思います。