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Dokkoi Nupeji

Ramuh [Meteor]

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ちっちゃなストーリー

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ちょっぴりのショートストーリー(とも言えないほどの短い話)を書きました。

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 蠟燭の小さな炎が揺らめくとアルの表情もゆらゆらと揺れ動いたように見えた。ドライボーンの酒場の隅で壁を背に座ったアルは、エールの注がれたコップに口をつけようともせず、少し身を乗り出した。

「で、今度も一緒に来てほしいんだ。」

 わたしは手元のスープに目を落としたままだった。こんなところに白魔導士のローブを着たままくるなんてどうかしていた、とさっきからそればかり考えていた。でも、ハラタリから出てきてそのまま二人でここに来たのだから着替える暇なんてなかった。それにCFでマッチしてた戦士さんはきっとハラタリに何度も来ていたのだろう、すごい勢いでボムの集まる中に飛び込んでいったかと思えば別の蛇に斧を投げつけたりだった。わたしは必死について行ってはケアルを唱え続けていて、タンガタを倒した後でも修練所の景色なんてまるで覚えてなくて、へとへとで声を出すこともできないほどだった。
アルさんは、そんなわたしに「ありがとう」といい、「おなか減ってない?」と聞いてくれたのだ。少しはにかんだような顔をしているはずだ、と思ったけど、わたしはうつむいて小さくうなずいてみるしかできなかった。


 ドライボーンに着いた時にはもう足元も見えない時分で、急に気温が下がっていってるのがわかった。
酒場のカウンターの横では吟遊詩人が知らない曲を奏でていた。疲れ切っていたので、椀から伝わるスープの温かさと、少し酸っぱいにおいがわたしを慰めてくれた。
大丈夫、きっとこの後もうまくやれる、なんとなくそう思った。

「カルンって寺院跡がここから南に行ったところにあって、聞いた話だと、まだアマンダ朝時代の遺物が残っているかもしれないんだ」アルさんは熱っぽく話し出した。
でも、わたしでいいの、なんて気持ちは口にはできなかった。行きたいと言い出したんだからきっと止めれない。
「遺物って、何なのかな」 なんだっていいはずなのに、そう聞いてしまう。こんな時、ルルだったらどういうんだろうな。わたしはルルの笑顔を思い出していた。もう何カ月も会っていない。もし今もいたら、ここにいるのはきっと彼女なんだろう。
 アルさんがこの一帯の王朝の歴史のことを話し出していたけど、わたしは今度は、アルさんが好きなのに、彼の好きなことには関心が持てないって事を考えだしていた。
Comments (6)

Dokkoi Nupeji

Ramuh [Meteor]

一応書いておくと、人物名、その他すべて創作です。

Turing Hopper

Ramuh [Meteor]

おお、海外ファンタジー読んでいるかのよう~ いいですね~

はたして、この先幸せは訪れるのか

Al Dente

Ramuh [Meteor]

思わず通りすがりのあるさんが熱っぽく反応してしまいました。
このあるさんはちょっとイメージとは違いますが…

続きが気になります。

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Dokkoi Nupeji

Ramuh [Meteor]

コメントありがとうございます。

Turingさん
海外ファンタジーって読んだことはないのですが、こんな雰囲気なんでしょうか? YouTubeのTavern Music聞きながら書いたからでしょうか。この先っていうか、大きなストーリーはまるで考えていなくて、中世の酒場にいる二人ってシーンを書いてみたくてのお話でした。

Alさん
適当に出した名前なので、Alさんと被っちゃってすみません。続きって今のとこ考えたりしてないのですが、またなにか書きたいことができたら書いてみたいと思います。

Turing Hopper

Ramuh [Meteor]

そうですね、たとえば、主人公は厳しい状況に追い込まれで、きつい方法を選択せざるを得なくなり、それをつまづきつまづきながら取り組みつつ・・・・・徐々に怒涛の冒険になってしまっていた、とかですね。

Dokkoi Nupeji

Ramuh [Meteor]

Turingさん
厳しい状況の主人公が野盗まがいのことをしでかし、その後怒涛の展開になるというコンセプトでお話を書いてみました。というか、剣術士クエネタで作ったお話なのですが。。。
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