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Fenrir [Gaia]

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クァールレギナVS無職

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5/22 朝6時。「うぅ~~んもう食べられないよぉ~~」などと幸せそうな寝言を言いながらグーグー寝ていたところを、教授に叩き起こされてそれは始まった。

「クァールレギナ第一段階が沸いてるので手伝ってもらえませんか」

教授は現実でエタバンしている相手である。なのでこのようにいともたやすく早朝に私を叩き起こしてくる。とはいえレギナは自発的に沸かすタイプのFATEではないので、発見時には終わりかけてることも多い。平日の早朝なんぞ人もいないしそのまま時間切れで失敗してもしょうがないだろう。
私はそう思い「どうせもうのこり数分でしょう……」とむにゃむにゃ言いながら枕にしがみついた。が、彼は畳みかけてきた。

「チタン鋼掘ってたらちょうど天気が鹿になって、まだ時間はたっぷりあるんだけど如何せん自分含めて2人しかいないんだよ 助けて」

グアーーーーーーーーーーー!!!時間があるんかーーー!!!!!

そう言われては仕方がない。私はよたよたと起き上がり、エオルゼアにログインした。そのままリムサで宣伝をし、テイルフェザーへ移動。早起きのヒカセンの皆さんに協力いただき、第一段階は無事終了した。

そう、終わったのは「第一段階」である。

クァールレギナは第三段階まである連続レアFATEだ。ほかの連続FATEのように10数分でポンポン発生すれば良いのだが、レギナは異様な長さの待ち時間を要する。次の段階が沸くまでに最短で3時間、最長9時間らしい。先人がロドスト日記に記録してくれている。(大変ありがたい)そんだけ待たせるくせに、アチーブの「レギナスレイヤー」を獲得できるのは第三段階幻影の女王「クァールレギナ」を倒したときだけなのだ。なんっ……ほんっ……。

過去2度幻影の女王「クァールレギナ」の監視を経験したことがあるが、その時もやはり 2段階目3時間待ち→3段階目4時間待ち 2段階目4時間待ち→3段階目5時間待ち という待ち時間を要した。ぶっちゃけそんなに待ってられねえ!と思うが、クァールレギナはまったくもって法則性が無く(しいて言えば終了後3時間~で沸くくらい)、いつ沸くかわからない。なので、監視し続ける必要がある。
1段階目が無事討伐成功した以上、3段階目まで見届けねばならない。
謎の使命感の元、3度目のレギナ沸き監視に打って出ることに決めた。実は今、理由あって無職!である。ワケもなにも普通に会社を辞めただけなんだけど、コロナの影響で応募してたとこが軒並みストップしたりして究極のステイホーマーになっている。任せろよ……時間はたっぷりある。

1段階目が終わったのが約7時。その4時間後の11時過ぎに第二段階「逆襲の女王「クァールレギナ」」が沸いた。順調である。リムサとイシュガルドで宣伝し、ご協力いただいて無事討伐成功。11時半。最速であれば3時間後の14時半には沸くはずだ。
一旦メインクエストルーレットを消化。テイルフェザーで放置しながら昼食をとる。ぼーっとそのままツイッターやら読書やらで時間をつぶし、14時半を回った。ここから先はいつ沸いてもおかしくない。みんな!!!待ってろよ!!!!必ず見つけてやるからな!!!!!


張り込みの図

15時半 沸かない
16時半 沸かない
17時半 沸かない……

ちょっと「嘘だろ?」と思い始める。ガイウスボンバーチャレンジしてる間に沸いたのか!?学会(?????)では討伐完了後3時間~って!!それよりも早く!?にわかに動揺し始める。

沸かないまま18時を回った。教授の仕事が終わり、監視を交代してもらって晩御飯を買いに外に出た。こうずっと家にいると自分の作る味に飽きてしまうので隙あらばテイクアウトしようとしてしまう。特段ステイホームに不満はない(というかいつも通りである)が、これだけは若干つらい。
晩御飯を買いに出かけている間、湧いてしまっても仕方がないかなと割り切ってしまっていた。もう疲れたよパトラッシュ。考えてみれば第一段階から10時間ずっとテイルフェザーにいるのだ。何もせずに……。いつ沸くかわからない鹿のことをずっと気にかけながら……。週刊誌の記者か……?

夕食を手に家に帰ってきた。待っていたのは監視をしてくれていた教授から「沸いてません」の返答である。その時すでに18時半。第一段階から11時間である。花金の夜に祭りを開催しようって腹積もりなのか!?それともマジでもう沸き終わったのか!?いやずっとテイルフェザーにいたが!?
とりあえず食事をとり、引き続き待ち続ける。闘争本能に火が付きノーマルレイドルレを回したら「その間に沸いたらどうするんだ!」と教授にたしなめられたが「いいじゃねえか!!!!!!!!ノーマルレイドくらい!!!!!!!」と半狂乱で答えてしまった。ノーマル共鳴2層は適度な殺意があって楽しいなあ!!!!わっはっは!!!!

そんなこんなでいい加減気が狂いはじめた19時過ぎ。もう嫌だよパトラッシュおうちに帰りたいよとおいおいテイルフェザーの屋根の上で泣いていたら、空が禍々しい赤色に変わり、天候アイコンが鹿に変わった。
ウォァーーーーーーーーーーーッ!!!!!!!!鹿!!!!!!鹿!!!!!!!!!!
リアルに叫んでしまう。いい加減大家さんからうるせえと怒られても仕方がない気もして恐縮するが、上の階の住人も毎晩ドンドン音を鳴らしまくっているからおあいこだ。このアパート、治安が終わっているのか?
そんなことはさておき三段階目、アチーブ対象のレギナが沸いた。いつもの感覚で残り時間20分スタートで始めようかと思ったが、やさしき人の「レアなのでぎりぎりまで待ってあげて」という一言により10分まで待つことに決める。先に殴りだされたら本気で発狂する可能性があったので、1分ごとに残り時間10:00で開始とシャウトを流した。死ぬほどうるせえなと自分でも思うが、こちらは12時間待っていたので堪忍してほしい。すみません……いつもうるさくして……。

気が狂っていて気づいていなかったが、マウントから降りたら結構な人数が集まっていた。花金の19時台。この時間に幻影の女王レギナが来るのは割と珍しいかもしれない(過去2回見たときはド深夜だった)。たっぷり皆さんをお待たせし、残り時間10分になり開始。あっという間に終わる。待つのは12時間だが終わるのは一瞬だ。レギナを待っていると人生を感じることができる。

そんなこんなで朝6時から19時。クァールレギナを大満喫した。クァールレギナというかテイルフェザーを大満喫した。ずっと屋根の上にいたのでそういうNPCだと思われていた可能性がある。
この日記で言いたいのは「クァールレギナの沸きタイミングが短縮されて、みんながサクサクレギナスレイヤーになれるようにしてほしい」という1文で終わる内容である。でも恐らくそういうテコ入れは無いと思うので、レギナスレイヤーを目指すみんな!!!!がんばってくれよな!!!!!!
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