ゾットの塔、メーガス三姉妹だった。
最初は全員で突入するから皆で攻撃してくれて楽だったけど途中から分かれるから少し辛くなる。
1ボスで死んだわ。
2ボスは何か時間停止とかでよく止まったから自分に深謀入れてるのがめっちゃ生きてた。
それで助かる事の多い事と言ったら……。
避けるゲームがひどい。特にラスボスの避けるゲームが酷すぎる。
何だあの安置の少ない範囲攻撃。
陣なんて置いてる余裕無いから自分用の深謀と不屈でエーテルフロー使って、囁きはリキャごとに使ったけどセラフィム呼ぶ事態にはならなかった。
フェイイルの事はまた忘れたし、連環計の事も忘れた。
攻撃もよく出来なくてとにかく避けて回復して合間に蠱毒法更新してたまに極炎法撃ってた。
途中でアリゼーとニャンがお互いの健闘を讃えあうような吹き出し会話があったのは良かったな。
皆が駆けてきた。
ラハ君が囚われてる人達に使えるだけ治癒魔法をかけてきたと話す。
防衛機構が止まったから合流しに来たんだって。
クルルは下の階もここもすごく嫌な感じがして濃いエーテルが渦巻いてるって。
嫌な感じというかもう見た目が気持ち悪い。
ウリエンジェがここが塔の心臓部だと思うって。核はどこかな。
シュトラが地脈から吸い上げられたエーテルが一点に流れ込んでるのが見えると話す。
この大きな装置が核ですか。
ゾットの塔も大きいけどそれにしては吸い上げてるエーテルの量が多すぎるのがシュトラは気になるらしい。
ファダニエルが塔を使ってどこかにエーテルを送ってるんだっけ?
シュトラがもう少し深く装置を見てみた。核そのものがエーテルを食らってるように見えるらしい。
何かが奥に埋め込まれている。
「まるで……人の足を……」
もう少し分かりやすく言ってほしい。
短気なニャンがそれを壊せばいいのかって言った。
シュトラの調査終わってからにしてほしい。
シュトラがいいって言ったから壊していいよ。
竜騎士すごいな、一撃だわ。
核が壊れて崩れ出す塔。
下に捕まってる人はどうするかアリゼーが言ったり、転んだクルルをウリエンジェが助け起こしたり。
その間にも崩壊は止まらない。
ラハ君が杖を構えて魔法を唱えた。
「届け!レビレト!」
閃光が光った。
砂浜の上に投げ出されている大量のゾウさんと仲間達。
アリゼーが起き上がる。
他の仲間も起き上がる。
アルフィノが塔のあった島だと言った。塔自体は無くなってるけど。
怪我らしい怪我は無いらしい。
ラハ君が倒れてた。そこにクルルとシュトラもいる。
クルルがラハ君がとびきり広い範囲に浮遊魔法をかけたと説明してくれる。レビレトって唱えてたものね。昔のFFにも出てくる魔法です。
だから皆に怪我が無かった。
ラハ君はそれで魔力を使い果たして目を回してるけど命に別状はない。しばらく休む必要はあるけど。
サンクレッドが囚われてた人達をどうするか悩んでる。
エーテル照射を浴び続けてたから身体は無事でも心の方も無事だとは限らないから。
アリゼーがアンジェロで治療してみると言った。
人数が多いからアリゼー1人じゃ厳しいとサンクレッドが言った。
シュトラがエオルゼアから治療用ポークシーを取り寄せてラザハンの魔術師達の力を借りようと提案した。
それが良さそうね。
ヴァルシャンが来た。兵士達もいる。
塔が消えたのを見て来たらしい。
もう大丈夫だよ。
ウリエンジェが脅威は去ったけど今は治療の為の場所と人出が必要だと話す。
ヴァルシャンはすぐに手配してくれるらしい。まずは彼らをラザハンへ運ぶ。偉い人が指示してくれるとこちらは楽でいいわね。
ニッダーナもいた。
彼女の横にしゃがみ込む自機。
彼女も無事に助けられたんだよね。
ニャンとサンクレッドがいた。
ニャンは流石にアルカソーダラ族を運ぶのは疲れたみたい。
サンクレッドに寄ると全員搬送完了してラザハンの都で治療を試みるらしい。
アリゼーとシュトラはテンパード化の治療の手伝いに、他の治癒魔法が得意な人も救護を手伝う為に都へ行った。
私も行った方がいいかな?
サンクレッドにお疲れ様って言われた。
ヴァルシャンから私達も一息ついたらラザハンのメーガドゥータ宮まで来てほしいと言われてるらしい。
はーい、行きます。
治療してる人達もキリが良くなったらそこに来るようにと言われてるらしい。
私とニャンで向かってくれとサンクレッドは言った。サンクレッドはデミールに寄ってから行くらしい。
何か用事?
搬送の合間にエーテル切れになったラハ君をデミールの錬金術師に預けたんだって。
あらまご愁傷様。
今頃錬金薬漬けになってるから回収しないとな、だって。
ラハ君は物じゃないぞ。でも困ってそうだからよろしくね。
サンクレッドはハイエーテルでも飲ませてくれと錬金術師達に頼んだらしいけど、錬金術師達がはしゃいでたらしいからもっと色々されてるだろうなー。
自分の身の上話はしないだろうけど、ラハ君の身体も特殊だものね。
ニッダーナを助けられた事も言ってくれたらしい。ありがとう。
門の前に着いたら塔がなくなったから都の厳戒態勢も解けるだろうとニャンが言ってた。
門兵が門を開けてくれたけど自分は持ち場を離れられないから中の別の兵に道を聞けって。
ニャンはこの街に来るのは3回目。
でも街は道が複雑すぎるから案内役に話を聞こうって。
私が道に迷うフラグが立ちましたね。
ニャンに観光案内を頼んではいけないらしい。
あ、これ同行イベントか。
何か色々経路を説明されたけど確かに分かりづらい。
東からでも西からでも上には行ける。
東のバザールは閉鎖中でエーテライトも使えない。
だから西側の天気予報士の手前の階段を上って、もう一度西向きの階段を上るとパクシャ通りに入るから通りに沿って上に行く。
突き当たりの少し前の大きな扉がルヴェーダ製糸局でそこに次の案内役がいる。
ニャンがとにかく上に行けって事かって言ったけどそういう事なのかな。
さて。ラザハンに来たらやりたい事があったのよ。
だから行くなと言われたけど東に行きます。
確かにエーテライト使えないわね。注意書きされてる。
でも私が用があるのはロウェナ商会との取引開始なんですよ!
無事に職人として取引開始出来た。これで溢れる紫貨も交換できる。
伝承録用のギャザラースクリップが全然足りなかった。
さて。じゃあ本来のルートに戻るか。
下にトークスポットあったから飛び降りてニャンに輝く扉について話した。
この扉は近くの島にある富豪一族の宝物庫に繋がってるらしい。
普段は閉じられてるけど、その一族は「運の神」を守り神としているからたまに宝物庫の一角を開放して入った人が財宝を手に入れられるか運試しをさせている。
これさ、この街に最初に来た時からずっと気になってたんだけど、地図G10の時に出てくる扉と同じだよね。
他にも運に恵まれた人は各地に隠された転送紋の刻まれた宝箱からその宝物庫に招待されるらしい。
それもう完全に地図の話じゃん??
そいやあれトレジャーハンターっていう1つのコンテンツだから設定があるのか。
ニャン、路銀が尽きると面倒だと思い知った直後にこの話を知ったっぽい。
儲け話ならもう知ってるわよ私。
あとニャンの路銀が足りなくなるのは金勘定がダメだからだと思うから苦手とか言ってないで気にした方がいいよ。
上に行ったらいたいた、次の案内役。
この通路をそのまま南西に進んで階段の上にある扉を出る。
ランディングに出るからまた兵士に道を聞け。
……たらい回しにされてる気分になるね?
左右の扉を入ると製糸局の作業場に入ってしまう。見学は自由。
トークスポットがあるので見学して行きます。
極彩色の織物について話した。
サベネア織というらしい。すごい色だよね。
金糸が使われてるのはアイメリクが気に入るだろうって。
あいつそんな趣味なの!?
そいや蒼天騎士ってゴテゴテした服着てるわね。
服や装飾品の良し悪しはニャンには分からないって。私と同じね。
可愛い服は好きだけどミラプリ考えるのは苦手だからセット品をそのまま着てる。
旅の備えで1、2着は持ち歩いてるし、足りなければ現地調達するって。
その髪紐も現地調達してたものな。
次の兵士がいた。
ランディングは使えないって言われる。さっきそこでも聞きました。
メーガドゥータ宮へはそこの階段を上って直進したら行けるって。
トークスポットがまたあった。
ダーマ区について話した。
ニャンはヴァルシャンの案内でここを通った事があるらしい。
この先がメーガドゥータ宮なんだって。
ヴァルシャンも見せたがってたけど、平時の都はもっと賑やかなんだって。
私もそのうち活気を取り戻したラザハンに来てみるといいって。
伝承録交換とか色々用事があるからエーテライト使えるようになったらおそらく頻繁に来ますね。
道は分かりにくいけどご飯は美味しい。特にハンサという鶏肉が美味しい。
すぐそこにハンサ繁殖施設がありますね?
あ、畜産局のハンサがこっち見てた。
クワァァァーッ!?って鳴かれた。
今のは抗議なのかしら。
ニャンがラザハンは迷路か?って言ってる。
同じ異国でもクガネの街はもっと分かりやすかったって。
平たい街だったから迷っても高い所から見渡したら一発だったって。
平たい顔一族だから街も平たいのよ……。
私はクガネもラザハンもイシュガルドもウルダハもグリダニアもクリスタリウムもほぼ全ての街が迷路だよ!
地元リムサもエーテライトで行ける範囲外は弱いよ!
メーガドゥータ宮にやっと着いた。
太守に呼ばれて来ました。
仲間もやって来てるから中に案内するって。
仲間もほとんど来ててヴリトラもいる。あと来てないの誰だ?
サンクレッドとラハ君が入って来た。この2人が最後みたい。
アヒワーンがラハ君の体調を気にしてくれる。
ラハ君はお陰様で体調は良いらしい。
本場ラザハンの錬金薬は色々とすごいって言葉を濁してたから色々と薬盛られたっぽいな。
ラハ君が見つめてくる。何かお話でも?
「あんたたちがみんな無事でよかった」
そっか。ラハ君は脱出後すぐ倒れたから塔を出た後で私と会うのはこれが最初か。
ラハ君のレビレトのお陰で皆助かったよ、ありがとう。
ヴリトラが今回の件で感謝を伝えたいって。
礼として出来る限り多くの護魂の霊鱗を用意したらしい。
有難いね。
それはアルキミヤ製薬堂に集められてるって。帰る時に持ち帰ればいいのかな。流石に送ってはくれないだろうし。
手形で交換なんだな、この世界は。
手形はアルフィノが受け取り礼を言った。世界に平穏をもたらす為に使うって。
アリゼーが元はあなたの鱗なのだから痛い思いをさせてごめんなさいと謝る。
あ、そっか、大量生産するって事は大量に鱗が必要……。
ヴリトラの体、めっちゃ鱗剥がれてて赤い血?肉?が見えてる。めちゃめちゃ痛々しい。
本人はこの国の土地や民が傷付けられる痛みに比べれば全然大丈夫、構わないって言うけど見てるこっちは痛いよ。
アルフィノが目を閉じた。
竜詩戦争に関わる中で竜と人の様々な想いを見たと話す。
アッッッッ今ここで竜詩戦争の話をする??
音楽も蒼天の竜が出てくる時の音楽に変わるし泣くぞ。
竜詩戦争については竜側の立場に共感する私です。
だってトールダン酷いじゃん。
ヴリトラは七大天竜だから住む土地は違っても自分の苦しみのように感じる悲劇が多かったのではないかとアルフィノは話す。
「それでも、人と共にいてくださるのですね」
そういえばヴリトラ、ニーズみたいに人を憎んでもおかしくないのに人と共に生きてるんだよな。
こんなに鱗剥がされてるのに、自分で望んで痛い思いをしてまで人を守ろうとしている。
何で?古い盟約があるから?
ヴリトラも目を閉じた。
竜詩戦争が始まった頃ヴリトラは既にラザハンの民と共にあった。
「どこかでヒトが竜を殺め、竜がヒトを切り裂いていたとして、目の前で微笑む者をどうして憎めよう……」
器が1番大きいんじゃないか、ヴリトラが。末っ子だっていうけど。
ヴリトラは結局兄の怒りにも応えられなかった。
ここで息をひそめ、ただ築いて来たものが壊れないように願ってた。
ヴリトラが護りたいのはその頃は兄弟とか竜とかじゃなかったんだね。
目の前にいる一緒に生きてるヒトと、そのヒト達と一緒に築いた国が、彼の護りたいもの。
それは何千年経った今でも続いていて、だからヴリトラは鱗を剥いでもヒトを護ろうとする。
ニャンは黙ってヴリトラの言葉を聞いていた。
シュトラがヴリトラに質問した。
テロフォロイの起こそうとする終末の災厄はかつてこの星が14に分かたれる前にも起こっていたもの。
長く生きる竜として何か知ってる事はないか。
ヴリトラが少し悩んだ。
ミドたんが子供達の卵抱えてこの星に来た時は既に14に世界は分かたれてたらしい。
ヴリトラより長生きだったのかエメトセルク。
その前の事はハイデリンから聞かない限りはミドたんも知らない。
シュトラはハイデリンの考え次第か……と言ってる。
ヴリトラは私達が星の意思を測りたいのなら話せる事が1つあると言った。
ヴリトラがまだ幼かった頃にミドたんに何故この星を選んだのか聞いた事があった。
ミドたんはここが「最後に残った希望」だったと答えた。
ハイデリンが屈さなければここでなら竜の未来も拓けるとミドたんは考えた。
ミドたんの言葉が重々しく切実だったからヴリトラはそれ以上追求しなかった。
ミドたん今眠ってるから話出来ないんだよなー。もうちょっと突っ込んで聞いて欲しかったな、私。
ハイデリンにはミドたんが信じるだけの思惑があるとヴリトラは考えてるらしい。
ハイデリン、信じられるのかなー。
シュトラはこの戦いの終わりまできっと覚えておくと言った。私も覚えてなきゃならない話だな。
ここが最後に残った希望って事は他の星は全部滅んだって事なのかな?
サンクレッドが聞きたい事が聞けたならそろそろお暇しようって。他の地域はまだ戦いが続いてるから。
これからあちこちの塔を私が攻略するの?
霊鱗があるからグラカンエオルゼアの皆さんにお任せして大丈夫なのかな。
クルルが挨拶して皆部屋を出て行く。
私も出ていこうとしたらヴリトラに呼び止められた。
音楽が変わった。
「父がとあるヒトを認めたと伝え聞いた。それが、英雄と呼ばれる者であるとも。……君の事だろう?」
はい。私の事です。
「確かにミドガルズオルムの力を借りた」
「もう、当分会えそうもないが……」←
ミドたん、オメガのせいで眠りについてるの。
「ああ、オメガと対峙し、しばしの眠りについたそうだな。だが……父の眼はまさに彼方まで見通す真眼だ。眠りのうちにあっても君と世界を見守っているだろう」
寝ててもミドたんが見守っててくれるとか言われたら泣いちゃうだろ。
突然ミドたんの話をさっきからされるたびに泣いてるからな。
ヴリトラはミドたんと盟約を結んだヒトがいるという事実を好ましく思ってるらしい。
でも同時に案じてもいる。何を?
「君は私が知りうる限りでも運命と力を引き寄せすぎている。良きものも、悪しきものもだ」
本当だよね!!!!!!
ファイナルどれだけ運命背負わせるつもりだファンタジー14だものね!!!!!
それらは私に困難な試練となって次々襲いくるらしい。やめてほしい。平和に暮らしたい。
「しかし最も恐ろしいのは君を中心に渦巻く熱が、君の側にいる者を燃やし尽くしてしまう事なのだ」
不穏な事言うのやめて。
イゼル。
ムーンブリダ。
パパリモ。
ミンフィリア。
オルシュファン。
ふふ……流石竜族だな。綺麗にボディーブロー決めてくるじゃん(瀕死)
久々にオルシュファンの死に顔見て本当……あの、めっちゃ泣いてるんですけど。
出すなら出すって先に言え、心の準備をさせてくれ、頼むから。
喪った順番なのかと思ったけど最後にオルシュファンを思い出す辺り、自機にとっても彼の喪失が1番大きな出来事だったんだなと思いました。
「……進むのなら護り抜け。それこそがいつか必ず、君自身の力となり希望になる」
私だって護りたかった。護りたかったよ、皆。
これ以上もう喪いたくないんだよ。
ヴリトラは兄や姉など力ある者の苦しみを沢山見てきた。
「だから、やはり……君にはそれを諦めないで欲しい」
諦めたくないのに喪っていくんだよ……。
シナリオは変えられないからね。
でも、オルシュファンがあそこで死ぬ運命だったのは未だに納得してない。
納得してないけど、彼が生きる世界線では世界がとんでもない事になるのを知ってしまった今では……もう何も言えない。
アルフィノとアリゼーが入って来た。
話の途中だったのかってアルフィノは謝って、アリゼーは私だけ出てこないから何かあったのかと思ったらしい。
ふっいい勘してるわね。何かならあった。今ヴリトラに精神的なボディーブロー食らった。
しばらく立ち直れない。
おい、この竜、人にボディーブロー食らわしておいて「ただの雑談」と言い放ったんだけど。
雑談でこんなにダメージ受けるこちらがおかしいんですか?
「戦いの先に、君と、君が護った者の笑顔がある事を願っているよ」
……心配してくれてるんだよな、悪気は無いんだよな。
ただ私がオルシュファンの最期の映像にダメージ受けただけで。
喪ったものの多さと大きさにまた心がイシュガルドに戻っただけで。
だって全員蒼天で喪ってる。ミンフィリアも蒼天の時にいなくなったし。
アルフィノとアリゼーが首を傾げてるけど私はちょっと休みます。
しばらくイシュガルドに戻ります。
いやここテレポ出来ないんだった。キリいい所まで進めないと来るのが大変だわ。
ヴリトラと何を話してたかアリゼーに聞かれた。塔の調査の話ではないよ。雑談でもないけどちょっと言えない。
皆もうアルキミヤ製薬堂に行ってるらしい。
アリゼーがヴリトラがお姉さんのティアマットみたいに優しそうな竜だったと言った。
そうだね。
アルフィノはアルキミヤ製薬堂までの行き方を聞いてきたらしい。
今回は同行じゃないのね。ではちゃっちゃと行って霊鱗を受け取って来ようか。
桑畑はシルクを作る為に必要だけど、それが太守の宮の近くにまであるのがラザハンらしいとアルフィノが話してた。
ユジュ区のユジュは結ぶという意味でその名の通り、各地区を結んでいる場所。
アルフィノがいると観光案内してくれるね。
アリゼーはクリスタリウムよりラザハンは迷うって言ってる。私はどっちもどっちだと思う。
エーテライトプラザまで来たらあと少し。
アルフィノは手形は先に行った人達に渡してあるらしい。では私達も行こうか。
ウリエンジェとサンクレッドは部屋の外にいた。
ここは平和になったけどまだ争いの地域はあるから霊鱗を利用したいって。
ラハ君は回復したみたい。すごい色の錬金薬のお陰で。
すごくお腹が空いてるから身体が不足したエーテルを補おうとしてるんじゃないかって。
「……ラザハン名物のハンサ料理って美味いのかな?」
ニャンが美味しいって言ってたよ。
ニャンは竜詩戦争で飛び散ったニーズの鱗も高い魔力を帯びた素材として重宝されたと話した。
最近では蒼天街を復興した職人に配られたらしい。
そうなんだ。復興事業やりたかったのにメインが間に合わなかったんだよね。
いつまでも忌み嫌われてるよりそれくらい馴染む方がいいって。
クルルはバルデシオン委員会でラザハンの錬金術師に未知の遺物を解析したりなどで協力を依頼した事があった。ニッダーナともそれで知り合ったから彼女の回復を願ってた。
アルフィノは工房の大きさにびっくりしてた。
シュトラはなかなかいい報告ができそうだって。
アリゼーに話しかけたらムビ始まった。
シュトラが受け取って中身を確認したら想像以上の数が入ってたらしい。
箱3つもあるものね。
アルフィノがエオルゼアや東方にこれを渡せば各地の塔を消滅させられるかもしれないと話す。
シュトラがテロフォロイの根城のガレマール帝国に乗り込めるかもとも話す。
それは考えてなかった。各地の塔を壊す事しか思いつかなかったわ。
グラカンエオルゼアや東方連合の意思を確認しなきゃならないし、シュトラはこのまま各地を回って話をしてくるらしい。
ウリエンジェもいくつかの地域を手伝うって。
サンクレッドは東方へ行くって。
私達は霊鱗を持ってバルデシオン分館に保管しておく係ね。
「待って、少しだけ話を……」
誰かの声がした。この声というか姿はニッダーナ!無事に回復したのね!
暁の女の子が精神汚染を治してくれたとニッダーナは聞いたらしい。アリゼーの事ね。
今さっき目覚めて私達がまだいるかもって聞いたから飛び出して来たらしい。
病み上がりなのに元気だな。
アリゼーの顔を見た。
私の話でニッダーナが塔に取り込まれたのは最近だと聞いたから治し切れると思って宮に集合する前に治してきたらしい。
私がニャンと観光してる間にそんな事をしてたのね、ありがとう。
ニッダーナもアリゼーにお礼を言った。
私達にも塔を消して仲間を助けてサベネア島を救った事について礼を言う。
貴女達の作った霊鱗があったからできたんだよ。
「さて、救われたのは果たしてどちらでしょうか?」
ウリエンジェが言う。
霊鱗が世界中に届けられ、脅威に抗う人達の力になろうとしてるから。
「うそ……本当に?」
そっか。ニッダーナはずっと捕まってたから知らなかったんだ。
起きたばかりでここに来たから肝心な事は何も聞いてないと彼女は話す。
貴女の作った霊鱗が世界を救うかもしれないんだよ。
「ありがとう、頑張ってよかった……!」
突然ポケットが黄色に光り出す。
ポケットからあの花を取り出した。
黄色に輝く花。クルルが綺麗だと言う。
人の心を映す花はアーカーシャに呼応してるのかなとニッダーナが話す。
アーカーシャはラザハン式の錬金術に存在する概念で、目には見えない力の1つ。
思いが動かす力と呼ばれている。
エーテルとは区別してる。
エーテルは地に満ちる力。あらゆる生物や物体や大気の中にあり状態を変えながら巡っていくもの。
アーカーシャは人の手が届かない領分にある、天より下りし力。
その在り方を人間の行いで変える事は出来ない。
増やしたり消したりもできない。
唯一想いによってのみ、アーカーシャを動かせる。
窮地の時に限界以上の力を出すのは強い意志によって私の底力にアーカーシャが乗っかった状態らしい。
シュトラはエーテルを根源とする自分達の学問には無い考えで興味深いって。
アーカーシャはラザハンにとっても古典の概念で実用性が無いから研究もされてない。
だから花についてもそうかなって思っただけで詳しく説明は出来ないって。
バルデシオン分館まではアルフィノが霊鱗を運んでくれるらしい。任せたよ。
サンクレッドにはしっかり休めと言われた。
君達は今から遠くに行くのに私だけ休んでて悪いね。
ニッダーナにまた礼を言われた。
最後に覚えてるのは駆けつける私の姿だった。
あの花の輝きがこの心を感謝を少しでも私達に伝えてくれてるように願ってた。
霊鱗の事もよろしくって。悪いようにはしないわ。
2022年3月20日⑥