今日もミニくじテンダー引くぞ〜！と張り切ってカウンターに行くと既に当日分が終わっている事が多く、受付のお兄さんを困らせがちな楡ですこんにちは。誰にもバレないのに、何故かアッすみません…と恥ずかしくなります…。
8月13日の金曜日で冒険者生活1周年を迎えました。まさか一年経っても紅蓮をクリアしておらず、カンストしているジョブが漁師だけとは思いませんでした。改めて文章にしてみて、エッ本当に？？とびっくりしています。でも自分にとってこの一年は掛け替えの無いものとなりました。
FF14を始めてみようと思ったのは「光のお父さん」を読んだ事がきっかけでした。とても話題になっていて、ドラマ版が放映されていた頃だったと思います。息子さんが正体を隠して実のお父様と冒険をするというまるで映画みたいなテーマのおもしろさは勿論、FF14の知識が全く無い人が読んでも楽しめるよう極力専門用語を抑えて綴られるシステムや世界の説明が大変分かり易く、数々の写真で彩られたマイディーさんのブログから感じられるエオルゼアはとても魅力的に見えました。全然知らない世界の筈なのに、とてもおもしろいのは分かったのです。不思議な体験だったな。
当時、ドラマ版も視聴してみると、ゲーム内で撮影されたというゲームパートがとても素晴らしく、「きちんとドラマ」である事に驚きました。美しい景色と豊かな表情…それだけでもとても興味深く「本当にゲーム内でこんな事が出来るんだ！いつか遊んでみたいな」と思っていました。
（マイディーさんと「光のお父さん」についてはとても思い入れがあり、かなり長くなってしまいそうなので、いつか別記事を書くかも…しれません！）
それから数年経ち、色々と転機が訪れた事もあって「FF14やってみようかな〜」という気持ちになったのですが、やっぱり一緒に遊ぶ人がいないと楽しめないのかな？という不安がありました。「光のお父さん」は親子が内緒でフレンドになって冒険するという、当たり前に「フレンドありき」のお話しだったので、今までチャットによる会話・交流が成立しないというかなり特殊なオンラインゲームしか遊んだ事がなく、元々コミュ力にあまり自信の無い自分が、一緒に遊んでもらえるようなお友達を作れるとは到底思えなかったのです。
それでも気になって色々調べると「今までよろおつしか喋った事がない」「メイン終わってるけどフレンド0人」「コンテンツで出会う人はNPCだと思えば良い」等の一見後ろ向きとも捉えられる数々の「ソロでも充分楽しめるよ！」という声がヒット、「これなら自分にも出来るかも！？」と逆にやる気が出ました。自分にとってゲームとは基本的に「ひとりで遊ぶもの」だったので、オンラインゲームなのに何故か最初から「誰かと一緒に遊ぶ」という選択肢が全くありませんでした…
こうして昨年のお盆頃、ひとりで遊ぶ気満々の冒険者がグリダニアに爆誕しました。戦い方が全く分からず、初めての戦闘は幻術の杖で敵を撲殺した事、サスタシャで初めてのマッチング体験をし、クリア後に緊張の糸が切れて30分くらい震えて泣いた事など、今でも懐かしく思い出します。
当時は丁度妖怪ウォッチのイベントを開催中で、訳も分からずFATEに参加しているとどこからともなく冒険者さん達が空からやって来てあっという間に敵を倒して去って行く、という状況だったので、なるほどこれがオンラインゲーム…と感動し、この時は本当にひとりでも遊べるんだなぁ、なんか分からんけどすごいシステムだな…と思っていました。
が、冒険を始めて丁度1ヶ月、ハウケタ御用邸前で1人の冒険者さんと出会った日を境に、その印象が変わる事になりました。ひとりで遊ぶつもりでいた自分が、何故あの時あんな勇気が出たのか今でも不思議だし全く分かりません。段々と見慣れて来た景色の中でただひとり、オレンジネームの人がいる。それだけで自分の中のエオルゼアにも、今までとはたしかに違う、特別な色が付き始めた気がします。まだまだ分からない事が多い世界の中で、フレンドさんと出会う度に何気ない会話が出来たのは本当に嬉しかったです。
その後、初見のクリタワで初めての他サーバーのフレンドさんが出来たり、コスタで釣りをしていたら突然CWLSに誘われてかなり迷いつつ参加してみたり（「コミュ力無いけど大丈夫ですかっ！？」などと念を押して困らせた思い出）色々と嬉しい事がありました。割りと最近なのですが、本当にね、ちょっと、運命的な出会いもあったんです。縁ってすごいなぁ。
日常的に挨拶やお話しをする機会が増えるに連れ、「誰かのお話しを聞くのが好きだな」とか「意外と会話がんばれるな」とか「ちゃんと会話を楽しめているな」という、自分の意外な一面にも気付けた気がします。コミュ力、地に落ちていると思っていたのですが…不思議です（というかみなさんがお優しいからというのが一番だと思います）
でも未だにフレンドさんに新しいコンテンツのお手伝いをお願いする時や何かへのお誘いをする際には、申し訳無さや緊張から水面下で10分くらい文字を打ったり消したりしています…みなさんいつもありがとうございます！！
それにしてもアバターは便利ですね。緊張してても表情からは分かんないから…文字として打たない気持ちは無いのと一緒だという事も学びました。なのでいつも感謝だけはたくさんお伝えしたいなと思っています！結果的に全然足りていないのですが…むずかしいな。
フレンドさんに限らず、今まですれ違って来たプレイヤーの皆さんをNPCだと思った事は一度もありません。今思えば長いムービー（ボス前のトトラク、クリア後のタイタンや魔導城）をずっと待ってて下さって「クリアおめでとう！」「これからも楽しんでね！」と声を掛けて下さった方、FATE中に遠くから見守りつつそっと回復して下さったヒーラーさんや、一緒にFATEや初見IDをクリアしてお辞儀をし合った方…本当に色々な光の戦士のみなさんに助けて頂いた一年でした。ソロで始めたけれど全然ソロではありませんでした。そしてそんなたくさんの冒険者さん達にも、それぞれ大切なフレンドさんや大事にしているプレイスタイルがあるのだろうなと思うとなんだか胸が熱くなります。
自分は元々要領が悪いしトロいので、なかなか先輩達のようにはメインが進められないのですが、それでもとても楽しめているので、これからもこの世界で過ごす時間を大切にしていきたいなぁと思います。今後とも何卒よろしくお願い致します！
2年目はもう少し戦闘系も頑張れたら…良い…ですね！（他人事）いつも遊んでばっかりだからな…というかゲームなんだから別に遊んでも良いのか…なんだか不思議な世界だな〜。
【おまけ】
1周年という事で、当日は初期装備で中央森林を徘徊しました（白魔LV78）最初の杖は今でも大事に持っています。ありとあらゆるお洒落装備が似合わない事に定評のある自ヒューラン（地味子）ですが、初期装備が一番似合う説。
バディも出さずマウントにも乗らず、のんびり徒歩移動でのお散歩です。アッ、ミニオンは出しっぱなしでした…。シマエナガ、かわいいですよね。
中央森林は綺麗なところが多いですね。監獄や墓所といった仄暗いところもあるのも良いし、静かなピアノのBGMも凄く好きです。
中の人が田舎生まれ田舎育ちなので、森の都のグリダニアはとても落ち着きます。街のマップも分かり易い！リムサとウルダハは都会過ぎて未だに迷子になります（イシュガルドとクガネも言わずもがな）
現実世界ではなかなか出掛けられないご時世ですが、久し振りにご近所を散歩した気分になれました。楽しかった〜！
