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Leonard Berkut

Zeromus (Gaia)

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とある光の戦士たちの物語 ~新生~ 2

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の頭を持ち、人のそれと同じく二本の脚で地に立つ異形の蛮族が怨嗟と腐臭を撒き散らし唸りをあげた。

「美しくない……まったくもって美しくないわ……!」

怪物を前に武器を構える四人の冒険者。そのうちのひとり、長身のエレゼン族である青年が苛立つようにそう呟く。先頭を往くミコッテ族の少女は、まだ年端もいかない幼い顔付きでありながら、獲物を狙う猫のように瞳孔を細くして飛び掛かるのを今か今かと伺っていた。他の三人の奥で幻術用の木の杖を握りしめたのは、屈強でありながら清廉そうなルガディン族の少女だった。

「いくぞ、俺たちで悪党を退治してやるんだ!」

「はい……!」

「フーッ! 私に任せるのだよ!」

一歩前へと出たヒューラン族の青年。彼の言葉で四人の冒険者はサハギン族の司祭に向かって一斉に向かっていった。





冒険者となって幾日。冒険者ギルドからの依頼で西ラノシア……エールポートの港に立ち寄ったレナードは誘拐事件にざわつく街中を歩いていた。

若い女ばかりが狙われている……人を売り捌く違法海賊の仕業だ……はたまたサハギン族によるリムサ・ロミンサへの宣戦布告か……。憶測の域を出ない話だが、しかし確実に不安は人々の中に燻る火種のように拡がっている。

聞き耳を立てるように人々の間を縫って、レナードは冒険者たちが集う店の扉を開いた。

そこには事件や依頼を聞きつけ、調査に協力する気鋭ある冒険者たちで溢れていた。


情報を求めて集う者。生業として自らの力を扱う者。冨と名誉を求め、自らの欲望のために戦う者……さまざまな冒険者やそれを相手する給仕たちが所狭しと視界を埋める。

既に数人のパーティが結成されている中、喧騒の中にぽつんと孤立している者の姿がレナードの目にとまった。狭いテーブルの隙間を縫って、レナードは一歩一歩そこへと近づいていった。

「なぁアンタ」

「はわっ!?」

背後から声をかけられたルガディン族の少女は上擦ったような声をあげて肩を揺らした。

「あんた、ここにいるってことは冒険者だろう?」

「は、はい……駆け出しですがいちおう……」

ゆっくりとレナードの方へ振り向く少女の手には、チェスナットを丁寧に削って造られた木製の杖が握られている。杖と少女の顔へ交互に視線を移し替えながら思案するようにレナードは訊ねた。

「……もしかして、幻術を使えるのか?」

「ええ……私はその……グリダニアの生まれで……子供の時から森の精霊に語りかけて幻術を使えるよう修行をしていたんです」

もじもじと髙い目線を伏せては杖にかかる指が落ち着きなく遊んでいるのが大人しそうな少女の人柄を如実に表していた。

「ならちょうどよかった!」

控え目な少女とは変わって、弾けるように両手を打ってレナードは少女へと向き直した。

「あんたみたいな癒しの術が使える術師を探してたんだ、次の依頼はどうもひとりじゃ手に負えなさそうなんでな!」

そう告げられた少女は驚き交じりにといった様子で椅子から立ち上がった。悠々とレナードの背丈を超えながらも控え目な少女は身体をちいさく丸めつつも、意を決したように言葉を続けた。

「わ、私で良ければ……!」

「ラッキー! 助かるぜ。俺はレナード。レオンって呼んでくれ」

「はい! 私はブルーミング・セデベリアです……!」


互いに拳を握り、微笑む。喧騒の渦で立ち昇る一抹の泡に過ぎないほどの出逢いでありながら、そこには両者の冒険者としての希望がたしかに含まれていた。

「あとはもうひとりくらい居ればパーティとしては申し分無いんだが……」

「おい、おまえら」

ふたりの会話を遮るように、頭部にぴん、と耳を立てた赤毛の少女がレナードとブルーミングの間にふてぶてしい様相で割って入る。その姿はまだ幼さすら残るサンシーカー族だった。

「冒険者か? そうなんだろ? てことは力が欲しいに決まってる。おまえらは運が良いな、私が協力してやってもいいぞ」

まくしたてるように少女は自分よりも大柄なレナードとブルーミングに並々ならない勢いで詰め寄っ
た。

「え、ええ。今から私たち……」

「そうかそうか。心配するな。この私が協力してやるんだ、大船に乗ったつもりでいるといいぞ。レオンと……ブルーミングって言ってたな。私は耳が良いんだ、砂漠のサンシーカー育ちだからな!」

意気揚々と自身の胸元を叩いて、鼻を鳴らしながら少女は何度もひとり頷く。

少女の頭上でふたりは視線を合わせてから、レナードは肩をあげて微笑んだ。

「心強いじゃないか、よろしく頼むぜ。ええっと……」

「ル族のチャカの娘、チャーコだ。私のことはル・チャーコって呼べ」

「そっか。よろしくなル・チャーコ」

「うん、よろしくねチャーコちゃん」

「フカ……っ!」

ブルーミングが右手を伸ばした瞬間、全身の毛という毛を逆立たせたル・チャーコはまるでステップでも踏むように一瞬のうちに飛びのいて間合いを取った。

「さささ、サンシーカーは家族以外とは群れたり馴れ馴れしくしたりしない気高い民なんだ! む、むずむずするからふつーにしてろ……!」

「あっ、そうだったんだ……ごめんなさい……!」

成り行き任せと言えど、立派な仲間を得たことにレナードは満足気に微笑んでいた。

間髪を入れて開かれた店のドアの向こうから、エレゼン族の青年が三人の元へと一直線に歩み寄った。

「……あらレオン。どうやら協力者を見つけられたのねェ?」

優雅な手振りで前髪を整えた青年は切れ長の瞳を薄く開き、三人へとそれぞれ視線を送る。

「わぁ、美形な人……っ」

「なんだこいつ、へんなしゃべりかただな」

「変な、とはご挨拶ね。埃っぽくて美しくもないちんちくりんミコッテの癖に」

襟のある服に泥ひとつ跳ねてない磨かれたブーツを履きこなした麗人然と立ち振る舞った青年は、こほんと一息入れて申し出た。

「アタシはフルオー。フルオー・クレサンジュ。冒険者ギルドの紹介で彼と同じ依頼を請け負うことになってね。ま、お嬢ちゃんたちにも分かるように言ってみれば同業者……お仲間ってことよ」






つ づ く 。   



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