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救出の後に

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※日記の形態を用いた小説です。

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星5月21日

トトラクの千獄に入った結果、シルフ族の長であるフリクシオの救出は成った。
思ってたよりも元気だったしよかったのだけど。
とにかく道中は道が複雑だった。監獄なんだから当たり前といえばそうなんだけどね。
蜘蛛が多いからか、あちこちに蜘蛛の巣は張っているから行動が阻害されやすくて面倒だったな。
アトリアさんが一番いやそうな顔をしていたのが印象的だったけど、考えてみたら彼女は平原の出身だから蜘蛛はあまり身近じゃなかったのかも。森の中だと蜘蛛の多い場所もあるもんね。

3人から協力を得られて、報酬はあとから渡すということで一旦解散となったのだけど、ベルさんは世界を駆け回って活動してるんだねって感心されちゃった。
よく親しみを込めて愛称でアルと呼ばれることが多かったんだけど、どうやらメルルさんのお友達に愛称アルさんがいるらしくてベルと呼ばれるようになってた。呼び方が変わるだけで新鮮な気持ちになっちゃう。
それでまあ、また何かあったら声をかけてねって嬉しいことを言ってくれたので、また何かあれば声をかけようと思ってる。偶然引き合わせられたパーティメンバーだったけど、相性がよかったんだろうなって思うとやっぱり嬉しくなっちゃうね。

そのあと、フリクシオさんを連れてシルフの仮宿へと向かって、色んな情報を聞くことができた。
懸念されていたラムウについても、森の奥に引きこもってるということだった。だからしばらくは問題ないということなので、報告にグリダニアへ戻った。

これで万事解決とはいかないのが冒険者稼業なんだろうね。
ミンフィリアさんに呼び戻されて、ウルダハで不穏なものがあるのだっていう話を聞いた。
政治的な話は難しいから私にはわからないよ。
とは言え、アラミゴの難民との付き合い方についての問題が生じているのかな?という感じだったね。
そういう風に請われて、ウルダハで情報収集もしていったよ。
あんまり難しい話は私に振らないで欲しいよね。
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