第15話「橋上の証言」
ミンフィリアに呼ばれて、再び砂の家にきているイリア・ハノイ
まったく、グランドカンパニーといい、暁の血盟といい、人使いが荒いものだ。
落ち落ち昼寝すらさせて貰えないのではないだろうか。
「立て続けで悪いのだけど…」
と、前置きの好きな女性だ。
「次の依頼が入り前に、調査を進めておきたい案件があるのわ。
そうっ!あなたがトトラクの千獄で出会ったという[仮面の男]…アシェン・ラハブレア
彼について情報を集めたいの。」
あの禍々しい雰囲氣は嫌だし、再び遭遇するのもごめん被りたいが、情報が無いのも困りものだ。
「アシェンについて、分かっていることは少ないわ。…確実なのは、アシェンと呼ばれる存在は、混沌と戦乱を招くということ。
このエオルゼアが抱える問題にも、アシェンが何らかの形で関わっている可能性がある。
私たちは、それを突き止めなくてはならない。」
ミンフィリアは強い口調で、イリアに語りかける。
「各国のグランドカンパニーに協力を要請したところ、不滅隊から、仮面の男の情報が入ったわ。まずは、作戦本部を訪ねて、その足取りを追いましょう。…相手は未知の存在よ。くれぐれも気をつけて。」
グランドカンパニー[不滅隊]
[双蛇党][黒渦団]とならんで、ウルダハに拠点を置くグランドカンパニーである。
司令官は、アラミゴの豪傑、ラウバーン。
西ザナラーンのホライズンを抜け、ノフィカの井戸を通り、一路ウルダハを目指す。
スコーピオン交易所までくれば、あとはササモ八十階段を登れば、城塞都市ウルダハの入り口はすぐた。
黒魔導士のイリア・ハノイにとってウルダハは古巣である。
アルダネス聖櫃堂には、魔術師ギルドがあり入門。ギルドマスターのココブキ様はお元気だろうか。
気にはなるが、今は不滅隊へ。
ナナモ新門をくぐってナル回廊へ入ると、目抜き通りのエメラルドアベニューが北へと伸びる。
不滅隊作戦本部はすぐ左手だ。
スウィフトさんの話によれば、暁の血盟からの情報によく似た人物を、ハイブリッジに駐留している銅刃団の傭兵が目撃したらしい。
ハイブリッジは飛空挺の発着場なので、行き交う商人らに話しを聞くとどうか…と提案された。
東ザナラーンのキャンプ・ドライボーンから北東に向かい、アラグ陽道を通りハイブリッジを目指す。
途中に居るミオトラグスは、皮、角、肉と食材の確保には欠かせない牛である。
ハイブリッジの商人のヒヒバルが情報を握っているようだ。
ウルダハの商人だけにすんなり行くとは思えないが…
ヒヒバル達商人は、ハイブリッジを行き交う人々を相手に商売をしている。
話によると、キキルン族の襲撃に遭い、大損だったようだ。
ヒヒバルの話によれば、目撃した男は、狼煙を使って蛮族と取引してるという。
目撃場所はザルの祠付近らしい。
「それでね、ちょっと閃いたんですよ。仮面の男みたいに、狼煙を上げれば、繋がりのある奴が出てくるんじゃないかってね。」
少し悪巧みをする時のニヤケ顔…
仕方がない。今のまま何もしないよりはマシかと思い、ヒヒバルの作戦に乗る事にした。
ハイブリッジを渡りきり、ウェルウィック新林を抜けた先にザルの祠がある。周囲を探索すると、焦げ跡を発見した。
どうやら、この場所で狼煙を上げていたとみえる。
イリアも、早速狼煙を上げる。
現れたのは骸旅団の新兵だった。
どうやら、あちらさんは敵意剥き出しのご様子だ。
身に降りかかる火の粉は払わねば…
こちらも迎撃態勢をとる。
先ずは、サンダーで相手を痺れさせて、その隙にファイアを唱える。
痺れてる間は距離を詰められる心配もない。
何度か繰り返して、骸旅団の新兵を倒す事が出来た。
新兵が倒れる時に懐から何かが落ちるのが見えた。
どうやら、お札の様だ。
この手の品には知識がないイリアは、ヒヒバルに聞いてみることにした。
「やぁ、冒険者さん。何か手掛かりは見つかったかい?」
ヒヒバルはニヤケ顔だ…
仕方なく、先程拾った札をヒヒバルにみせる。
「これは…いや、間違いない!冒険者さん、こいつは[壊神ラールガー]の神符ですよっ!」
壊神ラールガーとは、帝国に占領されたアラミゴの守護神である。
この神符をもっているとなれば、余程、愛国心の強いアラミゴ人だろうとヒヒバルは言う。
「そんな物を持った奴が取引に現れたって事は仮面の男は蛮族どころか、アラミゴ人とも繋がりがあるってことなんですかねぇ…」
暗雲立ち込める展開だ…
第16話
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