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Big Fish

Aoi Ninomae

Ridill [Gaia]

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アオイさんと暗黒騎士

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 信念のために業を背負い
己の内に闇を飼い慣らす者たち
人は彼らを「暗黒騎士」と呼ぶ。







はじめに
暗黒騎士の立ち回りとかそういうのは全くないです。むしろ教えて欲しい。
暗黒騎士ジョブクエに感情になったオタクが感想言うだけの日記です。まだ暗黒騎士やってない人は回れ右のブラウザバック。~50、~60、~70、80とそれぞれ小分けにしてるので、終わってるとこまでは見てもネタバレにならない形式です。

それではでは。




◆新生編(~Lv50)Episode of "Fray"
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 死より冥き闇に
 暗黒は揺らめく
 悲鳴に導かれ
 英雄は往けど
 世界は仇なす
──だから僕は


クエスト名がもう秀逸なんですよね。


FF14における主人公。英雄、光の戦士と称される冒険者。
彼、あるいは彼女の活躍は他のナンバリングタイトルの主人公同様、まさに言葉通りのものです。

しかし歴代のFFや他作品の主人公と決定的に違うこと、それがプレイヤー=主人公という点です。

主人公を操作するのでは無く、主人公となる物語。MMORPGであればよくある手法です。
そしてFF14が他のMMORPGと一線を画す点、それはストーリーの出来の良さ。これは疑うようもありませんが、それ故にある問題が生じます。

主人公=プレイヤーであるが故に、心情の葛藤などが描きづらいという点です。

漆黒の終盤では主人公についての掘り下げもありましたが、後のPLLでもこれ以上の掘り下げは難しいといった類の発言がされていたと思います。(記憶違いだったら申し訳)

作品には必ず1人主人公がいて、独立した存在であり、感情があります。その感情の葛藤が主人公自身に深みを持たせ、物語自体にも深みを持たせます。
しかしFF14の主人公は1人であり、同時に無数に存在します。そんな彼らの心情を描くことは不可能でしょう。

だからこそ。
数々の難関、難敵に立ち向かう光の戦士は恐れを知らず、勇敢に立ち向かう主人公と思われるでしょう。
思うしか無いでしょう。


この新生編はその固定概念を打ち砕く物語でした。


何者にも恐れず、立ち向かう英雄。
そんなものはどこにも存在しなかったのです。

怯え、恐怖し、憎む。そんなありふれた感情を持つただの人間でした。
ただその感情を抑え込むのが、気づかないふりをするのが人より得意だっただけの、ただの人間でした。

言われればそんな当たり前の事を、このクエストを通して初めて知ったんですよね。

自分の負の側面と向き合うことは辛く、厳しいものです。
光の戦士でさえ立ち向かえないほどに。
しかし誰しもいつしか向き合わなければならないときが来るでしょう。

フレイという形を得て現れた自分の負の側面。抑圧し、目を背け続けた自分自身。

彼と向き合い、立ち向かい、乗り越えた先で、自分の影と共に歩む決断をしたことは、これから先を歩み続ける光の戦士にとって何にも代え難い力となるでしょう。







◆蒼天編(~Lv60)Episode of "Sidurgu&Rielle"
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キミが探す その心
 ♪モグらはそれを「愛」と呼ぶくぽ!




世界はそれを愛と呼ぶんだぜ

フレイと同門であるという暗黒騎士シドゥルグと、彼が守る少女リエル。

蒼天編の中盤までは神殿騎士に狙われるリエル、その原因を探り守る為の物語になります。
そして明かされるのは彼女の出自。異教徒となり竜の血を啜った父と、その事実を隠蔽するために亡き者にしようとする、イシュガルド正教の名門貴族当主の母。

この関係性から想像できるとおり、展開としては結構重めなストーリーだと感じました。


そしてぶち込まれる冒頭のモグモグワールド。



戸惑うわ。


何故そこで愛ッ!?
なんて雰囲気に飲まれて思ってしまいましたが、しかしよくよく考えてみれば、蒼天編というストーリーは愛に集約するといっても過言では無いんですよね。

暗黒騎士は守ると決めた唯一人の為に、全てと戦う者です。
それは世界と戦う事と同義の覚悟。しかし守られる者はそんな騎士を見てどう思うでしょうか。

自分がいるから傷ついてしまう。ならばいっそ自分はいない方が良いのではないか。

だからこそ彼らには互いの信頼関係が、愛が必要なのです。

 ♪くぽぽくぽ 負けないための心は なあに♪
 ♪とっても大事に思うもの なくしちゃうのは怖いくぽ♪
 ♪なくしちゃうのが怖いから 必ず護ると奮い立つくぽ♪
 ♪その心はメラメラ燃えて♪
 ♪いざというとき つらいとき キミに力を与えてくれる♪
 ♪……さあ 答えはもうわかるくぽ?
 ♪キミが探す その心♪
 ♪モグらはそれを 「愛」と呼ぶくぽ!♪


ここでの愛はいわゆる愛情という意味ではないでしょう。
守りたい者、成し遂げたい目標。それらの為に力を与えてくれるもの。
負の感情を燃やし力とする暗黒騎士の極意。それこそが愛なのです。





◆紅蓮編(~Lv70)Episode of "Myste"
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ぼくは、孤高の救済者より生まれしもの。
かなしみを拒み、別れを退けるもの。

……どうか、あなたにも、そうありますよう。




暗黒騎士Lv70ジョブクエ。それは実質「蒼天のイシュガルド」完結編である。

なんてことを各地で目にして耳に聞いていたんですよ。
確かに~Lv68まででも色々と考える事が出来る良ストーリーでしたが、それほどか……?と思ってたんですよ。

それでLv70クエスト。
そんな疑念を吹き飛ばすほどの最高の展開。
そして最後のシーン。まさにそれは、文字通り「蒼天のイシュガルド」完結という言葉に偽り無しと感じました。


エーテルを消費し会いたい人を具現化させ人を救いたいと願うミスト。
人を救いたいと願う気持ちは素晴らしい物です。

しかし彼は生まれたばかりであり、救いたいという気持ち以外は持ち合わせない、この上なく純粋な存在であり、故に危うくもありました。

そこ結果が、最後の戦いでしょう。


 なにもなくさない世界だと?人のすべてに、優しい幻でもあてがってやる気か?
 ・・・そんなものが、暗黒騎士の願いであるわけがないッ!世界はいつまでも理不尽で、狂気も悪も果てはせんだろう・・・俺たちは確かにそれを嘆き、確かにそれを憎んでいる。
 だが、お前の破綻した理想にすがるほど、諦めてはいないッ!
 だからみんな、大剣を取ってきた・・・!


 戦いに身を投じれば、仲間は、死んでいく……。
 痛みをこらえて護りぬいても、はてなき旅をゆくあなたから、いつかはみんな、はなれていく……。
 愛があなたたちの力なのに……戦うほど、すすむほど、それはすり抜けていくの。
 なんて……さみしくて、かわいそう……。
 あなたこそ、本当は…………
 本当は、とっくに。
 よるべのない、ひとりぼっちだ……。


 ……確かに、前に進もうとする人は孤独です。
 その足を動かせるのは、いつだって自分だけだ。
 けれど……
 傍らを通りすぎる人の言葉が、顔を上げさせると。
 誰かが差し伸べた手が、崩れたかけた体を支えると……。
 そんなありふれた奇跡に押されて進むのだと、
 彼はもう、自身に示したんですよ。


 つらい別れを、私はきっと何度でも思い出すよ。
 だけど、別れのたびに傷ついても、
 人はまた、誰かのことを好きになれる。
 その人たちと手をとって、立ちあがって、歩いていくの。
 いなくなった人との記憶、受けとった想いを、
 私の先にある未来へ届けるために……!



本当にここは、どれも胸に残る台詞でした。

英雄はこれまでも、そしてこれからも前へ進み続けます。
隣には誰かがいるかも知れません。前では誰かが手を引いてくれるかも知れません。

そして進めば進むほどに、別れた人は後ろに増え続けます。

しかし、だからこそ歩み続けるのです。助けられなかった、共に歩めなかった彼らの思いを未来へ届けるために。



紅蓮編の物語はフォルタン伯爵邸前から始まりました。
顔を出さないのかというシドゥルグの問いに、
・少し昔を思い出していただけ
・彼らにはもう助けはいらない
と返します。

フォルタン伯爵邸は用があれば行く場所であり、何もなければ自身から行く場所では無くなっていました。

しかし最後。再びエドモン・ド・フォルタンと出逢います。

 今は遠くを旅する貴殿が、ただ顔を見せてくれるだけで幸いだ。
 貴殿は、今でも変わりなく、大切な客人……かけがえのない友なのだから。
 ……よもや、冒険の舞台を移した程度で、
 心まで疎遠になったと、お思いではあるまいな?
 ……などと言ったものの、なに、
 回顧録を整理していたので、私も昔語りをしたい気分なのだ。
 我が息子のこと……貴殿とともに旅していた彼らのこと……
 言葉にのせれば、また鮮烈に蘇るものもある。



苛烈な戦いに挑む光の戦士であり、皆に望まれる英雄であり──誰かにとっての、ただの友人でもあるのです。

ローディーが再び立ち上がろうとしていたことを知れました。
シドゥルグ達の師匠と立ち会い、想いを知り、受け継ぐことが出来ました。
かつて救い、そして鉄仮面卿の配下だった者たちの最期に立ち会う事が出来ました。
……彼の瞳に、彼女の髪に似たミストの想いを受け取りました。

万感の思いで紅蓮編は幕を閉じました。






◆漆黒編(Lv80)Episode of "Worrier of Light"
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こうして結末に咲く花を、少しでも美しいと思うなら。
生き抜いてください、明日も……そのまた明日だって。
どんなに美しい結末だって、
君に命がなければ、目にすることはできないんだ。



始まりは差出人不明の、一通の手紙。
その謎の人物を探すために、文字通りエオルゼア中を移動します。

けれど単なるお使いじゃ無くて、これまでの軌跡を辿るようでとても楽しく飛び回りました。

そして最後に行き着いたのはラノシアのとある農園。差出人はそこで働く──かつて助けを求めてきた調子に乗った商人でした。

正直あの時は商人の態度に「なんだァ? てめェ……」となって海に突き落としてやろうかと思ってましたが、今となってはそうしなくてよかったと思い返しました。

その後失敗を重ね、全て失った商人。しかし、片隅に残っていた、かつて英雄に取り戻してもらった商材の花の球根。
誰にも見捨てられ、何も残っていないと思ったけれど、決してそうでは無かった。手を差し伸べてくれた人はいたし、それはとても有り難いことだった。

そう思い直せたのなら彼はもう大丈夫でしょう。


そして彼から芽吹いた花を受け取り、再びあの約束の場所へ向かいます。


Lv80クエスト「歩み続ける孤高の騎士へ」
私はこれで、フレイと英雄がようやく和解したと思いました。

想いを訴え、衝突し、共に歩んだ新生編
想いを胸に、歩み続けた蒼天編
想いが並び、共に挑んだ紅蓮編

そして漆黒。第一世界の戦いを共にくぐり抜けた末。

 あの戦いに関しては、君が誰かに力を貸してきたことが、
 繋がり、巡って、君を死の運命から救ったことになります。
 それならば……ええ、確かに……こうも言えるはずだ。
 君は、世界を護って、君を護った。
 痛みや苦しみ、出会うが故の別れを連れて、
 進み続けたその先で。
 それこそが、あの日の僕に差し伸べる……
 慰めであり、答えであり、希望になるだろう。
 まったく……君って人は!


新生編、最後の戦い。彼は言いました。
 
 さあ……思い知って、選ぶんだ。
 僕を殺して世界を護るか、世界を護って僕(キミ)を殺すか!


そして彼らは共に歩み、そして第一世界で、世界を護り、自分を護ったのです。

それはあの時のフレイを否定する結果であり、同時に救う答えでもありました。


英雄という存在の光と影。背中合わせの彼らが、ようやく手を取り向き合うことができた。
暗黒騎士という物語の終わりに相応しい結末でした。










シドゥルグとリエルかわいかったね。最高。






いやー書いた書いた。強くてニューゲームで改めてやりながら新鮮な気持ちで感想考えてーってやってたら12時間近く作業してましたね。
完全余談なんですが小説書いてるアオイさん的には楽しいひとときでした。

私がFF14本格的にやり始めたときはジョブクエストは既にLv80まである状態なので、次の大型パッチ分のクエストが追加されるという状態が未体験なのですが……え、6.0が来たらまた続き来るの?

まあいずれにしても、光の戦士の暗黒騎士の物語は一旦ここで幕を下ろすでしょう。

しかし彼らはこれからも歩み続けます。
Lv80クエストの詳細からの抜粋で、この日記の締めとしたいと思います。





暗黒騎士は、また世界を往くだろう。
愛した誰かの想いを護るため、
心に連れてきたものを力にして。
Comments (3)

Aoi Ninomae

Ridill [Gaia]

全人類暗黒騎士やろう

Rune Gonda

Ridill [Gaia]

暗黒のジョブクエは全ジョブで一番エモいよね!
ジャンポするとジョブクエすっ飛ばしちゃうから暗黒だけはジャンポしちゃダメだ!って言われてたもん(今は強くてニューゲームがあるから…

暗黒もいいけど学者とかも好きですジョブクエ。ジョブクエ目当てでレベル上げ頑張るのもアリよね。

Aoi Ninomae

Ridill [Gaia]

あまりにも、あまりにもエモ。
ちょいちょいメインストーリーのテンションでプレイしてましたもん。

学者……ヒーラー……やる時が来たようだ……
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