※漆黒5.0+暗黒騎士ジョブクエのLv80までのネタバレがあります。ガチネタバレしてるので、これからやる方はご注意ください。
暗黒騎士Lv30から始まる、一連の物語のグランドフィナーレのように思いました。
Lv90どうなるのかな……。
今までの暗黒騎士関連日記はこちら================
・FF14は沼が多いから【暗黒騎士Lv40ネタバレ】・キミはぼくの、ただひとりだけの(前編)【暗黒騎士Lv50ネタバレ】・キミはぼくの、ただひとりだけの(後編)【暗黒騎士Lv50ネタバレ】・そしてまた、性懲りもなく【暗黒騎士Lv70ネタバレ】・【続】そしてまた、性懲りもなく【暗黒騎士Lv70ネタバレ・その後】====================================
漆黒は、全て暗黒騎士で駆け抜けようと思っていました。
けれど取得できる経験値が結構高めだったことと、既に暗黒騎士がLv70後半だったこと、クエストの最初をナイトで始めたこと……などがあり、しばらくはナイトで進めるのがストーリー的にもしっくりくるなという感じだったため、そのままナイトで進めることにしました。
結局、暗黒騎士でストーリーを再開したのは、グルグ火山前/エレベーター始動のあたりからになります。
その間もずっと無茶をするPCミナトくんに、フレイくんはきっとやきもきしてたんじゃないかと思います。
グルグ火山突入時に暗黒騎士Lv80突破。
ダークシンボルのアナウンス表示と、何よりずっとXHBに入れていたLv80スキル『影身具現』が誇らしげに輝いていました。
次戦闘で即座にスキル発動。鎖の音と共に、我が共犯者がその姿を現します。やっと会えた。
グルグ火山で嬉しすぎてスクショも取りました。
その後イノセンス戦、テンペスト探索、アーモロート、ハーデス戦と、全て暗黒騎士で駆け抜けました。
そしてこれは本当に偶然話しかけただけだったのですが、イノセンス戦の後でまるで出てこられない影身の代わりであるかのように、優しい妖精がPCミナトくんに「世界を救おうとするあまり自分を捨てないで」と告げてきます。
セトは本当に良い子……(なでなで)
そうして暗黒騎士として第一世界でハーデスから最後のバトンを受け取り、原初世界に戻ってきたPCミナトくん。丁度この頃、PCミナトのロールプレイとしての個人の設定が色々発生もしていました。
そんな少し落ち着かない頃にイシュガルドを訪れます。
PL的には暗黒騎士Lv80ジョブクエを受けるため、PC的には上記の色々に関する相談をする(という設定の)ため、シドゥルグとリエルの元に向かいました。
シドゥルグは相変わらず不器用な男でしたが(この選択肢の後でPCミナトくんが悪そうな顔してるの本当に面白かったです)、仲間や友とする相手には誠実な男です。
ずっと不在にしている間に届いた手紙を、暁に送ってそのままとするのではなく、きちんと本人に手渡してくれました。シドゥルグ本当にそういうとこやぞ。
差出人は不明。その中には静かな文筆ながら、切々とした感謝の言葉が綴られていました。
シドゥルグに聞くと、不明な点があれば手紙を渡した者に話を聞くように言われます。それはそうだ。
話を聞きに行くと、それは暗黒騎士になったばかりの時に助けた女性、ルニでした。今でも祖母と一緒に暮らせている様子。
彼女からも感謝を受け取り、彼女に手紙を預けたという男性の元に向かいます。
手紙を預けたというイシュガルドの騎士、パトルーナドに会いましたが、彼もラールガーズリーチで手紙を預かっただけとのこと。
彼はアラミゴ解放のために戦ったときに助けた人で、その時にイシュガルドでも助けて貰ったと告げていたので、記憶に残っていました。
ラールガーズリーチに向かうと、そこでもやはり手紙は預かったものとのこと。そこで見た戦没者名簿の中に、ミストとの旅で出会い、洞窟で亡くなったガリエンの名前がありました。
ラールガーズリーチからリトルアラミゴへ。顔役のグンドバルドさんに手紙の話を聞くと、とうとう差出人を知っているという情報に出会えます。
彼の助言に従い、レッドルースター農場を目指すべく、のんびりとチョコボと一緒に走っていきます。
このあたりは丁度PCミナトくん自身にも思い出深い土地のため、色々感慨深いものがあったようです。
花が一面に咲くその農場に、差出人の彼はいました。キキルン族に奪われた荷を取り返せとせっつき、フレイに怒られていたあの商人、ゴードハードです。
あの事件の後で事業に失敗し、今ではここで下働きとして働いているとのこと。
英雄を恨んだこともあった。けれど、確かに『自分を助けてくれた人がいた』という、その事実に救われたのだと彼は言います。
あの時に取り戻して貰った、傷物になってしまった花の球根。それらがやっと根付き、花を咲かせた。どうかもう一人の彼に渡してほしいと、その小さくも美しい花を受け取りました。
目指すはクルザス。イシュガルド大審門前。
その前に、ほんの少し寄り道して、オルシュファンに会いに行くことに。
先客がいたので離れた場所でしばらく待つことにしました。その方はしばらくぼうっとオルシュファンの傍らに腰掛けていて、そのうちに立ち去りました。
石碑の前に置かれた花は、ゲーム的に見れば単なる既定オブジェクトです。それでもこの一連の流れが、彼が今なお愛されていることの証明と告げているようで、静かに胸が熱くなりました。
見上げれば、ここに初めて訪れた時と同じような、抜けるような青空です。
そうして大審門前で「来たよ、フレイ」と声を掛けます。しばらく待ちましたが、彼が現れる様子はなく。
崖の上で花を手向け、流れゆくその色を見ていると、背後から声が掛かりました。
先を行く者は孤独だと謳った彼が、同じようにその結末に咲く花の美しさを語る。
君は本当にバカだ、もっと自分を大切にしろと懇々と説く愛すべき共犯者の様子に、PCミナトくんは穏やかな表情で耳を傾けます。
ここまで、いやなこともあった。
苦しいことも辛いことも多かった。
変わらず人に尽くそうとする"英雄"の自分に対し、"負"の自分が反発したこともあった。
優しい虚構の世界で慰めてあげるという声には、共に剣を携え合った。
暗黒騎士の根源にあるのは、人を愛するという心であり、その心に影響された人たちが、巡り巡って自分を助けてくれた。
いつ死ぬかわからないという恐怖に怯えながら戦ってきたことも、無駄ではなかった。
今までのこの旅は、決して無価値なものではなかった。
それを英雄と影身が悟ったとき。
英雄の介添人、影身フレイ=ミナトはほんの少しだけ困ったように、おかしげに笑うのです。
「まったく……君って人は!」
これからも、PCミナトくんと、彼の影身は共に旅をします。何故なら、英雄であるPCミナトくんは変わらず泣いている人を見ると駆けつけてしまう、光あふれるどこかの世界の英雄とそっくりだからです。
けれど、英雄の介添人たる彼は、深入りしそうになるミナトくんをほんの一歩踏み止まらせるでしょう。
「君のその一歩は、話の結末に咲く花を見ることができるんですか?」と。
そしてミナトくんは軽く肩をすくめて、それでも止めることなく慎重に足を運ぶのです。
彼らの旅路は無価値ではない。
愚かに見えることがあっても、それはいずれ咲くだろう、輝かしい花の種を蒔いて歩むような旅路なのだ……と教えてくれる、そんな秘めた美しさを持つお話でした。
今までのPCのいろいろな偶然が積み重なってできた旅路ですら、このお話に相応しい積み重なりになっていて、プレイ後はエモで色々崩れていました。
(実況してた先輩フレさんにも「綺麗に積み重なっててバンバン手を鳴らしていました」と言われました)
暗黒騎士でよかった……。
メインクエでも言う「英雄の旅路」についての補完的なお話だと思うのですが、
なんでこれメインクエじゃないんですかね??? よしだ!!!???