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【暁光の刻】第3話:紅玉海の先に待つもの

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紅玉海へ向かうことが決まった。

帝国軍の本国部隊が紅玉海方面へ向かい、ゴウセツたちの行方を追っているという。

ついに、彼らの足取りが掴めたのだ。

アルフィノが「言い値」で購入した刀には、正直、驚いた。

急いでいたとはいえ、あの金額は異常だ。

タタルが思わず声を詰まらせていたのも無理はない。

とはいえ、今はゴウセツの捜索が最優先。

すべては帰ってから話すしかない。

ソロバンの案内で、まずは紅玉台場を目指すことにした。

そこを通る者は多く、ゴウセツたちの目撃情報が得られるかもしれない。

仲間たちの支えがあってこそ、ここまで来られた。

だが、妙な胸騒ぎがする。あのヨツユらしき女性――彼女の言動が、どうしても引っかかる。

彼女は何を企んでいるのか。

その真意を見極めることも、これからの行動において重要になるはずだ。

紅玉海。その波の向こうには、何が待っているのだろうか。

――答えを見つけるまで、私は仲間と共に進む。

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