Tatata
「うーむ、世の中では『さぶすくりぷしょん』とやらが人気なのか」 本を片手に商売のお勉強をするTatataさん。
今日は『サブスクリプション』に興味を持ったご様子。
サブスクリプションとは、『定額制』のビジネスモデルのことである。
商品ごとに金額を支払うのではなく、一定期間の利用権に金額を支払うサービスなのだ。
……まぁ、わかりやすく言えば、
「月額1000円で音楽聴き放題」とか「月額1000円で映画見放題」とか、そういうのである。
いま、世の中では、このサブスクリプションが大人気。
どこもかしこも、定額制のサービスが溢れかえっている。
噂では「月額3000円でコーヒー飲み放題」みたいなサービスまで誕生している模様。
…………それだけ儲かるってことやと思うよ。
Tatata
「ハッ！ これはTatataドラッグでも使えるんやないか……！？」 ーーTatataに電流走るーー
どうやら新しいお金儲けを思いついたようである。
エオルゼア初の……画期的サービス……っ！
「幻薬G4 アンリミテッド……っ！」 月額使用料を支払ってもらって、幻薬G4を供給するサービス！
お客さんは月額使用料を支払えば、好きなだけG4を使えるんや！
店側としても、安定して捌けることが確定してるから、素材の仕入れが思いっきりできる！
徐々に値下がっていく傾向のG4も、最初に金額を払ってもらえば値下がりの影響を受けへん！
なんという悪魔的発想……っ！
がはは 勝ったな！
Tatata
「…………ちょっとシミュレートしてみるか」 ーーーー。
客1
「うーっす、今週消化全然終わらないから追加で100個ー」客2
「特に規約に書いてないから、これ転売するわw 追加で300個w」客3
「割って遊びたいから2000個持っていきますね！」Tatata
「あかん 死ぬぅ！」 ……ちゃんと制限やルールを設けないと、これは即死するデェ。
客が満足感を得つつ、こちらがちゃんと儲けが出るようなルールを作らにゃ……
…………それが一番難しいんだよなぁ。
（当たり前だよなぁ？）
ーーーー。
閃いたは良かったものの、ルール作りの難しさに頓挫するTatataさん。
商売の道は、かくも厳しい。
明日の億万長者を夢見て、がんばれTatataさん！
