できない者でもできないなりに、多少は効率良く動けるように工夫をしたいと思ったのだ。
そこでUIとホットバーの設定を弄ったのは昨日の日記にも少し書いた。
修正後のUIに慣れるため、ひとしきり木人を叩く。
最初に設定したUIは目線の動きが大きくなりすぎたのか、あまりしっくり来ない。
少し調整してみたところ、非常にやりやすい設定になった。
自分は天才ではないかと2秒くらい思った。
少し冷静になってから、実戦投入を検討する。
すでに今週分の奇譚は取り終えていたので、すべてのルーレットがフリーな状態だった。
これを赤魔道士と機工士で突入し、使い心地を調べることにした。
80ルレを赤で申請。
シルクスツイニングに突入し、意気揚々と最初のグループに攻撃をしかけようとした。
…妙だな、エアロラが撃てない。
…面妖な、サンダラも撃てないではないか。
そこでハタと気づいて蒼白になる。
木人で単体スキル回しは試したが、範囲はやっていない。
ホットバーの変更時に、範囲魔法を設定した記憶がない…。
しかし、すでに狩りは始まっている。
仕方なく、ジョルラ→インパクトのコンボでしのぐことにした。
何とか1グループ目を処理し終えたとき、状況を説明して待ってもらおうかとも考えた。
しかし、厄介なことに赤魔道士のホットバーは /hotbar copy を組み込んである。
普段使用しない剣術士のホットバーからコピーしてくるので、編集にはジョブチェンジが必要だが、ダンジョン中では無理な相談だ。
適当なショートカットキーに設定するにしても、画面に表示させているアイコンはほぼすべてリキャスト&プロック確認用で、実際に使用するホットバーは非表示に設定してある。
最低でも、HUD編集画面を開いてうんぬん…という作業が必要だ。
そうまでして設定したところで、急場しのぎに設定したショートカットをうまく運用できるとも思えない。
何よりも、自分以外のメンバーは恐らく海外勢だ。
状況を説明する文章を、グーグル翻訳の助けなしに構築できるほど英語に堪能であれば苦労しない。
ど、どうすれば…ララァは導いてくれない。
次のグループに向かって走り始めたとき、諦めた。
申し訳ないが、今回はエアロラとサンダラはナシで行かせていただく…。
ジョルラ→インパクトという、普通は使わないコンボであるため、動きがぎこちないのが自分でわかる。
一転してボス戦になると急にイキイキと動き出す自分。
道中の雑魚はキャスターLBでごまかしつつ、何とか完走することができた。
…なぜかMIPを2つもらえた。
慣れない週末ゲーマーが必死で頑張っていたように見えたのだろうか。
パーティメンバーには申し訳なかった。
そんなわけで、一つ教訓になった。
UIやホットバーを弄ったら、単体スキル回しはもちろん、範囲スキル回しも確認すること。
普段は無意識に使っているため、意外なスキルやアビリティを設定し忘れているかもしれない。