Character

まず。そもそもジャイアントビーバーとは。

ピクシー族の村の南東の塔周辺に住まい、ピクシー族からは「伝説のバケモノ」的な存在として知られる謎の生き物（？）であり、その正体は、ピクシー族が何らかの理由により変化してしまったものであるのはサブクエ内の描写から間違いないと思います。

「何故ビーバーなのか」という事については全く想像がつかない部分ですが、「何が切欠でビーバーになってしまうのか」という事を考えた場合、まず、あのクエストでビーバー化してしまった3人+（恐らくは）最後に報告する1人の4人共が「望みを叶えた結果」としてあの姿になっている事が共通点です。

その望みの内容について「他人の一番の宝物が欲しい」というピクシーが数人含まれている為、他人の大事なものを欲しがった罰なのでは？と考えがちですが、「2人の友達と再会したい」という純粋な望みの結果ビーバー化してしまった子が1人いるので、そこは恐らく「悪い子には罰！」と思わせるミスリードであり、望みの内容（の善悪）は無関係である可能性の方が高いかと思われます。

また、ビーバー化した後はその望みが叶った事に対する謝礼の場所を示しその後は感謝を繰り返すだけになってしまう事も共通点になるかと思います。

本来ピクシー族は、他のサブクエなどもやってみるとわかるのですが、1つの望みを叶えてもまた次の望みや遊びに向かってしまったり、次の約束を取り付けてくるなどの非常に「活発」な種族で、これは言うなればウリエンジェによる解説によるところの星極性（闇属性）の特徴であり、つまりピクシー族は（ああ見えて）闇属性に強く偏った種族であると予想されます。

逆に、基本その場から動かず（別のクエストでは能動的にピクシー族を襲ったりする場面もあるようですが）、場所こそ教えど謝礼を自ら取りに行くこともなくただ感謝の意を示したまま、恐らくは自身が元はピクシー族であった事やビーバー化した事すらも認識できないままに「停滞」しているビーバー達は、これまたウリエンジェの属性解説によるならば、霊極性（光属性）の特徴を強くもつ存在ではないかと予想されます。

この2つの仮定を前提として推測した場合。

『ビーバー化』は、非常にエーテル体に存在が近い＝属性変化等の影響などを受けやすいピクシー族が、大きい（強い）望みが叶う事で完全に精神的な充足を得てしまう事によって、例えば『「もう他に何もいらない！」というような気持ちを抱いたが為に「活発」に次の望みや楽しみを求める事をしようとも考えられなくなった』みたいな状態が存在自体の「停滞」へとそのまま繋がり、そこに生まれた「停滞の光」が元々のピクシー族を構成する「活発な闇」を呑み込んで侵食し、結果としてピクシー族という闇の存在としての姿と自我を失くして光の存在であるビーバーに変貌してしまう…原理としては『（人や動物達における）「罪喰い化」と同様の現象』ではないか、と考えられます。
直接襲われたケースについては別でこの過程を経由せず、人や動物の罪喰い化と全く同じメカニズム、つまり直接的かつ強制的に「光」に汚染され、変化させられているだけのような感じではないかと。

以上はあくまでも1つの推測ではありますが、（大罪喰い化したティターニアを除く）ピクシー族をベースとした罪喰いが存在しない（多分…。居たらすいません）事もこの推察の裏付けになると思います。

例外であるティターニアについてですが、彼女は他の大罪喰いや通常の罪喰いと違い、髪や肌こそ白味が強いものの完全に真っ白ではなく多少ながら色味を残していますし、目や羽などは白化しておらず、更には精神こそ異常をきたしているものの言葉を流暢に話せる程度に「罪喰い化しきっていない」と見て取れる部分が多いです。
これは恐らくティターニアの元々の力の強大さ故に、大罪喰いの光による汚染が精神への影響と地域一帯への光の漏洩程度で済んでいる…つまりビーバーになってしまう程ピクシー族としての構成因子の光属性への転化や崩壊が起こっていないのでは？と。
（この部分についてはちょっとご都合臭い解釈をより多分に含みます。が、もしもこの仮説の通りであるならば、妖精王の力はやはり凄まじいですね）

最後に。ビーバー達の溜まり場である例の塔については、ほぼ情報がない為不明です。
こちらは何か気付いたりひらめいた時にでも、また。



最初に書いたようにあくまでも個人的な推論でのお話であり、正しいかどうかの保証はできません。
自分の願望が混じってる部分も多々あるかもしれません。

そんな与太話ですが、ここまで読んで下さった方有難う御座います。