先日購入したゲーミング・キューブPCへのゲーム環境の移行もひとまず一段落しました。
(PCについては
こちらの日記などをご参照ください)
個人的な満足度は95点くらい付けてあげたいほどほぼ文句なしのPCなんですが、
2~3日ゲームを遊んでみて、やはり
少しファンの風切り音が気になるかな?と感じまして。
最近RTX3070マシンを購入した相方ちゃんも「ファンが少しうるさい」と不満を漏らしていたので、
ここは1つ
設定変更のみで静音化してみようじゃないか!と奮起してみました。
使用したのはMSIのOCアプリ「Afterburner」(アフターバーナー)です。
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Open in New Window自作erやOCerにとっては定番中の定番アプリですね。
グラボ(GPU)の動作クロック数やファン速度のアップに使用しますが、
逆にクロックダウンしたりファン回転数を抑えることもできるんです。
今回私が試したのは
「Power Limit」の数値を下げること。
その名の通りグラボの消費電力量を下げるというもので、
この値を小さくするほどGPU速度が抑えられるため、
発熱も下がり冷却ファンの回転数も抑えられるという仕組みです。
今回は、定格(100%)と90%と80%の3つで、
FF14漆黒ベンチのスコアやフレームレートを計測し、
さらにGPU温度やファン回転数、そして消費電力量などを比較してみました。
まずはスコアです。
(計測環境:11900K+RTX3080+UWQHD/144Hz/G-SYNC ON)
■100%……17206
■90%……17108
■80%……16887The referenced image could not be displayed because it is not served over a secure connection.
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Open in New Window意外だったのは、
消費電力量をかなり抑えても、
ベンチマークスコアはあまり下がらないってことですね。
パワーを20%落としてもスコアは2%未満しか落ちてません。
10%落とした場合のスコア下落率は1%未満です。
では、フレームレートはどうでしょう。
■100%……最低55fps、平均116fps
■90%……最低53、平均115fps
■80%……最低52、平均114fpsもはや誤差のような数値w
正直、80%に設定しても見た目で何かが変わったようには思えませんでした。
実際、フレームレートの推移を精査してみると、
処理が軽い時のピーク性能の落ち方が大きい一方で、
最低フレームレートは結構踏ん張ってる印象です。
今のグラボは発熱や電力に余裕がある時に、
自動オーバークロックが働いてピーク性能を伸ばすように設計されているため、
消費電力量を抑えると、このオーバークロックが控えめになると考えて良いようです。
Power Limitを下げても性能はあまり下がらないことは分かりました。
では、GPU温度やファンの回転数、さらに消費電力はどうでしょうか。
■100%
・GPU温度……78度
・ファン回転数……2550rpm
・消費電力……306W
■90%
・GPU温度……77度
・ファン回転数……2280rpm
・消費電力……284W
■80%
・GPU温度……75度
・ファン回転数……2030rpm
・消費電力……253Wこちらもキレイに並びましたね。
90%ではあまり発熱が下がらずファンの音も「少し静かになったかな?」くらいだったのですが、
80%にしたところ
「え?ちゃんとファン回ってる?」とびっくりするほど静かになりました。
(もちろんちゃんと回ってますw)
消費電力量を見ても50Wも下がり、ランニングコスト的にも良さそうな感じ。
ファンの音は製品によって大きく差があり、
2000rpmだから静かだとか2500rpmだからうるさいなどと表現できるものではありませんが、
少なくともこのファンの場合、2000rpmまで落とせば非常に静かな環境にできることが分かりました。
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Open in New Windowというわけで、私が出した結論は、
「Power Limit 80%運用がベスト!」でした。
ハイエンドグラボを買っておきながらなんてもったいない!と思う方もいるかも知れませんが、
ハイエンドグラボだからこそ、
消費電力を抑えめにして高性能と静音性を両立させるという使い方ができるのです。
ある意味、最高に贅沢な使い方ですw
実際、これだけ静音化しても1ランク下のグラボでは出せない性能を維持していますしね。
この設定変更の内容とやり方ならグラボを壊す危険性も少ないので、
相方ちゃんに教えてあげようと思います。
恐らくRTX3070でも同様の性能傾向が得られるでしょう。
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