前回の
制限解除バハムートに行っていた頃、私は風脈集めがてらイシュガルド周辺のサブクエをこなす旅をしていた。
ただただ広く高低差もあるマップに翻弄されたものの、目新しい景色の中を歩くのが初心の頃を彷彿とさせ、第七星歴シナリオで荒んだ心を癒すのにもってこいだった。
ある程度旅に満足できたためイシュガルドに戻った私は、以前から気になっていた蒼天の新ジョブを触ることにした。
ナイトでタンクを練習していたので、シンプルに使い勝手を比較してみたいという理由で暗黒騎士のクエストを選ぶ。
きっかけは本当に些細なことだった。
だが、このゲームを始めてからというもの、そういう「些細なきっかけ」で始めたことは大抵良くも悪くもロクなことにならない。
――ということを当時の私はすっかり忘れていたのだ。
◆振って、振って、振り回され◆成り行きにより、この招かれたばかりの皇都でひと暴れする羽目になった冒険者。
「落ち着け……スキルはさっき確認したし、取り合えずそれらしいWSを使えば……」
そういいながら背中に備えられた大剣を振り下ろし、まずは一人を手にかける。
あの瞬間の体馴染みの良さは未だに忘れられない。
某氏の訃報で関係性を知ったばかりのニワカだが、まさに形容するならこの台詞しかない。
”あるじゃねぇか もっとオレの戦向きのやつがよ”思えば今まで遊んできたゲームのほとんどで近接かつ大ぶりの武器を振り回すことが多かった。
豪快に剣を振り回し、重い一撃を食らわす様は爽快で、
これがタンク職なのかと疑うレベルでもののあっさりと斬った人が倒れていく。
負の感情でここまで強くなるのかと慄くあまり、暗黒の力を極めないかと誘うフレイに思わず首を振ってしまった。
にも拘らず話を聞かないフレイは去り、客人という身でありながら皇都民を手にかけたという秘密を抱えたまま竜詩戦争終結への旅に赴くことになった。
衝撃の出会いであったもののやはり暗黒騎士について知りたい私は、ナイトの時のノウハウを生かしすくすくとレベルを上げ、再びフレイのもとを訪れた。
「英雄なんて、いいものじゃありませんよ」
そう嘆くフレイの言葉に、以前に私自身も「この世界の英雄ってなんだ」という疑問を
若干黒歴史じみた日記に綴ったのを思い出した。
あの時は愚直に目の前のことをやろうという答えを出したものの、その先の結末があの祝賀会であり、今現在イシュガルドにいる自分である。
それ故に無垢な心で旅を楽しんでいた頃を懐かしむ気持ちや、英雄となってしまったことで周囲に翻弄されてしまったことへの嘆きというものに強く共感した。
回を重ねるにつれ、暗黒の声とフレイの怒りはストレートにこちらの胸を叩いてくる。
はじめは小さな都市を、次に3つの都市を、今はイシュガルドをも含めたエオルゼア全てを守る光の戦士を「画面の向こうにいるRPGのヒーロー」にすることなく、「それは違う!この世界に生きる一人の人間だぞ!」とデカい風穴を開けようとしている。
「なんだこれは……」という戸惑いと「このジョブクエをはじめて良かった」という思いが合わさった複雑な心境を胸に、覚悟を決めてLv50のクエストを受けた。
聖竜に会いに行くという使命を抱えているためフレイの旅に同行する気はなかった。
ただ前々から気付いていたことはせめて確認しようと大審門に向かったが、結局その声は届くことはなかった。
自分が今まで受け取らなかったように。
☆自己満足スクショタイム☆
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FF14の世界では、その地で暮らす人々が各々の思想に基づいて生活し、自身が信じた正義をぶつけ合いながら戦っているため争いが絶えない。
それは守りたいものを取捨選択したからこそ、奮い立って争うことができるといえる。
ところが光の戦士は、最初から取捨選択をする余地がなかった。
ハイデリンの加護を無くした今、世界を守るという意思に縛られることなく取捨選択できるとしたら、光の戦士は一体誰を選び、誰のために力を揮うのか。
そういったことを考えさせられるジョブクエストだった。
◆楯なき楯になる◆最近加入したFCのメンバーにお手伝いして頂き、アイメリク卿を救うべく教皇庁へ。
メインジョブのはずなのに詩人を使うのが久々に感じてしまう(だいたい暗黒騎士のせい)。
あの時はそう、梅雨入りしたてのせいかやけに湿気が強い日だった。
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次の戦いに備えて、冷蔵庫から飲みかけのウーロン茶のペットボトルを出して水分を摂る。
この日はFCメンバーで新生の極蛮神戦を巡るという予定だった。
私は初見でかつ暗黒騎士を始めたというのもあり、STとして参加することになった。
はじめはギミックもスイッチの仕方も知らず、解説を受けながら挑戦してはワイプして、
相手の攻撃、自分と相方タンクの状態異常、ヘイトの管理、ギミックの処理、
あらゆることに気を配りながら必死にコントローラーを動かした。
状況を把握するために「これをやったらスイッチして……」と呻くような独り言を言いながら必死に戦い続け、結果新生実装分の極蛮神戦を一晩でクリアすることができた。
正直もう地面に伏したくなるほどクタクタになり、1Lはあった麦茶も底をついていたが、
ちゃんと敵を理解したうえで倒したことへの充足感は物凄かった。
今までゲームの高難易度コンテンツは敬遠してばかりいたが、一緒に戦ってくれる人がいるおかげで強くなることへの楽しさを実感できた。
タンクもDPSも今まで以上に強くなりたいというモチベができて本当に良かったと思う。
今は制限解除なしでバハムート攻略を行っているので、次の日記辺りでまた触れていければいいな。
(リアルの仕事が忙しくて日記が後回しになりがち)
(後日談)
教皇庁に行ってきた報告を聞いた
厚揚げパイセン「笑 え よ
笑 っ て る 顔 が 良 い ん だ ぞ」
4枚目でボロボロと泣いてしまって数分進めなかった。