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Lycorice Flowers

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私がグリダニアを滅ぼす理由 ※なぐり書き

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 リ・コリス=フロウによるグリダニアレポート

 リ族の里を出てから三ヶ月。予定通りアルデナード小大陸を治める国家の一つ、森の都グリダニアに到着。
 冒険者ギルドへの登録も完了した。以降、リコリス=フラワーズの名で活動を行う。
 冒険者は聞き及んでいた以上に過酷な職業のようで新人の大半は半年も生き残れないらしい。
 念願の冒険者になれるからと慢心することなく行動するようにしたいと思う。


 
 グリダニアへ向かうチョコボキャリッジに運良く乗せてもらうことが出来た。乗客は私を含めて三人。向かいに座るのはエレゼンの美男美女。おそらくカップルであろう、肩を寄せ合いながら眠っていたのでとりあえず呪っておいた。無論、八つ当たりだ。男は最悪のタイミングで信頼していた者に裏切られるであろう。その時一緒にいる仲間は大変な目にあうだろうが、恨むならリア充オーラを隠そうともしない、その男を恨んで欲しい。ざまあないのだ。

 話がそれた。グリダニアへは数刻かかるとの事で、少し休むことにする。
 ……ふと気がつくと巨大な水晶体が目の前に浮いていた。
 それはバンテリンと名乗り、少し疲れた女性の声をしていた。要約すると、自身の力が弱まり闇の力が増えたことで、世界に危機が迫っているらしい。肩こり腰痛に効きそうな名前なのだから、自分でなんとかして欲しいものだが、幸か不幸か声が届いた私に助力してもらいたいとのことだ。
 その割には、肝心な部分を『聞いて……感じて……考えて』とはぐらかすのはいただけない。明確な指示をしないことで責任逃れをするつもりなのであろう。その手には乗るかと「前向きに考えてみます!」とだけ答えておいた。
 水晶体が消えると、顔に赤く光る蛾を付けたフード姿の変態が現れたので、リコリスフラッシュで滅殺しておいた。

 ◆

 グリダニアに到着した。門番が私を見るなり冒険者ギルドに行くよう促してくる。どうやら、日々多くの若者が冒険者になるべくグリダニアを訪れているようだ。私も同類と思われたのだろう……実際その通りなので案内に従いギルドを目指す。
 冒険者ギルドの顔役であるミューヌと軽く面談をするだけで登録が完了した。話を聞く限り生き残ることが試験らしい。新人用の講習もあるそうだが、受けるためにはある程度力を付けねばならないそうだ。初めに講習を受けさせてやれば生存率も上がるだろうに……と、考えるがそこまでは面倒を見きれないのかもしれない。

 まずは冒険者に必要な戦闘技能を得るため戦闘ギルドにも登録する必要があるらしい。リ族は狩猟を得意とした一族であり、私はその中でも上位の実力を持っていた。ただし、対魔物用の武技であり、対人を想定していなかった。良い機会だと思い、情報収集も兼ね戦闘ギルドに登録することにした。

 ギルドを出て坂を登ると、エーテライト広場に出る。一番に目についたのはルガディンに似た……何かであった。全身が白く、頭から赤く丸いものが生えていた。──どこかで見た覚えがある。しかも、つい最近。ああ、グリダニアに到着する直前に見たモーグリという精霊だ。目の前の存在より小さく全身に毛が生えていたが……おそらく、成体になると毛が抜け落ち筋骨隆々となるのだろう。私は軽く祈り、広場の脇にある小道へと進む。

 突き当りにある施設が弓術士ギルド。グリダニアを代表する二軍が一つ神勇隊の本部も兼ねている。
 弓なら私の腕を活かせるだろうし、新たな技能も得られるだろうと思い、訪れたのだが……様子がおかしい。
 中では的当てが行われていたのだが、射手の筒から矢が減らないのだ。矢とは有限であり消耗品である。こんな連続して打ちっぱなしにできるようなものではないのだが……。希少な魔法具かとも考えたが、どうやら全員が同じ筒を所持している様子である。
 近くの職員に質問をしてみると、ギルドに登録さえすれば支給される物とのことだ。エーテルがどうの、テレポの仕組みがこうの。と、さも当然のことのように説明しているが、私を騙すことは出来ない。
 ──これは詐欺だ。支給品だと手渡してはいるが、都度矢を倉庫から転移させているのだろう。無限に生成されると勘違いさせ、無駄撃ちした人に言うのだ「今月の矢代は○ギルね」と。
 支払いが出来ない人はもれなく軍隊に招待されるのだろう。このご時世どうやって軍人を増やしているのか不思議であったが、それならば納得もできよう。
 ここは危険だな。そう判断した私は、話を切り上げ弓術士ギルドを後にした。

 ◆

 さて、どうするか。エーテライト広場のベンチに座り考えを巡らせる。
 残りは精霊魔法を扱う幻術士ギルドに鬼哭隊有する槍術士ギルドの二つ。私にも魔法は使えるのだろうか……。

 「心に染み入る……」

 誰か壺でも買わされそうになっているのかと思い、声のした方を振り向くと男を中心に車座になっている集団がいた。男は何やら精霊について語っているようだ。
 ──そういえば、グリダニアは精霊信仰の土地であったな。道士が民に教えを説いているのだろう。もうじき日が暮れるというのに熱心なことだ。宗教とはいえ、自然信仰に近しいものだと聞いている。角尊と呼ばれる角の生えた人物のみが精霊の声を聞くことができ、神託として国の指針にしているらしい。私は入信しようとは思わないが、悪いものではないのだろう。これがここの人々の暮らしなのだと一人納得し、虫の声に聴き入りながら冒険者ギルドへと戻った。



 翌日。私は幻術士ギルドを見学することに決め、旧市街を目指す。あいにくの雨模様だが、動けないほどではない。確かに身体を雨が打つのだが、不快な感じもなければ服がずぶ濡れになることもない。精霊のおかげなのだろう、初めての感覚に心を踊らせつつエーテライト広場へ向かい……私は驚愕することになった。
 
 「心に染み入る……」

 昨日と同じ面々が男を中心に車座になっている。服装は……変わっていないし、場所が入れ替わったりもしていない。昨夜から延々と続く男の話を聴き続けているのだろう。
 自然信仰どころの騒ぎではない、狂気の信仰である。昨日は気が付かなかったが、彼らの目は焦点を失っているではないか。恐ろしい。絶対に関わらないようにしようと決意し私は即座にその場を離れた。



 グリダニア旧市街にある豊穣神祭壇を抜けた先にある碩老樹瞑想窟に幻術士ギルドがあるそうだ。
 祭壇近くでは教えを説く道士に跪き安全祈願を願う人。教えは絶対であると民に説く男。巨大な木製の木皿──おそらく祭壇──の上で不思議な踊りを踊る白い精霊(成体)。
 嫌な予感しかしなかったが、私は目を反らしつつ洞窟の奥へと進み……全てを理解した。
 奥にいた幻術士ギルドのマスターには角が生えていたのだ。
 ああ、これは駄目だ。所属=入信扱いになり、そう遠くない内に正気を失うに違いない。
 私は全神経を集中し、覚えたてのデジョンを使いエーテライト広場へと避難した──。



 消去法で槍術士ギルドしかない。だが、大丈夫だろうか。神勇隊に対をなす鬼哭隊と関わりがあるギルドだ。
 ──まぁ、無限に槍を投げる訳でもあるまいし、信仰も必要ないだろう。見学した限りではまともなギルドに見えるし、軍に入るかは強制されないとのことだ。
 剣は扱ったことがあるが、槍は不慣れであったため、若干不安はあるのだが……これも経験である。私は槍術士ギルドに登録することとなった。

 結果として。ギルドはまともであった。
 だが、顔色の悪いエレゼンが昇格試験の度にイチャモンを付けてきて邪魔をし、すきあらば私を殺害しようとし始めた為、私は逃げ出すことを決意した。

 いずれグリダニアを滅ぼそう。私がそう決意するのは当然であった。

──続くかもしれないし続かないかもしれない。


Comments (2)

Kaede Hijikata

Belias (Mana)

グリダニアに限った話じゃなさそうな予感しかしないよね!?

Lycorice Flowers

Belias (Mana)

今まで色々滅ぼしてきましたしね。
世の中おかしなことばかりです。
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