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True Steel

Dicetarg Beoulve

Unicorn [Meteor]

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「殺気がだだ漏れなんだよ」

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ハウスで暇を持て余す2人の店番。
一人は古物商
もう一人はマテリア師


古物商はマテリア師に店番任せて商談と称していずこかへ。

古物商の冒険にしばしおつきあいを、、。

(以下、若干のフィクションを伴います)
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パラメキア諜報機関の男が待っていると、「技師殿に熱燗追加だー」の声が聞こえた。


しばらくして、厨房の方向からまた給仕が湯気の立つ酒を持ってやってきた。


そこにパラメキア諜報機関の男がおぼつかない足取りで近づいた。


「お、お客様、大丈夫ですか?」


パラメキア諜報機関の男は給仕に倒れかかった、、と見るや、素早く当て身をあてた。


給仕は眼を剥いて気を失い、同時に、パラメキア諜報機関の男は酒がこぼれないよう素早く掴んだ。


「おやおやすまないね」パラメキア諜報機関の男は給仕に支えてもらう振りをしながら物置へ向かった。


パラメキア諜報機関の男が「出番だぞ」と言うと、給仕の衣装を着たハミングウェイの弟が出てきた。


「この酒を持って船首まで行け。護衛の男2人の間を抜ければ、スカエウァだ」


「奴に近づいて、あとは、腰のこのスイッチ押せばいいんだな?」


「左右2つ、同時にな。それと、奴に近づかないと威力が格段に弱くなる」


「わかった」


「健闘を祈る。その仕掛けはルガディンの屈強な奴ならピンピンしてるだろうが、、」


「最初に言ったろ。命は惜しくねぇって」


「わかった。もう何も言わん」


「世話になったな。あばよ」



給仕の衣装を着たハミングウェイの弟は船首へ近づいた。

酒を大事そうに抱えているハミングウェイの弟に対し、屈強な男2人は特に誰何もせず、ハミングウェイの弟は金ピカスカエウァに近づいた。

金ピカスカエウァは船首の方を向いて胡座をかき、灯りをともした提灯を傍らに飲んでいるようだった。


「お酒でございます」


「そこに置いといてくれ」


ハミングウェイの弟はそっと酒を置いた。

気を遣ってではない。

緊張のあまり、静かに置かないとこぼしそうだったからだ。

そして、腰のスイッチに手を当てながら、そっと金ピカスカエウァに近づいた。


その時である。

提灯の灯りが消えた。

「?!」ハミングウェイの弟は一瞬何が起こったかわからなかった。

次の瞬間、ハミングウェイの弟は口を何かで塞がれた。「?!?!」

同時に、刺すような痛みが走った。「?!?!?!」

そして、ハミングウェイの弟は意識を失った。

「殺気がだだ漏れなんだよ、、、」


金ピカスカエウァ、、、と思われていたそいつは、ハミングウェイの弟の給仕の衣装を素早く脱がし、金ピカスカエウァ衣装を代わりにかぶせた。

「やっぱりね、、パラメキアの昔の殺しの仕掛けか」


ハミングウェイの弟が服の内側に着込んでいたベストを見て、そいつは言った。



やがて、提灯は再び灯りをともした。

その時、その場にいたのは相変わらず船首の方を向いて胡座をかいて座ってる金ピカスカエウァ、、の姿をしたハミングウェイの弟だけであった、、。

次回に続く、、、。
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