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紅蓮のリベレーター【第5章】紅玉海の門番 1-3 : 港町クガネ ユウギリたちの足取り

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港町クガネに到着した私たちの目標は、ユウギリとゴウセツの足取りを追うこと。

だが、異国の地で手がかりを探すのは容易ではない。

アルフィノの提案で、手分けして街中を回ることになった。

リセと私は北側を担当し、最初の訪問先として「望海楼」を目指した。

海を望む温泉宿であるここは、旅人が集う場所だ。

宿の主、カラクは私たちの尋ね人に心当たりがある様子だったが、

「お客様の情報はお話しできません」と、

申し訳なさそうに断られた。

次に訪れた「潮風亭」では、女将のコトカゼから貴重な情報を得ることができた。

ユウギリとゴウセツは、紅玉海を渡ろうとしていたらしい。

しかし、船を出す者が少なく、彼らが実際に渡れたのかはわからないという。

教えてもらった船主たちを訪ねたものの、誰も彼らを船に乗せてはいなかった。

危険な海域を渡ることへの躊躇や、行き先の制限が理由だ。

手がかりは見つからず、気づけば日が傾き始めていた。

「なかなか上手くいかないもんだね。」

リセが肩を落としながら漏らした言葉に、私も同じ思いだった。けれど、ここで諦めるわけにはいかない。

ユウギリとゴウセツは、必ずどこかでこの先の道を切り開いているはずだ。

次の手がかりを探し、再び動き出そう――この異国の地で、彼らに追いつくために。
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