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たーくんとお月さま 2

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たーくんの隣山の村には狸の花子ちゃんが住んでいました

風にゆれる草木や野の花
透き通る水が流れる川や池
毎日の生活の中で周りにある全ての物が好きで
感謝していました

花子ちゃんは優しくて
いつもニコニコ

泣いているヘビにょろちゃんの
絡んだ尻尾をほどいてあげたり

キュウリが重くて困っているカッパじいちゃんの荷物を持ってあげたり

水に落ちたテントウ虫のたま子ちゃんを
可愛い手ですくい取って助けてあげたり

だから
村のみんなは 花子ちゃんのことが大好きでした

そんな花子ちゃんは
周りが黄昏始まると山の頂上へ登ります

花子ちゃんは空を見るのが大好きでした

お日さまが一日の別れを告げ
西の空が淡いオレンジ色や水色の不思議な模様になり
時には 自分も周りの全ての物が茜色に染まって
言葉が出ないくらい美しい景色です

おだやかな時間が流れて
空は薄紫から濃紺色に

その空にキラキラと輝きはじめる星たち
いつしか満天の星空に

「こんばんは!」

花子ちゃんが挨拶するとお星さまたちはキラキラ
優しく 優しく 微笑んでくれます

「もっと もっと 近くでお星さまを見たいなあ 」

花子ちゃんは そう 思いました

「一つだけでいいから この手ですくって持って帰りたい

そしたら 病気のももが喜んで元気になるかもしれないのに 」

花子ちゃんは そう 思いました

キラキラ輝く満天の星空
花子ちゃんは いつまでも いつまでも 見上げていました

つづく
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