信念のために業を背負い
己の内に闇を飼い慣らす者たち
人は彼らを「暗黒騎士」と呼ぶ。
◆はじめに暗黒騎士の立ち回りとかそういうのは全くないです。むしろ教えて欲しい。
暗黒騎士ジョブクエに感情になったオタクが感想言うだけの日記です。まだ暗黒騎士やってない人は回れ右のブラウザバック。~50、~60、~70、80とそれぞれ小分けにしてるので、終わってるとこまでは見てもネタバレにならない形式です。
それではでは。
◆新生編(~Lv50)Episode of "Fray"Click to showClick to hide
◆蒼天編(~Lv60)Episode of "Sidurgu&Rielle"Click to showClick to hide
◆紅蓮編(~Lv70)Episode of "Myste"Click to showClick to hide
◆漆黒編(Lv80)Episode of "Worrier of Light"Click to showClick to hide
いやー書いた書いた。強くてニューゲームで改めてやりながら新鮮な気持ちで感想考えてーってやってたら12時間近く作業してましたね。
完全余談なんですが小説書いてるアオイさん的には楽しいひとときでした。
私がFF14本格的にやり始めたときはジョブクエストは既にLv80まである状態なので、次の大型パッチ分のクエストが追加されるという状態が未体験なのですが……え、6.0が来たらまた続き来るの?
まあいずれにしても、光の戦士の暗黒騎士の物語は一旦ここで幕を下ろすでしょう。
しかし彼らはこれからも歩み続けます。
Lv80クエストの詳細からの抜粋で、この日記の締めとしたいと思います。
暗黒騎士は、また世界を往くだろう。
愛した誰かの想いを護るため、
心に連れてきたものを力にして。
死より冥き闇に
暗黒は揺らめく
悲鳴に導かれ
英雄は往けど
世界は仇なす
──だから僕は
クエスト名がもう秀逸なんですよね。
FF14における主人公。英雄、光の戦士と称される冒険者。
彼、あるいは彼女の活躍は他のナンバリングタイトルの主人公同様、まさに言葉通りのものです。
しかし歴代のFFや他作品の主人公と決定的に違うこと、それがプレイヤー=主人公という点です。
主人公を操作するのでは無く、主人公となる物語。MMORPGであればよくある手法です。
そしてFF14が他のMMORPGと一線を画す点、それはストーリーの出来の良さ。これは疑うようもありませんが、それ故にある問題が生じます。
主人公=プレイヤーであるが故に、心情の葛藤などが描きづらいという点です。
漆黒の終盤では主人公についての掘り下げもありましたが、後のPLLでもこれ以上の掘り下げは難しいといった類の発言がされていたと思います。(記憶違いだったら申し訳)
作品には必ず1人主人公がいて、独立した存在であり、感情があります。その感情の葛藤が主人公自身に深みを持たせ、物語自体にも深みを持たせます。
しかしFF14の主人公は1人であり、同時に無数に存在します。そんな彼らの心情を描くことは不可能でしょう。
だからこそ。
数々の難関、難敵に立ち向かう光の戦士は恐れを知らず、勇敢に立ち向かう主人公と思われるでしょう。
思うしか無いでしょう。
この新生編はその固定概念を打ち砕く物語でした。
何者にも恐れず、立ち向かう英雄。
そんなものはどこにも存在しなかったのです。
怯え、恐怖し、憎む。そんなありふれた感情を持つただの人間でした。
ただその感情を抑え込むのが、気づかないふりをするのが人より得意だっただけの、ただの人間でした。
言われればそんな当たり前の事を、このクエストを通して初めて知ったんですよね。
自分の負の側面と向き合うことは辛く、厳しいものです。
光の戦士でさえ立ち向かえないほどに。
しかし誰しもいつしか向き合わなければならないときが来るでしょう。
フレイという形を得て現れた自分の負の側面。抑圧し、目を背け続けた自分自身。
彼と向き合い、立ち向かい、乗り越えた先で、自分の影と共に歩む決断をしたことは、これから先を歩み続ける光の戦士にとって何にも代え難い力となるでしょう。