(「紅蓮のリベレーター」の、クガネに到達した辺りのネタバレが、含まれています。)
クガネの町は、東洋風でいて、色とりどりの、とても不思議で新鮮な感じ。
しかも、ダンジョンを越えてたどり着いたので、当然ながら、気分は開放感いっぱい。
わあー、これだから、新しい町はワクワクして最高!さあ、のびのびと観光や!と思って、着くなり、ウキウキ駆けだそうとしたら、
ハンコック(ロロリト配下)「いらっしゃいませ。」
うわあ~、いきなり、うっとうしい…!
はるばる遠くの観光地に来てまで、よりによって、現在自分が最も関わりたくないウルダハの、しかもロロリト経営の東アルデナード商会というのにつかまるという、超絶ガッカリ展開が待っていたのだった。
ハンコック(うさんくさい風貌)の説明によると、新生編の祝賀会で迷惑(どころではない)をかけたとして、ロロリトから、お詫びとして、便宜をはかるように言いつけられているという。
祝賀会なんか、どれだけ前の話やねん。という感じで、お詫びのタイミングでもなんでもないのであった。だいたい、本当にまずいと思っていたなら、そもそも、あんな、暁メンバー達が全員死んでしまいそうな目になど遭うわけないのであった。
どうせ、ひとーッつも悪いなどとは思っておらず、今、暁の反帝国活動がうまくいったら、ロロリトも得をするから、乗っかってきただけにしか見えないのであった。
いらん。むしろ、この町に着いた時の、私の純粋なワクワク感を弁償しろ。
と思ったが、ゲームのシナリオ上どうしようもなく、その、東アルデナード商会とやらの商館を拠点に、活動することになった。
あーあ、わたしの観光気分、台無し!(※もともと、観光目的ではありません。)
クガネという町は、いろんな国どころか、帝国までが拠点をおいていて、思った以上に、きなくさい状況となっていた。
しょーもないナマズ小悪党のめんどくさい企みにひっかかってみたり、商会にお近づきになりたい謎の亀に踏み台にされたりしながら、ゴウセツ氏と合流し、先に紅玉海をわたってドマに向かったユウギリさんを追うことになった。
やっとの思いでたどりついたクガネは、実はただの中継点。「ひんがしの国」という国の一部であるらしく、ドマでもない。
そして、これから渡る紅玉海は、さらに危険で治安も悪く、問題満載のようである。
ああ…クガネの先も、まだまだ長いんだあ…というのが、しみじみと、わかったところで、つづく。