「今日の夜は何を食べたい?」
諸姉諸兄も、親御様からそのように問われた経験があるだろう。
「焼き鳥」
と、その当時の私は思いつくままに答えたものの、いつの間にか「晩飯は焼き鳥」と言う心の準備が整っていた。
そして出てきたのが、サバの味噌煮だった。
……じゃあ、なぜ聞いた? 朝の問答の意味は一体何だったのか。
親子の何気ない会話を交わした、あのあたたかな感情が、行き場を失って霧散した。
しかし文句は言わなかった。
予定が狂うことは、間々あるものだ。
毎日、欠かさずに食事の準備をするというのは、当たり前のように思えて、実は大変な労力がいるのである。
それは、自分が食事を用意する立場になれば、容易に理解できることだ。
食事を作ってもらえるだけでありがたい、そう思って手を合わせ、「いただきます」と挨拶をして食べればよいのだ。
そう、ものは考えようである。
サバの味噌煮だって、大きな枠で考えれば、焼き鳥なのだ。
火を使って調理するだろう。ほら、共通点が見えてきた。やはり焼き鳥の一種なのだ。
人生は、思い通りにならない事の連続である。
それにいちいち腹を立てていては、怒りで自分自身の心を焼き尽くし、灰になって燃え尽きてしまう。
可能な限り、目の前の不都合を咀嚼して、受け入れる。
そうすれば、心の消化も良くなり、栄養として自分を育てる糧となるだろう。
そして、明日も日は昇る鶏のから揚げ、レモンかけちゃうよ?
それは許さん。ならぬものは、ならぬのです。
大切な事は、個人の意志を尊重しよう。
我らがFC【E'cafe】は、小皿に分けて、各々の食べ方に任せます(もののたとえ)。
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