「ゼノス・イェー・ガルヴァスに始末された帝国兵の千人隊長」
(以下隊長)。みなさん、覚えてますか?
この人です。
エオルゼア同盟軍とアラミゴ解放軍は、反帝国という利害の一致から手を組みます。
そしてその緒戦に、イーストエンド混交林で帝国軍を撃破。
その敗北した帝国軍の部隊を管轄していた千人隊長です。
部隊のうち、
ただ一人の兵が生き残ったことを伝えると…
ゼノスは生き残ったことを評価しつつも、「弱者は不要」と左遷するよう指示。
それに対し隊長は冒頭画像の台詞を言うのですが、
それがゼノスの癪に障り、
彼自身の手で斬り殺されてしまいます。
(そのシーンは彼の名誉のため割愛します!)
物語的に言えば
「ボスの機嫌を損ねて始末される部下」という
テンプレートの
面白キャラで、それ以上でも以下でもありませんが、
隊長本人からすれば、ゼノスの機嫌を取っただけなのに、
ここで殺される謂れは全くない!!みなさんも、社会生活において、
「相手に合わせていいこと言ったはずなのに、なんでこんなにキレるんだ?」
みたいなこと、ありますよね。
我々は知らずのうちに、
隊長の二の轍を踏んでいるのかもしれません!
そこで、
隊長はどうすれば生き残ることができたのか、考えたいと思います。
①ゼノスはなぜキレたか前提として、ゼノスはなぜ隊長を始末したのでしょうか。
始末後の彼の発言に、その謎は隠されています。
要約すると
「後方で何もしていない奴は不要」
「獲物に後れを取る弱い部隊は不要」ということですが、
その点でいくと隊長は
「部下任せにして」「新兵器ごと全滅する弱い部隊を率いている」以上、ゼノスのキレポイント二つに見事当てはまってしまっています。
②隊長はどうすべきだったかでは、隊長は助かることはできなかったのでしょうか?
彼が助かるためには、
「生存兵を左遷せよ」というゼノスの命令に回答するタイミングで、
何らかのアクションを起こす必要があります。
(「はぐらかす」「無言」という選択肢は、
周囲の同僚たちの存在を考え、ないものとします)
考えうるのは、
1.汚名返上の機会を求める隊長が同盟軍を侮っていることも、現場に行かず安穏としていたことも事実です。
であれば、彼が取りうる選択肢は、
「自身の命を懸けて今回の失態を取り返させてほしい!」と述べ、雪辱の機会を入手することに他なりません。
そうすれば、もう少し
名誉ある死を遂げることができたでしょう。
2.余計なことを言わない敗北した部隊の責任者は自分なのですから、下手なおべっかを使わずに
「直ちに任を解き、左遷しておきます。」
以降のことを言わなければ、ゼノスに火を付けることもなかったのではないでしょうか?
同調して点数を稼ぎたかったのでしょうが、
彼が仕える相手は、
惰弱な言葉遊びなど不要な存在であることを、
隊長は理解しておくべきでした。
3.グリーンワートなんかに部隊を任せない結局のところはこれに尽きます。
カルテノーで失敗しているのですから、このような男に部隊を任せているようでは、
遅かれ早かれ隊長は死、あるいは失脚していたでしょう。
もう少し信頼できる優秀な部下を育成しておけば、
少なくとも無様な全滅は避けられたのではないでしょうか。
「暁」の介入なんて想定できない?それはそうだまとめ結論として、隊長はゼノスに返答する際、
「己の不始末を恥じ、雪辱したいと嘆願する」
あるいは、
「ゼノスをヨイショせず、事務的に話す」のどちらかをしていれば、ここで命を落とすことはなかったかもしれません。
それができていれば顔と名前をもらえますがもしくは
「超える力」に目覚めて、過去の自分にもう少しマシな将を
指揮官にするよう働きかける、というのも選択肢に入ります。
そうなると、現実的な選択肢は「余計なことを言わない」になるでしょうか。
「沈黙は金」という言葉もあります。
みなさんも、人付き合いの中で「言い過ぎそうになったな」という時は、
この事例を思い出し、グッと我慢しましょう。
そうすれば、隊長の無念も晴れると思います。
本当の彼の無念は自分の死因となったアイツが
左遷先で綺麗なお姉様に飼われていることではないでしょうか