100日くらい後に世界を救う冒険者
第24話 謎の男・ジェントル仮面[前回あらすじ]
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動物マンには後悔していることが1つあったそれはかつて動物マンがこの地に生まれたばかりのころ
動物マンをロードストーンで知り、わざわざTELをくれて親切にいろいろ教えていただいたにもかかわらずフレンドの申し出を拒否していたことだ(第9話参照)
あれからプレイヤー名を忘れた日はないが、エオルゼアでその姿を見かけたことは一度もなかった
その人物がいまグリダニアの街で目の前にあらわれた・・・
衝撃的な姿で。。
彼は、、
黒ずくめの組織のような出で立ちに、後で夢にまで出てきそうな不気味な仮面を装着していただが、不気味な見た目とは異なり、現在のプレイ状況を説明すると快く3つ目のダンジョンであるカッパーベル銅山に同行してくれるという返事があった
黒ずくめの不気味な仮面の男ではなく、ただの
ジェントル仮面だったのだ
ジェントル仮面「では、いまから仲間を呼びますので。」
不気味な仮面から「仲間」というと
ガーゴイルとかトロールとか召喚するんじゃなかろうかと思ったが、呼び寄せられたのは
かわゆいウサギさんと陽気な男性だった
そして突如囲まれる動物マン
「あ!あの動物マンだー。知ってるよ」「動物さん、いつも見てます♪」想像だにしない展開だ、ヒーロー扱いで迎えられた
ヒーローといえば大学時代、好きだった女の子に
「戦隊モノだったら動物マンはグリーンっぽいね」と言われたことがあった
「グリーンっぽい」とはどういうことだろう?
レッドはみんなの中心・情熱的なリーダー
ブルーは冷静沈着なイケメン男子
イエローは筋骨隆々、もしくは笑いをとる人気者
ピンクは紅一点のかわいらしいみんなのアイドル
だがグリーンは……とくに印象がない、というか記憶に残ってすらいない
(ある意味ではもっとも光の戦士)
なんならブラックというレッドに対抗するライバルがいるときにはグリーンは存在すらいなくなる
そう、グリーンとはつまり
数合わせのどうでもいいやつポジションなのである
見てるか、あのころの動物マンよ…
いまのわたしは見まごう事なきレッド、みなが尊敬のまなざしで…
ジェントル仮面「そろそろ行きますよ」動物マン「あ、はい。」
「動物マンさんとダンジョンにご一緒するのは初めてですからいろいろ見させていただきますね。ニコッ」
・・・ゴクリ。
仮面の姿で言われると妙に緊張感がある
下手なプレイをしたらPC画面を超えてあらわれて首を絞められそうだなんなら関係ないタンクさんも小刻みに震えてた(こちらのPCスペックの問題)
そしてついにダンジョン最奥に到達
……オオオオ……アタマがイタイ……。
ダレだ……オデをヨブのは……パワータイプの頭痛もちデブを成敗する仮面部隊
ジェントル仮面「動物マンさん、きっとあなたは強くなる。」
こうして動物マンは晴れやかな気持ちで次の旅へ向かうのであった
次回、衝撃の動物マン日記
マスク・ド・ローズに60点と宣告されていたが動物マンのモテパワーは枯渇していなかった!?
まさかの神回になるのか!?がんばれ、イケるぞ動物マン!
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翌日も続いて次なるダンジョンにも挑戦しようとしていた。