※中の人よりアテンション※※本記事は日記形式ではなくモノローグ形式となります。RP設定(1・2・3・4)に沿った独自表現・解釈があります※※本記事はRPによる妄想要素が多分に含まれております※※本記事はSTQ2章・南方ボズヤ戦線のストーリーに関する重大な(核心レベルの)ネタバレを含みます。クエスト「聖剣セイブ・ザ・クイーン」未コンプリートの方の閲覧は自己責任でお願い致します※========
これは、あくまでも戦争だ。
ボズヤ・レジスタンスと帝国軍第Ⅳ軍団の戦争の、結果だ。解放戦争の初期でラールガーズリーチが襲撃されたように。
後期でスペキュラ・インペラトリスが砲撃され、敵味方関係なく犠牲が出たように。
戦争なんだから、何が起きてもおかしくはないんだ。―――――そう、
割り切る事が、今回は出来ていない。Click to showClick to hide
以前なら、「戦争の中での出来事だから」と割り切れたはずなのに。
今回は、どうしても、割り切れない。
俺、やっぱり、
解放戦争の頃よりも、弱くなっているな……。
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※以下、中の人より※STQ2章以降は元々ガンブレをLv80にしてからRWの件と並行して進める予定でしたが、
再生零式4層挑戦などで時間を割き、そのための時間的余裕が全く無くなってしまった為、
ガンブレのLv上げも兼ねて進める方針に転換しました。
次は3章・グンヒルNの攻略が控えています。
グンヒルNの初見は、騎士部隊(T18竜6)の募集を募って攻略予定です。ロドストでイベントとして立てる予定です。エレDCの騎士の皆さんの参加をお待ちしております!
ミーシィヤ殿…ミーシィヤが帝国の密偵だった件。
―――俺は、可能性がある程度には、うっすらとは気が付いていた。
「その瞬間」に指摘されたように、俺は、以前から違和感は持っていた。
「覗覚石」と「記憶探索」で、ボズヤという戦場で傷ついた者たちの心的外傷を癒したいという理想。
ボズヤ・レジスタンスの在野に超える力の持ち主がいない以上外野頼みとなるその理想に、
俺は、協力こそすれど完全に賛同する事は出来なかった。
「覗覚石」のチャージに必要な、エーテルスポットの探索。
その途上での、突然の分析装置の故障。
偶然と言い切るには、あまりにもタイミングが絶妙だった。
分析装置の修理に必要な部品の交換の為ドマに赴く必要がある件で、ミーシィヤが名乗りを上げたのも。
俺個人としては、納得がいっていなかった。
(バイシャーエン殿が了承した手前、それは表には出さなかったけれども)
この戦争、ボズヤ・レジスタンス側の戦力は、決して余裕があるなんて言えない状況だ。
そんな中で、前線を鼓舞できる指揮官クラスであろう人間が、「あの程度の理由で」ボズヤならびにガンゴッシュから離れるのが適切であるものか。
流浪者としての勘が。暗黒騎士としての勘が。
その可能性がある事を、告げていた。
可能性が浮かんだ時点で。
たとえ法的に裁かれる事になろうとも、暗黒騎士としてミーシィヤを斬った方が良かったのかもしれない。
でも、できなかった。
バイシャーエン殿に相談する事すら、できなかった。
暗黒騎士として斬るに値するだけの確証が得られなかったのも、間違いではない。
けれど。
「そうではない、密偵ではない」と。
あるいは、「たとえ密偵だったとしても、ボズヤ・レジスタンスを最後まで信じてくれる」と。
俺は信じたかったから。
そう、信じて、信じようとして―――――
――――このザマだ。
ミコト殿の命を盾にされ、聖遺物を対象とした記憶探索の中ですら謀られ。
「闘神セイブ・ザ・クイーン」の神降ろしを招いてしまった。
ミコト殿を奪還する事はできたけれど。
ダルマスカ・レジスタンスの一員として参上したブワジの機転もあり、軍として撤退こそできたけれども。
バイシャーエン殿・マルシャーク殿・リリヤ殿は、その場で護る事が出来たけれども。
闘神の初撃は、反応できず、止められなかった。
「新生グンヒルドの剣」のテンパード化を、阻止できなかった。
「掌を返されるのは一瞬だ」と分かっていたのに。
これまでに、厭ほど経験してきたのに、な。
闘神と言う存在が障害として立ち塞がったが。
「新生グンヒルドの剣」が失われたのは色々な意味で痛手になっているが。
バイシャーエン殿・マルシャーク殿以下、ボズヤ・レジスタンスの皆は、まだ諦めていない。
ダルマスカ・レジスタンスから増援も来ているし、東方連合も更なる追加支援を行うと聞いている。
俺も、この件から中途半端に降りる気はない。
俺個人としても、この戦争の決着の時まで立ち会うつもりだ。
……戦争の中で魔剣あるいは聖剣に持ち替える可能性は、否定はしないけれども。
"辛いなら辛いって、言って"
攻城戦の際に同じ部隊で帯同してくれた「暗黒騎士としての先輩」からの通信に。
俺は、何も返せなかった。返さなかった。
縋りたくなりそうだったから。
あの時の返事すら、あの人にはまだ返していないのに。