この連休頭に、5.0を終えてなんとなく感想を書きたくなったので、書いてみます。
物語が良いという前評判を見て復帰したのですが、そのハードルがあってもちゃんと感情が動かされるすごくイイ物語でした。
理由もわからずに何故か涙が止まらない場面あって、今回はそれをメインで書いていこうかと思います。
まず、僕にとって大きかったのがエメトセルクの活動する動機でした。彼は彼の仲間の中で世界を守るために進んで犠牲になった者たちを取り戻すために活動をしていることが判明します。これにはかなり共感しました。
ここから主人公サイドとの対比なのですが、暁の原初世界での目的は、世界を霊災から守ることです。今回のエメトセルクの動機と比べると、個人的に命を懸けて戦うには賛同できない目的なのです。なんか守るスケールがでかすぎて想像できない。
また、エメトセルクが暁に対して最後の最後以外は直接攻撃を加えていない。主人公が光があふれそうな時も何故か煽って見ているだけ。主人公との会話に邪魔だから最後だけ暁のメンバーには攻撃してますが。
主人公が自分から壊れるのは仕方ないが、仲間に近い存在なので壊す気にならない?
これって、暁のメンバー全員がエメトセルクが取り戻すべき側の仲間たちのカケラなのかなぁと思いました。
実際エメトセルクのセリフにマシなお前たち、とか主人公に関しては仲間の姿を幻視しています。
取り戻そうとしてる相手に立ち向かわれるのはものすごいつらいから、それで涙が出たのもあると思います。だってアーモロートをあれだけ再現するくらい孤独で、更に取り戻そうとしてる者のカケラと戦わないといけないってどれだけつらいんですか。。。しかもそのカケラ達は自分の生きた世界を守るために命を懸ける。自分から犠牲になったアーモロート市民と同じなんですよね。
あと、主人公と光の戦士のアーモロート時代はヒュトロダエウスだと思っていて、そうじゃないと光の戦士が見えたことの説明が難しい気がします。今調べたらヨシダは否定してるみたいですが。僕になにか見落としがあるかもしれません。エメトセルクの旧知の知り合いみたいだったので主人公が実は他の座についていたとか?そういうぶっ飛んだ設定があるのかも。
主人公に歩み寄ったエメトセルクの思惑は、最も人類に近づいた主人公にアーモロート時代を自分から思い出してほしい。そして味方になってほしい。だから主人公の味方も傷つけないし、ヤシュトラも助けた。
めちゃくちゃ人間味があるんですよね。。。エメトセルク。
これだけ自由なキャラだったから人間味がゲームでも感じれたのかもしれませんが。
なんかFF10の親子愛みたいな人間臭い魅力をひしひしとエメトセルクから感じました。
水晶公は同じくエメトセルクが救うべき魂だと思うけど、光を持っていこうとしたから攻撃してます。でも殺してないし、最後には脱出されてるし、他の7人の闇の戦士も召喚するのを邪魔せず見ている。
エメトセルクこのシーンの表情はすごいと思います。失望とか悲しみとか嘆きの感じがそれはもう。。
ここもなんかエメトセルク側からしたら悲しくて、そこまで抗うか。。。とかもうヤケクソで決着をつけるしか選択肢がなくなってます。最後まで歩み寄ったのに。めっちゃ悲しい。
戦う前も逃げれたのに、決着をつけることをエメトセルクは選んだ。最後の裁定と言って。自分はお前たちをなりそこないだと思っているが、そうじゃないと証明してみせろっていう。めっちゃ悲しい。
ここまで考えてやっぱりどう考えてもエメトセルク側の立場の方が納得できました。
一番盛り上がったのは水晶公が英雄を7人呼ぶところで。
泣いたのはエメトセルクの最後のセリフと水晶公が光を持ち逃げしようとしたところ。
ヴァウスリーがイケメンになったのはちょっと意味が分からなかったです。
外見に構わず本来の姿をぶつけたエメトセルクを見習え。
本当に最後のセリフに全部エメトセルクというキャラがぎっしりつまっていて。泣きます。
エメトセルクの魅力はストーリー終わってからじんわりと感じました。ストーリーやってるときはずっと胡散臭い不安になるキャラだと思っていました。
FFは全部好きですが、今キャラ投票するならエメトセルクに一票です。
なんか本当につらつら取り留めなく書きましたが、こんな感じです。