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Ayaka Wavesurf

Belias [Meteor]

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【RP二次創作記事】郷愁の勇者 ベスパーベイ エピソード3

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エピソード2の続き


半日くらいで到着すると思っていたが甘かった。足場も整備されていない為とても悪く、気を抜けば魔物が襲撃してくる。戦地でもないのにエオルゼアは集落から一歩外へ出ればビルマの最前線と変わらない。



岩に囲まれた窪地を見付け野宿することになった。焚火の跡とゴミが散乱していたので他の旅人もここを利用したのだろうと思われた。ゴミの中で寝るのは抵抗が有ったので掃除した。タラハシーは手際よく火を起こしていた。討伐した鳥の魔物をさばいてバーベキューにすると言っている。BBQとはなんだろうと見ているとただ肉を焼くだけのようだ。
メリルダと一緒に製作した「さつま揚げ」を披露した。白身魚は豊富だったのでエオルゼアで手に入る調味料で味付けして、よく練って揚げたものだ。
タラハシー曰く「悪くはねぇが俺好みじゃなぇな。味はいいが食感の問題だ。それよりこいつを食ってみろ、生意気な野郎だったがローストチキンになってやっと世の中の役に立ってやがるぞ。へへ」
彼は相変わらず下品だ。
道中のタラハシーは弁慶坊顔負けの無双ぶりだった。彼は魔物を蹴散らかすのが得意だと言っており戦闘中は何だか楽しそうだ。



「蹴散らかすのはまかせろ。。。」戦いの才能というものなのだろうか。それよりも魔物を狩ることに対してのこだわりと執着のようなものを感じた。そして、エオルゼアにおいて一人で生きていくにはそれ相応の力が必要だと、今回の旅で痛感した。
タラハシーの横に寄り添うようにチョコボが体を休めていた。この子は優し気な目で私とタラハシーの会話を見つめていた。
「戦い方を教えろだと?」
「はい。せめて身を守れるくらいにはならないと買い物にも行けません。」
「いいか?おめぇはお嬢ちゃんだ!どっから見ても、逆立ちしてもな。やめておけ。魔物をデブらせるだけだ。男でもひっかけて守ってもらえ。」
「じゃあ、あなたのような冒険者になります。どうすればなれますか?」
タラハシーは帽子をかぶり直し。
「マジで言ってんのか?じゃあ聞くが?おめぇはコロしは出来んのか?話せばわかりあえるなんてぇのは頭の中にお花畑が咲いている野郎の常とう句だ。」
「それは。。。これから勉強します。」
「暴力を制するのは愛なんかじゃねぇぞ。より強力で無慈悲な暴力だ。これが分からねぇようじゃ。武器なんかぶら下げるな。お嬢ちゃんのままでいろ。いいな?」

戦いの熟練者からそう言われては返す言葉がなかった。
私はここでも無力なんだろうか。。。私は俯いた。



「だが身を守るってのは賛成だ。いいか?相手が強くてデカい場合、正面から挑もうとするやつはチィーと頭のネジが緩んでいる奴か光の戦士くらいだ。正々堂々なんてのは強者の理屈ってもんだ。俺みてぇにな。だから気にするな。そこでだ。卑怯者になるんだよ。敵の意表を突く。まさか!と相手に思わせろ。出来れば切り札も用意しておけ。そして、ここが肝心だ。とどめを刺せ。ダブルタップを忘れるな。情けなんてかけてると寿命を縮めちまうぞ。」
タラハシーなりに気を使ったんだろうか。半分くらい意味が解らなかったが、何かと戦うなら相当の覚悟がいると言いたかったのだろう。


タラハシーのバディチョコボ「ビルマーレイ」は朝日を見つめている。友を起こす時間だった。
クぇ~キャキャ!翼を広げてアピールする。

私は昨夜また例の夢を見た。タラハシーの過去。なぜ名を聞かず本名を明かさないのか。
冒険者として活躍していた日々。
たくさんの仲間たち。戦友でもあり恋人だった女性冒険者の殉死。仲間の裏切り。迷宮に消えていく親友たち。苦悩する日々。侵略者たちとの戦争。そして、また戦友との死別。ビルマーレイは第7霊災と言われる大きな戦争の時、ともに支えあった戦友の名。ミニオンと言われるからくり人形はかつての恋人を模したものだった。
精強に見えた彼は親しい者との別れに怯える傷つきやすい極平凡な優しい男だった。


二日目の午前。やっとベスパーベイに通じるトンネルが見えてきた。思い描いていた旅とはかなり違った展開だったが、なんとかうまくいきそうだ。自然と笑みがこぼれる。しかし、タラハシーはトンネル入り口の脇に停留しているキャリッジをみて悪どい笑みを浮かべていた。
「こいつは到着早々ついてるぞ。へへへ。まぁ見てな。」
キャリッジの陰に隠れるように二人の男がなにやら話しているのが見えた。一人は見たことがある服装で銅刃団と言われている者、もう一人は商人風だった。


「よう!お二人さん。デートしてるとこ悪いな。この便器(キャリッジ)に乗っかってる荷物をちょいと改めさせてくれねぇか?」タラハシーはニヤニヤしながらからかう様に話しかけた。
「なんだ貴様は?拘束されたくなかったらさっさっと立ち去れ!」銅刃団の男は怒りをあらわに凄んで見せた。商人の男はキャリッジに乗っていたガラの悪そうな男女に目配せしていた。
「さすが銅刃団の旦那だなぁ。こっちはブルっちまってちびりそうだぜ!はははは」
「貴様!」銅刃団の男は曲刀を抜いた。
「おっと?やる気か?アイドルを守るのも大変だなぁ。銅刃団ってのはよう!」
タラハシーはゆっくりとガンブレードを銅刃団の男グラハムに向ける。
「アイドルだと?なんのことだ?」
グラハムはガンブレードを見て察したのだろう焦りが見えはじめた。ただの旅人がそんな装備をしているはずがない。
「知らねぇとは言わせねぇぞ。ほれこれを見ろ。お前さんの彼女(商人風の男)は溺れた海豚亭のアイドルなんだよ。この盗賊団のティグルさんは8000ギルの賞金首だからなぁ。黒渦団の物資をかっぱらってウルダハの悪徳商人に横流しとは考えたなぁ。おまけに銅刃団がグルだったとはw笑えるぜ。リムサロミンサの冒険者がお前らを血眼になって探してるぞ。まぁ俺もその一人だがな。」
タラハシーはギルド発行手配書を商人男の顔の横に広げて見せた。グラハムは狼狽し、みるみる顔が真っ青になっていく。
「おい!ベス!仕事だぞ。ちょいとひとっ走りしてトンネルを警備している連中を連れて来い。あー!そうだ!こお言え。盗賊団と冒険者が戦闘になりそうだとな。アワ食ってすっ飛んでくるぞ。へへ。何せ口止め料がパーになっちまうからなぁ。グラハム、ティグル・・・お前らはこおいうときの為の捨て駒ってことだよ。」

「はい!」わたしは岩陰から出て走った。その時、見た。キャリッジの後ろに控えていたのは、いつもクレセントコーヴを荒らしにくる盗賊団だった。この連中がメリルダ姉弟のご両親を手にかけた犯人一味。

父親が利用したキャリッジは不幸にもウルダハに向かうこの連中の偽造行商団だった。
道中で遺体を遺棄し魔物の餌食にした。
母親が訴え出たのは銅刃団のグラハムだった。その一味の一人双剣士だろうかミコッテ族の女と目が合った。気味が悪く残忍な笑みを浮かべこちらを見ていた。母親を襲った女と同じ笑み。
母親の行動を盗賊団に密告していた村の者もいた。今まで見た過去視が全部繋がった。大粒の涙が頬をつたうが拭わずに走った。不幸の連鎖を止めたかった。

グラハムとティグルの一味は銅刃団に捕縛され連行されていった。茶番だ。。。黒幕は息をひそめ末端の逮捕で幕引きということなんだろう。ギルドの手配書と黒渦団の盗品が証拠となり、タラハシーは賞金を受け取ることになった。依頼人はメルビィル提督本人。替えのきかない思い出の品で紅茶の茶器セットを奪われたことに憤慨し小者の盗賊に8000ギルの賞金をかけたのだ。イエロージャケットにより捜査は行われていたが盗まれた品が私物の為、黒渦団本隊と子飼いの工作員を使わなかったのは彼女らしいとタラハシーは言っていた。


ベスパーベイに着いた。



こんなに紆余曲折に見舞われるとは本当に思わなかった。



クレセントコーヴとは比較にならないほどの活気。街も清潔で商人たちの口上は大道芸人のように面白い。


この活気はリムサロミンサに通じるフェリーの存在が大きい。たくさんの物資が港に並びウルダハと遠路グリダニアへの流通が確立されていた。
「ところでなぁ。ベス?分け前の件だが、4000でどうだ?」
「え?貰い過ぎです。私は何もしてないし、守ってもらうだけだったし、それに魔物をやっつけるお手伝いもさせてもらったし。。。」
「お手伝いって、、、おめぇメイドじゃねぇんだぞ?まぁいい、盗賊の茶番だがありゃ俺とお前のパーティで攻略したんだ。冒険者の暗黙で折半ということなんだよ。覚えておけ。中にはとぼけてちょろまかすパーティもいるからな。」
「はい。勉強になります。」

タラハシーは遠くに見える大きな建物を見ながら言った。


「金はすぐもらった方が都合がいいんだろ?俺が立て替えといてやる。ほれ。受け取れ。」
「いいんですか?本当に?」
「つべこべ言わずにドレスでも見て来い。・・・ここでお別れだ。帰りはキャリッジを使え。金持ちになったんだからな」
「どこへ行かれるのですか?この先も谷は続いているんですか?お腹すいてないんですか?私お腹ペコペコなんですけど、ここはなにがおいしいですか?」
「おい!おい!いっぺんに質問するんじゃねぇ。まったく貧乳のくせに始末が悪いぜ。」
「いいか?おれはこれからパシフィックプレイランドに行くんだよ。でも貧乳のお前とは遊んでやらねぇからな!」
また意地悪く言った。でもそれがよく似合う。くそ野郎だ。
「ぱしふぃっく・・・・?」
「なんだ知らねぇのか?ほれ!あそこだ。カステッルム・マリヌムとかいう帝国の遊園地だ。舌かみそうだぜ。ちょいとご挨拶に行ってこようと思ってな。調子に乗りすぎねぇように。」
「帝国って。。。大日本帝国のことですか?」
「何言ってやがんだ?ガレマールだよ。育ちのいいお坊ちゃまの国。世界が自分たちのものだと思っちまってる痛い連中のあつまりだな。たまに遊んでやらねぇと悪さするからな」
「き・危険では?」
「だから言ってんだろ?遊んでくるだけだよ。へへ。まぁ短かったがお前との旅は楽しかったぜ。思わぬ収入もあったしな。達者でな。あー。忘れるなよ!ダブルタップ!」
チョコボにまたがりタラハシーは更に足跡の谷を進んでいった。
「きっとまた会えますよね?忘れ物ありませんか?ありがとうございました。」



タラハシーは振り向き
「今度、いっぺんに質問しやがったらパンチ食らわすからな。貧乳のくせに口が減らねぇ。。。¥@ぽj^」関係ないことをぶつぶつ言いながらくそったれタラハシーは去っていった。再開したらまず股間を蹴ろうと決めた。


お買い物開始
オレンジジュースはすぐに抑えた。しかし、嵩張る。一人で持ち帰るには容器自体が重すぎた。


商人に相談してみたら、しぼり汁かラノシアオレンジを直接購入したらいいのではないかとアドバイスを受ける。


居酒屋の店員さんに加工前のしぼり汁を売ってもらえた。常連になるなら価格を見直してもいいと嬉しい提案も受けた。さつま揚げにも興味を持ってもらえた。
収入が有ったのでメリルダ姉弟とモモロトにお土産も購入出来た。商品を物色するのは楽しい。

「もしやあんたはメリルダのところの?」露店を歩いていると声をかけられた。
クレセントコーヴの村長ヘイロだった。村ではほとんど口を利かない。挨拶も無視の人物が珍しく多弁だ。やけに低姿勢で気味が悪い。
察しは着いた。金づるが捕縛されてしまい私がそれに関わっていたからだ。無関係を装いたいんだろう。

「あの姉弟も気の毒になぁ。両親が殺されて苦労しているだろう。いろいろと援助はしているがなかなか手が回らなくてねぇ」
あえて突っ込まず適当に相槌をしてわかれた。一緒のキャリッジには乗りたくなかったので、もう少し商店を回ることにした。夜になっても人出が衰えない町。。。浅草を思い出していた。華やかなところも、その陰の闇も。


「これからクレセントコーヴまでかい?キャリッジの最終は出ちまったよ。ポーターは24時間やってるけど、せっかくだから泊まっていきなよ。姉さん。」
宿屋の店主は言った。
いい街だが早く三人の顔が見たくてポーターを使うことにした。一人乗りだが、料金が安いし早い。ふかふかのベッドの誘惑もあったが、お風呂だけ借りて帰路につくことにした。

この判断が私たちの運命を大きく変えた。


クレセントコーヴ



三人の人影がメリルダ姉弟の家に向かっていく、彼らを照らす月明りは真紅の満月だった。


ーーーーー
次回は初の戦闘になります。FCメンバーさんの協力も得られました。
アイアンさん、HIROさん、special Thanks です。


Comments (2)

Ju-shirou Mishima

Belias [Meteor]

仕事ばかりしていて、気づきませんでした

相変わらずの読み口のよさですね。さつま揚げいいですね(笑
二人の会話が楽しくて、一気に読んでしました。
しかしエオルゼアって厳しい土地ですよね、、、
次回は戦闘なんですね、楽しみにしていますのでゆっくりかかれてくださいね。

Ayaka Wavesurf

Belias [Meteor]

しろうさん
お疲れ様です。私も勤務時間が伸びてしまいのんびりINが難しくなってきました(-_-;)
メインを進めていくと、マジか?と思うほどエオルゼアで生きていく厳しさを思い知らされます。
それで設定を戦時中の女性したんです。現代人ではスマホもカウンセラーもいない世界で命のやり取りは難しいかと。。。
コメントありがとうございます。
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