Character

Character

Novice Meteorite

The White

Fenrir (Gaia)

You have no connection with this character.

Follower Requests

Follow this character?

  • 0

漆黒に染まる§20

Public
目を開けるとよく知る天井だった。
立ち上がり体を見回しても異常は見当たらない、尻尾もちゃんとある。
どうやら意識をなくした後も、自分は罪喰いにならずに済んだらしい。
アルバートから事の顛末を聞く。
自分の身体の状態のこと、エメトセルクと連れ去られた水晶公のこと、
そしてノルヴラントが再び光に覆われてしまったことを知る。
エメトセルクの言葉の断片が想起される、今度は自分がこの光の空の原因となってしまったのだ。
私がここにいる限り、夜空は戻らない。
今まで忌み、討伐してきた存在に、自分がなってしまったと実感できてしまい、
窓から、現実から顔を背けそうになる。

どうやら私は数週間もの間倒れたままだったそうで、クリスタリウムの様子を見て回っていると様々な人に心配の声をかけてもらった。
暁の皆はおらず、聞くと光が戻ったことによる各地の混乱を鎮め、また私の体を癒す手がかりを探しているそうだ。
街の誰も彼らが今どこにいるのかまでは把握できておらず、合流は難しそうだ。
仮に合流できたとしても大した戦力にもなれず、逆に振りまかれる光がリスクになってしまうだろう。
英雄とは名ばかりだ、今の私は誰も助けられないばかりか、存在そのものが悪になりつつある。
時間では解決できない、かといって命を断てば体内の光はノルヴラントに散り、自分や仲間が今までして来たこと全てが無駄になってしまう。
どうすることもできない。
無力感に苛まれ、夕暮れになっても明るいままのクリスタリウムで一人あてもなく彷徨う。

ふと気がつくと物見櫓の頂上まで来てしまっていた。
先日までレイクランドに闇の帳が降りる様を眺められた場所も、
今は光の空の緩やかな色の移ろいが見えるだけだ。
名を呼ばれ振り向くと、そこにはアルバートの姿が。
今までになく沈み込んでいる私を見かねて出て来たのは実に彼らしい。
そして同情し、慰めるでもなく、ただ信じ、私の背中を押してくれるところも。
最後に彼は決意する。
自身の魂を、英雄に賭けると。
だから私は私の思うままに進めば良いのだと。

付き合わせた拳の間から暖かな熱と光が溢れる。


アルバートのおかげで気持ちが楽になる。
仲間もこの状況をなんとかしようともがいているのだ、自分だけが座り込んでいては格好がつかない。
とはいえ、このクリスタリウムで何かできることはあるのだろうか。
すぐさま別の問題にぶつかってしまい、早くも決意が揺らいでしまう。
何か知っていることはないかアルバートに聞こうとすると、天から声。
近づいて来た光の球は燃えるような橙色のピクシーに姿を変える。
ティターニアが私を心配してフェオ=ウルの姿で様子を見に来たのだという。
妖精特有の悪戯が含まれてはいたが、彼女もまた私を応援してくれていた。
そして偉大なる妖精王は迷う若木を導く
霧中を進むにはまず立ち止まり、自分の今いる場所を確かにするのだと。

===========================
クエスト:舞台上で最も哀れな役者

前半はただただ辛く、そして後半英雄に救いの手が差し伸べられる展開
今まで殆ど主人公(とか暁が)助ける側だったので、この流れは揺さぶられました
フェオが慰めに来るのはずるいなぁと

アルバートも後半に進むにつれてより存在感を増して
今回は私が彼に救われたけど、この旅を通して彼も救われていたんだと

100年前光の氾濫を起こしてしまったのは紛れもない自分の罪で、
でも、この世界を守ろうとした自分の仲間の想いは間違っていなかった。
一度見失ったそれを、今はまた誇りに思えるのだ、と。
アルバートの中で自分を許せるようになったんだなと。
Comments (0)
Post a Comment
ForumsMog StationOfficial Blog

Community Wall

Recent Activity

Filter which items are to be displayed below.
* Notifications for standings updates are shared across all Worlds.
* Notifications for PvP team formations are shared for all languages.
* Notifications for free company formations are shared for all languages.

Sort by
Data Center / Home World
Primary language
Displaying