蒼天3.0をクリアしました!先日の
推しに対する追悼文の続きのようなものになります。
新生・蒼天3.0ネタバレ有りです。また、蒼天秘話はまだ読んでないので妄想多めです。
あと
ナイトと暗黒騎士と大迷宮バハムートのひとつまみの七味ぐらいの微ネタバレがあります。
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拝啓、オルシュファン殿お久しぶりです。君がハルオーネ様の許へ旅立ってから、しばらくたちますね。
そちらはいかがですか?
今でも元気に筋肉を鍛えているのでしょうか。それとも、御母堂に今までの冒険譚などをお聞かせしているのでしょうか。
君が旅立って、こちらではそれなりに時間が経ちました。
エドモン伯爵も君の兄君たちも、君の旅立ちをとても悲しんでいました。
私も悲しかったけれど、不謹慎にも少し嬉しく思ってしまったことは秘密です。
君がフォルタン家の皆に愛されているのだと、知る事が出来たから。
あの後、アバラシア雲海や、イデルシャイア、魔大陸アジス・ラーなど色々な所を巡りました。
君がくれた黒チョコボは、新しい土地でも元気に走り回ってくれました。脚の筋肉と翼の付け根の筋肉の鍛え方にも磨きがかかってきています。
君にもらった風脈手帳も埋まってきました。これからもこの手帳とはずっと旅をしていくのでしょう。大切にします。
アジス・ラーへたどり着くために、氷の巫女イゼルが私たちのために命を賭けてくれました。
彼女を護るためだけに、フレースヴェルグの眷竜たちもまた、雲海へと散りました。
私たちは一人の女性と二匹の竜の遺骸を乗り越え、魔大陸へたどり着いたことになります。
アルフィノは彼女の旅立ちにとてもショックを受けていました。
旅の中でどこか姉と弟みたいでしたし、いずれ友人になれると共感があったのでしょう。
私が君を、ウリエンジェがムーンブリダを喪ったように、彼も大切な人をこの戦いで亡くしたことになります。
けれど私は、彼女の命の輝きを美しいと思いました。
同じハイデリンの加護を受けた私たちは、お互いがお互い「そうあったかもしれない自分」です。
その「私であったかもしれない」彼女の最期は、星を癒やすようなエーテルの奔流で、輝きに満ちていました。
私もこの旅の最期には、同じように星を満たせるのかもしれないと考えてしまったのです。
君と同じ場所にはたどり着けないかもしれないけど、エオルゼアを護るかけらのひとつになれるのかもしれないと。
そんな風に言ったら君は怒るでしょうか。
宿屋で目を覚ますたび、何かの間違いで君がひょっこり帰ってきてくれるのではと思ったことがあります。
実はあの後葬儀前に息を吹き返して、ひそかに入院していたりするのではないかとか。
そうして君がまた元気な姿を見せてくれるのではないかと、願わなかったと言えば嘘になります。
けれど、以前出会ったフレースヴェルグが、そしてアジス・ラーで出会ったティアマットが、それを否定しました。
バハムートを喚び降ろした最初のその願いは、おそらく愛しい同胞を喪った、純粋な哀切だったのでしょう。
けれど私は知っています。
その『願い』の果てに喚び降ろされるものは、喚ばれた当人ではなく、喚び降ろしたものの心を写す虚像なのだと。
まさしくイゼルが争いを止めたいと願い、全ての静寂を呼び起こすシヴァを顕現したように。
それはただ純粋に願いを叶えるべく顕れる破壊装置であると。
喪った人を悲しむのはいい。
その人の眠りの安らかなるを願うこともいい。
けれど、再び喚び戻すことを考えてはならない。
その虚像は、とらわれた願いと感情の果てに自己増殖を繰り返し、やがて手の届かない闇の奥へ穢れ落ちていくのだと。
私は知っています。
だから私は、君の黄泉がえりを否定しなければならないのです。
君が再びこの世界に顕れることを願ってはならない。
それはこの世界にただひとりの、私の盟友たるオルシュファン、あなたに対する冒涜なのだから。
だから私は、この世界に降りる神を否定する。
皆の、私の、そして君の愛したエオルゼアを守護るために。
夜明けを告げる絢爛たる舞踏のごとく。
私は、この世界の神殺しになりつづける。あ、君を痛い目に遭わせたゼフィランは特に
*念入りに*フルボッコにしておいたので安心してください。
教皇と蒼天騎士を殴り飛ばした後で、竜騎士エスティニアンがちょっとニーズヘッグに唆されてハイテンションになってしまいましたが、後で殴って正気に戻しますね。心配しなくても大丈夫です。
それから、イシュガルドがエオルゼア都市軍事同盟に再加入しました。
指揮を執っているのはアイメリク卿です。君の盟友でもある彼なら何とか上手くやってくれるでしょう。
ストレスだけが心配ですが……ルキアさんが禿げないように頑張ってくれるでしょうか。
祭典は他の人達に任せて、私は今、白雪の崖の上にいます。
ここは君のお気に入りの場所だとフランセル卿から聞きました。
確かに、蒼い空が白い大地と和をなしてとても美しいと思います。
アルフィノに見つかったら「珍しく君がいなくなってしまっていたから探したよ」なんて言うかもしれません。
確かに、私が望まれた場所におらず自主的に行動するのは少し珍しいことなのかもしれないなと、今更ながらに自分の自主性を疑ってしまいます。冒険者になってからこちら、少し状況に流されすぎでしょうか。
イシュガルドの空が蒼く高かったから、この美しい空を君と一緒に見たいと思ったのです。
"ぼく"はこの世界で、"ぼく"に許されるだけ、自由に生きていきます。
この旅の果てに、もしハルオーネ様の所へ挨拶に行けることがあれば、その時は笑って出迎えてください。
――――君の盟友 Mjnattoより追伸:
君の肖像画が出ているとしって驚きました。
とりあえず買って部屋に飾りましたが……大きすぎないですか?
一体誰が描いたのでしょう……飾るにはもう少し小さくても良かったのですが。
伯爵家ぐらいの大きさならちょうどいいのですが、アパルトメントではすこし存在感が大きいような……。
君の視線の圧がすごいのです……。
背中にとても視線を感じます。「ひとときの休息を取る友の姿……イイ!」とかいう幻聴すら聞こえてきそうです。
見守ってほしいとは言いましたが、さすがに毎晩筋トレする夢を見るのは遠慮したいので遮断させてもらいますね。
見切れるぐらい見つめてこなくても大丈夫です。
あと君がモードゥナに送ってくれた耐熱装備は
*絶対に*装備しません。
**絶対に**です。
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