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リハビリリプレイ(3)

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 リムサ・ロミンサの名物酒場『溺れた海豚亭』から南へ、アフトカースルを通り抜けてテンペスト陸門へ。橋を渡り門を潜り抜ければ、そこには見たことのない景色が広がっていた。
「ふわぁ……」
 東に臨むモラビー湾から、潮の香りが吹き上げてくる。リムサ・ロミンサの街中に流れ込む匂いとは、どことなくまた違った趣があるような気がする。草の匂いと入り混じった、どこか懐かしい香りだ。
 緩やかな下り坂の向こうには、美しい海と対照的に白さが目立つ、切り立った崖が並んでいる。緩やかな丘陵に阻まれて直接目にすることはできないが、おそらく下った先を左に曲がれば、目指す迷子橋があるはずだった。
 迷子橋付近に生息するらしいオーレリアを倒し、浮クラゲの身を入手すること。それが今回の依頼である。
 駆け出し冒険者として、依頼とあれば全力で応じるつもりではあるが……それが何かと親身になってくれているバデロンの好物を手に入れるとなれば、気合が入るというものである。
「よし。行きます……です」
 ばさりと地図を畳んで、ルゥミはまっすぐに前を見据えた。
 リムサ・ロミンサは海洋都市国家ではあるものの、さりとて陸路がまるきりないがしろにされているわけではない。街中ほどきっちりと整備されているわけではないが、やや不揃いな石畳が敷かれ、歩きやすくなっている。
 道の左右にモンスターの影がいくつか見えるが、こちらに襲い掛かってくる気配はない。積極的に人を襲うような凶暴な魔物は、おそらくイエロージャケットたちによって駆除されているのだろう。もっとも、こちらから手を出した際には、モンスターたちから反撃されるだろうけれども。
「まずは、東へ。です」
 そうしてルゥミは元気よく一歩を踏み出したのだった。
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