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Rio Bauerndorf

Kujata (Elemental)

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昔話:マスターを引き継ぐという事

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時には昔の話をしようか。そう思って筆を取っています。昔やっていたリネージュ2というゲームで僕は、前盟主からクラン(他のゲームで言うところのギルド・FF14で言うとLSよりはFCに近い)を引き継いで約1年間運営した経験があります。自分自身がFF14でマスターを引き継ぐという話ではありませんが、最近、その思い出を想起させられるる出来事があったため、書き残してみようと思った次第です。

タイミング的に、所属するLSのマスターが継承される出来事が起きたことがきっかけになっていることは確かです。もちろん、僕の経験が今回の特定のケースにピッタリと当てはまるわけではないと思っています。登場人物がまったく違うし、経緯も違う、ゲームのシステムも違うわけなので。それでも、この話をここでするのには2つ理由があります。一つは、もし今後、今回引き継がれたLSについて意見を求められたとき、僕はどういった経験とか考え方に基づいて発言しているのか、それを分かってもらう為です。2つ目は、それ以外でこの日記を目にする人、そういった人はきっと日記のタイトルから来ているでしょうから、似たような局面に臨んでいるのかもしれません。そんな人に対しても、こんな話があったんだなぁ、こんな考え方があるんだなぁ、とただ頭の片隅にでも置いてもらえればと。

もう一点。これから僕が書く内容はどちらかというと残されたメンバー側(特に新マスター)に向けたものです。僕的には前向きな内容のつもりです。しかし、今回の当事者、特に前マスターへの思い入れが強い人が読んだら、継承が起きたばかりの感傷的なこのタイミングでする話じゃない、という気持ちになる方もいらっしゃるかもしれません。もし気分を害される方がいらっしゃっるのなら、それについては申し訳ございません。僕は本質的に現実主義者、冷たい人間であり、誹りは受ける覚悟です。ですので、思い当たる人はこの段階でブラウザバックしていただいた方が良いかもしれません。あと、超長文なので、苦手な人はブラウザb(ry

この日記を書くにあたって、僕は昔書いていたブログを掘り起こして該当の個所を読み返しました。本当に10年近く見ていませんでしたが、なんと奇跡的にまだ残っていました。(懐かしさが溢れる……)

前置きが長くなったところで始めよう。(物語モード、急に口調を変えていく。)

僕はリネージュ2を2004年、オープンベータの頃に始めた。そのきっかけは、リネ1で一緒に遊んでいたクランのメンバーでリネ2のクローズドベータから始めたメンバーがおり、ブログなどで楽しそうな姿を見て一人また二人とリネ2に引っ越していったのだった。そういったメンバーの中でリネ1でも盟主をしていたAが自然とリネ2でも盟主を務めることになった。性格は偉ぶらず、とっても明るく、ゲームを凄く楽しそうにする奴だったので、クランの雰囲気も常に笑いの絶えない明るい感じだった。僕含めリネ1時代からの知り合いが中核となっていたこともあり、絆も強かった。オフ会なんてものも数回したくらい、ね。クランはその後リネ1からの移住者の受け皿としても機能し、規模もそこそこ大きくなっていったのだった。

しかし、当時のMMOの世の常というか、よくて準俳人どまりのレベルが多かったメンバーはリネ2の俳人プレイを煽るゲームシステムに辟易しはじめ、2004年の終わりから2005年にかけ徐々に離れていくメンバーも出始めてきた。そして中核メンバーが一人また一人とイン率が減っていく中、まだまだゲームを続けたかった僕は新メンバーの勧誘を頑張っていたことが当時の日記から読み取れる。Aはどちらかというとリネ1時代からの仲の良い面子と遊ぶことを大切にしていたから、メンバーのイン率が減っていくごとにゲームのモチベが落ちて行ったんだと思う。そしてついに2005年半ばごろからA自身のイン率も減っていき、ついに2005年の8月に休止が発表されたのだった。

僕は、盟主代行としてAのクランを引き継ぐことになったのだが、結論から言えば、Aのクランを維持するという意味では長くはもたなかった。結局、クランを割って、僕が盟主の新しいクランを立てて移籍することになったのだ。当時の日記はこれ。この日記とそのコメント欄を読み返していて当時の事を思い出すと、この日記に書いていないことまで思い出された。表向きは、Aのクランの枠が足りなくなったから、という事にしていたが、根本原因は他のところにあった。結局のところ、Aと僕は全く性格も違い、僕が盟主という事をAと仲の良かった旧来のメンバーは受け入れてくれたけれど、やはりAが居た時の方が良かった、という雰囲気がはっきりとは言わないまでも出ていたのだと思う。一方で、A在任の頃から僕が集めた新メンバーは、自意識過剰かもしれないが、僕が引っ張ってきたメンバーであって、多少なりとも僕の方に魅力を感じて加入してくれたメンバーもいたのだと思う。少なくとも、新メンバーにとってのAは、余り絡んだことのない、もしくは全く会ったことないが旧メンバーの会話には登場する伝説の人、というような形になっていた。

喧嘩別れとまではいかないものの、盟主代行になってから、不協和音が出そうな雰囲気を僕は感じていたのだ。ちょっとしたことなのだが、例えば、旧メンバーがAの時はこうだったよね、こうしていたよね、といったようなことを懐かしげに提案する。もちろん、悪気は全くなく、クランの事を思っての言葉だ。ただ、新メンバーの側は同じ思い出を共有しているわけではなく、リオさんも頑張って考えてるのに、なんでそんなこと言うんだろうね?気にすることないよ、というようなことを表立ってではないものの僕に直接言ってきたりもしていた。僕は正直苦しんだ。だって、僕自身が旧来のメンバーと同じく、Aが居た時のことを懐かしくも、輝かしくも思っていたのだから……。

しかし、盟主代行になって、どうしようもなく痛感したのは、当たり前だが僕はAではないという事。やはり人の持つ雰囲気、これは演じることには限界があり、盟主の空気はそのままクランの空気に影響を与えるものなのだ。僕の側についてくれるメンバーもいる以上、優劣をつける問題ではないものの、正直、カリスマ性という意味では僕は全くAには敵わない。もし、僕にどちらの側も引き寄せるようなカリスマがあれば、こんな問題は生じなかったことは明白だ。しかし現実問題、僕はAの代わりにはなれなかった。

僕が相談相手に選んだのは、結局旧メンバーではなく新メンバーの側だった。自分を支持してくれそうな人に逃げたんだろうって?その通り……。やめてもなお残るAの威光から逃げたかったんだろうって?返す言葉もない……。結局僕は新メンバーと一緒に新しいクランを立ち上げた。

その後、Aがリネ2に本格復帰することはなく、アクティブ率の高い僕と新メンバーたちが抜けてしまったAのクランは自然消滅に近い形になってしまった……。クランを託してくれたAと旧メンバーには本当に申し訳ないことをした。

それでも、僕がとった行動は僕という能力とカリスマ性の人間があの時取れた選択肢の中ではベストだったんだと思う。少なくとも僕と新メンバーは、その後前向きにリネ2を遊んでいくことができたことが当時の日記から読み取れる。

1年後の2006年9月、僕は子供の出産直前というタイミングでクランの解散とプレイヤーとしての休止をすることに決めた。メンバーの寄せてくれたコメントに今でも涙が出る……。祝福して送り出してくれた。今でもはっきりと覚えている。メンバーたちは自分たちから抜けたくないからリオさんから除名してくれと。休止に入る日、涙をぼろぼろ流しながら、ありがとう、元気で、と言いながら一人一人除名していったことを……。それでも僕はクランを引き継ぐという事はしたくなかったのだ。自分自身の経験から、後継するにしても新しい盟主の新しいクランにした方が良いと思った。

そしてそれは意外な副次効果も生んでいた。1年後の2007年、僕は一旦クランを清算したことで、心置きなく一時復帰する気になったのだ。もし、僕が誰かにクランを託すといった形を取っていたら、正直、クランが残っているかどうかわからないし、残っていたとしても1年後に戻ってこられて元盟主ですなんて言われてもその時のメンバーに合わす顔はないと思うし、復帰する気にはならなかったと思う。その時の日記を見返すと、旗はバラバラでクランという意味では結構他のクランに移動した人も居たようだ散り散りになっていた。でも、結構多くのみんなが元気にゲームは続けていたのだ。そんなみんなとフレンドとして再会して、しばらく遊んだ後、安心した僕は本格的に引退したのだった。

物語としては、ここまで!

もしここまで読んだ人がいたなら、お疲れさまでした。
僕は今回、敢えて、僕の物語から何が言いたいか、何か生かせるような教訓があるのか、ないのか、僕の行動の何が良かったのか、悪かったのか、言わないことにします。何かを感じ取った人がいれば、それはそれで嬉しいですし、そうでなかったとしても、ふーん、リオってこういう人なんだね、で良いと思ってます(笑)。

最後に大好きなこの歌から引用して終わりたいと思います!!

「時には昔の話を」より 作詞作曲:加藤登紀子

どこにいるのか今ではわからない
友達もいく人かいるけど
あの日のすべてが空しいものだと
それは誰にも言えない
今でも同じように見果てぬ夢を描いて
走りつづけているよね どこかで
Comments (4)

Ixgy Aheyn

Kujata (Elemental)

形を残すにしても崩すにしても何かしらの形で「区切り」はつけないといけないもので、そのどちらも経験したリオさんだからあえて今この話をしてくれたのだろうなと思ってます
色々気にかけてくれて本当に嬉しい

俺は去り行く人そのものになる事は出来ませんが、自分なりに噛み砕いた理想をもって同じ立場に就く事には挑戦したいなと思ってます
もちろんリオさんが経験したような溝が生まれる事もあるかもしれませんが、その時にはまた自分たちなりの納得出来る落とし所を見つけていきたい

生まれた溝を笑い皺に変えられるよう、その時はリオさんにも共にいていただけると嬉しいなと思います

Rio Bauerndorf

Kujata (Elemental)

イクスさん、コメントありがとう。長々とした文を読んでくれてお疲れ様でした(笑)
前向きな捉え方をしてくれたようで、もちろん僕はそうしてくれると信じてはいたけれど、改めて嬉しい気持ちになれました。
マスターは大変でしょうが、僕の物がそうだったように人生の糧にもなりえる経験だと思うから、楽しんでやってください!

Rit Ardando

Kujata (Elemental)

お伝えしたいこと、考えたこと色々ありますが、
その道がいかに孤独か、その勇気がいかに大きいものか、
分かるだけに何も言葉が見つかりません。

だから、ここはFFらしく以下の一言だけを送ります。

May crystal shine be with you.
クリスタルの輝きがあなたと共にありますように

Rio Bauerndorf

Kujata (Elemental)

Ritさんありがとうございます!
当時は人と人のうねりに飲み込まれ、流されてながら、迷いながら行動していた感覚の方が強かったと思います。それを勇気と呼んでもらえたのは素直に喜んでおきます(笑)。
あなたの元にもクリスタルが輝きますように。
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