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Yamaga Emaga

Yojimbo (Gaia)

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ハパルのヒカセン設定

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ハパルの設定まで入れたら一万文字超えたので分けた。

以下、ハパルのヒカセン設定

【Haparu Yukuparu】
ハパル・ユクパル

ララフェル/プレーンフォーク/♂
誕生日 霊2月(4月)6日
身長   おおきい(ララ基準)
守護神 サリャク
説明文
歳は10代後半くらいに見える。(実際はもう少し上)
のんびりおっとりしていていつもニコニコしているお兄さん。歌と料理が上手。歌を褒められると嬉しそうにする。

チョコボ名 キク


生い立ち、キャリッジに乗るまで

砂地の小さな村に2つの元気な産声が響いた。生まれたての子は顔のよく似た男の子と女の子であったが、元々身体の弱かった母は双子に生を与えるのが精一杯で、子供の顔を見ることなく息を引き取った。小さな双子は顔こそよく似ていたが、生まれ持った天性の差が運命を狂わせた。兄、ハパルの方はどこにでも見るような、愛らしい赤子だった。妹の方は、その愛くるしさが霞むほどに眩い才能の持ち主であった。冒険者崩れの父は、間もなく妹の方が高い魔力を秘めていると気付く。かつての夢を娘に託さんと、期待と共に赤子同然の彼女に占星術師としての厳しい訓練を受けさせていく。この二人が、赤子としての愛情を受けることはなかった。

元々、他所からこの土地にやってきた父は、排他的な風習のある村人達からよく思われていなかった。加えて、この村の出身だった母も亡くなり残された家族への風当たりは一層冷たかった。生まれた双子もまた、母の命を吸って生まれた不吉な子供と囁かれた。兄は口数少ないが、聡い子供だった。村人の冷たさにいち早く気付くと、自分と妹の身を守る術を真っ先に身に付けた。対して妹は大人しく、おっとりとした性格だった。父からの厳しい課題をこなすのに必死で日々生き抜くのが精一杯であったが、兄に心配をかけまいとなるべく笑顔を絶やさないように振る舞った。
兄は笑顔で苦しさを隠すこの妹を、何があっても自分が守らねばと思っていた。それは彼の家族愛であり、生きる支えでもあった。村人からの冷たい扱いは、その身全てで受けた。風当たりが少しでも和らぐよう、知恵と器用さで善も悪もなく全てを丸め込んだ。少しでも妹を守れるのであれば、なんでもした。自分ならばできると思っていた。
妹は優しい兄のことが大好きで、兄もまた妹が唯一つの大切な存在だった。妹が父の課す過酷な修行に堪えきれず泣いて帰ってきた日には、歌を歌って励まし、寝かしつけた。

妹に熱心な父は息子にも家にも見向きもしなかった。妹にかまけてばかりの父に代わり、やがてハパルは家の家事や仕事を代行するようになる。父はチョコボ屋の世話係だった。チョコボ屋の店主は、ハパルを甘やかすことこそ無かったが、他の村人のように冷めた扱いはしなかった。仕事の合間、店主はハパルに最低限の読み書きや歴史、算術を教えた。妹を守る力になるならばと、ハパルはただ教えられたことを黙々と吸収していった。大人と同程度の生き抜く知恵を身に付けたが、それが店主の優しさだと気づけないほどには、彼はまだ幼かった。

ハパルがチョコボ屋で一人前に働けるようになり始めた頃、妹は訓練兵として軍に所属し頭角を現していた。そんな折、霊災の戦力として妹に声がかかる。父は大いに喜び、妹を送り出す。妹は兄を悲しませまいと、数週間の実地訓練で家をあけると兄に嘘をつき、軍事基地に赴く。
数週間後、妹の机の埃を払おうと、手をかけて気付く。本の影に隠れた封筒に、ハパルの名前があった。中身を改めて絶望する。それはハパル宛の手紙と、妹のイヤリングだった。嘘をついてごめんなさい、の文に指が震える。間も無く戦争が始まろうとしていた。

手紙とイヤリングを握り締めると荒れた感情のまま家を飛び出した。戦争に備えた兵が集められているという噂の遠方の地へ向かおうとするが、手段を持たない子供では当然たどり着けない。妹を探して幾日もあてもなく彷徨い続ける。このとき、既に戦争は始まっていた。
空は荒れ、遠くの空で星が降り、地を揺るがす咆哮が響くが、地平線にその影すら映らない。やがて食料もなくわずかに残された力も尽き、ハパルは行き倒れる。

偶然にも、戦火から逃れ避難していた旅団に行き倒れたところを見られ、拾われる。雑に介抱され、目を覚ます頃には戦争は終結していた。行き場なく激昂する思いが過ぎれば、いっそ冷静になった。まだ諦めてはならない。妹は生きていると自身に言い聞かせたハパルは妹を探そうとする。彼を拾った旅団は商いを生業としていた。人手が不足していたところに都合よくハパルを見つけ、介抱して恩を押し着せ雑用係にしようと考えた。有無を言わさず彼を旅団員として連れて行こうとする。しかしハパルもまた、強かだった。妹を探す足掛かりになるならば旅団を利用しようと思った。旅団員に半ば押し込まれるようにして、キャリッジの荷台に乗り込む。旅団の行く先々の街で、隙を見つけては妹を訪ねて回った。

旅の途中、自分の表情も性格も妹とかけ離れている事に気付く。妹はいつも溢れんばかりの笑顔でいたが、笑みを作る形すら忘れたかのように自分の表情は固く強張っていた。容姿だけでなく、妹に似た性格ならば情報が得られるのではないかと考え、だんだんと妹の面影を真似るようになる。

旅団は余所者の子供をいいように雑に扱うが、妹を探せるならばと淡々と仕事をこなす。旅団員は顔にタトゥーを入れるのが慣しと言われ、酔っぱらった悪質な旅団員によって顔に落書きのような刺青を入れられる。「僕」という自称もまた荒い気質の旅団員達に嫌煙されたため、「俺は」と語るようになる。やがて彼は旅の途中で成人を迎えた。祝ってくれる人は誰もいなかった。

とある貧民街にて、片足を無くした元兵士の無愛想な男と出会う。彼にも妹について尋ねると、それはあっさり、知っていると答えた。若くして占星術師としての才覚に溢れた妹は同じカンパニー内ではよく話題になっていたため知っていたという。元兵士は続けて、妹のいた部隊は戦争で壊滅したと告げた。後にも何か言葉が続いた気がしたが、もう何も聞こえなかった。

旅する中で壊滅した部隊の話を何度も聞いてきた。まさか、そんなはずはないと今まで言い聞かせてようやく引き摺り動かしてきた体の支えが、音もなく崩れる。あと少しで手が届くと思っていた光は幻だった。自分一人の力では、たった一人の妹さえ救うことができなかった。妹を失った重みに耐えかねて茫然自失となり、やがて意識が暗転する。

旅団から身を隠すように貧民街の隅に身を置き、何もしない日々が続く。旅団がハパル捜索を諦め次の街へ出発する頃、例の元兵士の男は自分と会話した男が微動だにしなくなるのを段々と見過ごせなくなる。遂にお人好しな性分が勝ち、ハパルの世話を焼くようになる。元兵士の妻もまた、ハパルに出来る限りのことをした。元兵士は不器用ながらも優しかった。まずは指の動かし方から思い出させた。食事のとり方、体の鍛え方、そして身を守る術として弓を少しづつ教えた。ハパルは段々と元のように動けるようになるものの、家から持ち出した妹の手紙を見るとどうしてもだめだった。16歳おめでとうの文字と、妹のものだったイヤリングが、身体の一部を失ったような酷い喪失感を思い出させた。ある日、兵士の妻は夜中にこっそりとハパルの持つ手紙を隠した。目覚めたハパルに、プレゼントだと言ってイヤリングを付けた。この日、ハパルの2つ目の誕生日が作られた。夜には、成人のお祝いとしてお酒を飲んだ。誰かに何かを祝ってもらったのは初めてだった。

二人の介抱の甲斐あり、段々と生きる力を取り戻していく。少しずつ笑顔が戻るのと比例するように、ハパルは昔の記憶を忘れていった。すっかり元気になる頃にはここに来るまでの記憶は全て失った。お祝いの日から徐々に濃くなる記憶と、妹によく似た容姿と性格だけが残された。

後に、元兵士は病で亡くなる。その妻も、夫が亡くなるや忽然と姿を消してしまう。彼女が貧民街に戻ることは無かった。本当に仲の良い夫婦だった。

記憶も身寄りも失い、あるのはその身ひとつだけ。けれど、不思議と死ぬ気にはならなかった。二人にもらった温かさがそうさせたのかもしれない。せめて誰も理不尽な思いで死なない世界にしたいと思った。大切な人を護れる、大きな力に憧れた。
見返りを求めず救ってくれた元兵士と、その妻の優しさを受けとめて、今度はしっかりと足を踏み出す。誰かの支えとなれる力を求めて、彼はとあるチョコボキャリッジに乗り込んだ。
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