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蒼天のイシュガルド(1)——-千年の祈りと混沌の果てに【ネタバレ注意】

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魔科学研究所のゲートが開くと同時に、緊張が高まる。
ここは古代アラグ帝国の叡智が結集した場所。蛮神制御技術を研究するために建設されたというこの施設は、帝国軍によってすでに侵入されているらしい。誘導システムが進むべき道を示してくれるが、その先には未知の戦いが待ち受けている。

ゲートをくぐり奥へ進むと、帝国第VI軍団の軍団長レグラが行く手を阻む。激しい戦闘が繰り広げられる中、力の限り戦い抜き、ついに彼を退ける。次々と現れる敵の猛攻に耐え、さらに奥へと足を進めると、新たな脅威が姿を現す。キメラ生物評価システム「ハルマキス」。その変幻自在の姿と攻撃は、アラグ帝国の技術の異様さを物語っていた。しかし、総力を振り絞り、この敵をも打ち倒す。

研究所の中枢へたどり着くと、そこに待ち受けていたのは二人のアシエンだった。
イシュガルドで暗躍していたイゲオルムと、幾度も対峙してきたラハブレア。彼らは人の意思で生み出される神の存在を語り、その神々の争いが新たな創造のきっかけとなると主張する。しかし、その背後で繰り広げられてきた数多の悲劇が脳裏をよぎる。彼らの目的が混沌を広めることである以上、立ち止まるわけにはいかない。

短い言葉を交わした後、戦いが始まる。イゲオルムは氷を自在に操り、ラハブレアは苛烈な炎で攻撃を仕掛けてくる。二人の連携は熾烈を極めるが、光の加護を取り戻した力と決意で押し返していく。やがて二人を追い詰めたかと思われたその瞬間、彼らは融合し、アシエン・プライムへと姿を変えた。

二つの魂が一つとなり生まれた存在――アシエン・プライムとの戦いが始まる。
圧倒的な力に押されながらも、全力で応戦する。竜の爪の試練を乗り越えた力と光の戦士としての覚悟が戦いを支える。ついにアシエン・プライムを打ち倒すことに成功する。

戦いの決着が近づいたかと思われたが、イゲオルムはエーテル界の狭間へ逃げ込もうとする。しかし、ウリエンジェから託された「白聖石」が手元にあった。ムーンブリダの形見であるその力を使い、イゲオルムの魂を封じ込める。そして竜の眼から引き出した力を刃に込め、白聖石を砕いてイゲオルムを完全に消滅させた。

だが、ラハブレアは目の前に残されている。
白聖石を使い果たした今、彼を滅する術がない。焦りと無力感が広がる中、突如現れたのはトールダン7世と蒼天騎士団だった。彼らが運ぶ棺の中には、かつての蒼の竜騎士ハルドラスの身体と、ニーズヘッグの右眼が納められていた。

トールダンは、竜の眼と千年の祈りを力に変え、神となるべく「騎神トールダン」へと変貌を遂げる。そして、ラハブレアに一閃を放つと、そのエーテルを喰らい完全に消滅させた。

だが、次に敵となるのは騎神トールダン――彼自身だった。
イシュガルドの千年の歴史と祈りを背負い、調和という名の下に新たな秩序を築こうとするトールダン。その理想の裏には自由も多様性も存在しない。支配と同義の「平和」を受け入れることはできない。

聖剣アスカロンを構える彼に、武器を握り直し、全力で立ち向かう。この戦いが、混沌の時代を終わらせるための重要な一歩となる――そう信じて。
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