※なんか番外編書いてたら、色々収まりがつかなくなってきたので改変させて頂きます。。。
お久しぶりです!!!!!!!!!!
そしておる光と見せかけてミコ光です。
番外です。
本編も何もあるわけじゃないですが。
いつか書こう書こうと思っていたヒカルとその友人、錬金術師ミコッテのキルシュとの出会い。
長文かくの久々なのでリハビリがてら、あまり気にせず書いてます。多分前後編に分かれてこちらでは前編を。
久々に但し書きですが
妄想全開の、公式設定やらストーリーガン無視のSSです。
ここから先はそういうのを許せる方のみ。。。
ですよ!!
以下
SS投稿開始
「煌めく街で 序」
それは多分、私が三国巡りで初めてウルダハに訪れた時の事だったと思う。
豪奢な石造りの建物に、きらめく金銀宝石に彩られた装飾たち。多くの人が、人種が行き交う活気のある大通り。(なんとなくララフェル族が多くいるように見えたが、それは後々に説明を受けて理解した。
今まで巡った二国にはなかった光景に私は息を飲み圧倒されていると、何かが後ろからぶつかってきて思わず倒れ込んだ。あえて言おう、しこたま顔と膝を打った。
「......いったぁッ......ちょっと何なの?」
おでこやら鼻やら色んなところを押さえたかったが(とりあえず鼻を押さえたと思う。鼻血でてたら恥ずかしいし。)顔を上げて見ると、そこには尻餅でもついたのであろう尻尾の生えたお尻をさする、ローブ姿のミコッテ族の女性がいた。
その女性は苛立ち加減にこちらを睨むと良く通る高い声で「どこに目つけてんのよ!!!」とあからさまな様子で言ってきた。
それはこっちのセリフだし、顔やら鼻やらぶつけてむしろ被害者なのではと思うのだが、そんな私を文字通り尻目に彼女は汚れたローブの裾を叩いて払うと、こちらを一瞥してからそそくさと通りの向こうへと駆けていった。
リムサロミンサは海賊風味の方々ばっかりで賑やかさの裏に何処か剣呑な空気だったし、グリダニアは穏やかそうに見えて神経質というか信心深さみたいところがあったし、ウルダハもこれだけ栄えていればあのような忙しい人もいるのだろう。
そう言い聞かせていい加減立ち上がりクイックサンドで依頼された調査をしなければ、と歩きだしながらーー
「......でも綺麗な髪だったなぁ」
ーー先程ぶつかってきたミコッテの事を思い出す。
ローブからこぼれた幾房のきらめく黄金色の髪、私の所々傷んで日に焼けた黒髪とは全然違う。だいいちあんなに伸ばせないし。
やっぱりあのくらい伸ばした方がいいのだろうか。でも動きにくいだろうしなぁ。
なんて胡乱に思いながら、ふと腰に触れると慣れた感触がない事に気付いた。
いつもこの辺にあって、手を置いたりしてたあの感触がーー
「......本が無い」
魔道書がなくなっていた。
飛空挺に置き忘れたか、何処かで落としていたか、はたまた先程ぶつかって倒れた拍子にホルスターから抜け転がっていったか。
付近の植込み、塀の隙間まで探し回ったが一向に私の魔道書は見つからなかった。
まぁ家の蔵でホコリを被っていたような本(しかし明確にどこで拾ったか覚えていない)だし、無くなった所でまた調達すればいいか。
なんて思ったが、懐の財布を確認すると無情にも軽い感触しかない。そうだった、ウルダハに到着したあとクイックサンドで食事をしたついでに宿の前金を支払いオケラであった。
これは困った。
依頼さえ果たしてしまえば多少の報酬が貰えるだろうけど、道中モンスターに絡まれでもしたら素手で戦わなければいけない。
さすがに拳で殴りかかるのは私は非力だ、やはり重く硬い本が無いと心許ない。
さほど急ぎの依頼でも無かったようだし、一度商店街でも覗いて拾った素材なんかを売ったギルで中古でもいいから本を調達しなければ。と目抜通りを抜けて私は商店街方面へと足を運んだ。
正直ここに至っても私には驚きであった。
見上げれば庇代わりに色取り取りの織物が広げられ幾重にも複雑なーーしかしきらびやかな模様に覆われ、この地方の香料であろうさまざまな香りが漂いーーそれも不快ではなくむしろ心踊り、またその中で多くの名産品であろう品物が置かれ、商人達が行き交い活気に溢れる様子はまさしく富と交易の都市であると一層感じさせた。
こういうのを本場のバザーと言うのであろう。
どれも目を惹くものばかりでついつい目的の魔道書探しを忘れてしまうほどであったが、そもそもものを買えるような金銭的余裕はないのであった。
後ろ髪引かれるとはこういう事か、引かれるほど髪長くないけど。
なんてことで魔道書探しをするものの、刀剣や杖は見つかれど魔道書は一向に見当たらない。きけばウルダハでは富豪層にコロセウムでの試合観賞が人気を博しているらしく剣術士向けに刀剣が、ウルダハ王朝ゆかりの研究者ー呪術士向けにワンド、はたまた用心棒として需要のある格闘士向けのグローブなどそういった類の武器はあっても私が使っている様な魔道書なんかの取り扱いはないのだそうだ。
これはまた困った。
露店になければ仕方ない、せめてマーケットボードで取引相場だけでもみてみよう。とボードを覗いてみたものの、流石に交易価格。オケラ私には到底手が届きそうもなかった。
ダメ元で手元の素材を換金してみようと交渉したものの、買取額はまぁ想像していた通りすずめの涙程で売るに売れなかった。クラフターにでも売りつければ多少はお金になりそうだ、と店主には言われたが残念ながら私は出品資格など持ち合わせていない。
これは地道にお金になりそうな素材を拾いにでもいくか、拳を痛めるのを覚悟でリーヴでも受けてこようか......。
と半ば途方に暮れていると、遠目になにやら見覚えのある髪色がなびくのが見えた。
さっきぶつかってきたミコッテだ。
彼女は何かを気にしているのか二度三度まわりを見渡してからバザー中央を抜け、そのまま角を曲がっていった。
そこはかとなく怪しい。
気のせいかもしれないが、あんなに注意深く街を歩くものだろうか。ただ何となく、さっきの件もあるしせめて私の本を見掛けていないかくらい聞いてもバチはあたらないだろうーーそう考え私はすぐに彼女の後を追っていた。
もう少し続くので一旦ここまでです。
後編書き終えしだい投稿します!
よろしければお暇潰しのお供に。。。