5.1で追加された新コミュニケーションシステム
「フェローシップ」コミュニケーションはLSよりも薄めで、その分気軽に沢山の人が所属できるようなコミュニティだ。
特徴を挙げると下記のとおり
・一人10個まで作成、または所属することができる。
・1つのフェローシップの最大メンバーは1000人
・メンバー同士でチャットはできないが掲示板がある(100件以上は古いものから消えて行く)。
・フェローシップのマスターや運営からの案内が更新されたらフェローシップリストに更新マークが付く
運営が想定しているのは、ユーザーイベントを定期的にやっている人がメンバーに対して告知したりするという用途。LSとかのチャットチャンネルだと、メンバー同士の会話で盛り上がるのは良い面もあればカオスになり過ぎる面もあるし、メンバーが増えるとチャットの通信量の馬鹿にならない。
なので
「こういう用途にはフェローシップの方をお使いください」と目的を分けたのかな、と思う。
ただ、どんなことが出来るかは実際にやってみないとわからないので、5.1のリリース当日にフェローシップの機能を試すだけの
「1週間で解散するフェローシップお試しFS」というものを作った。
作った意図としては、機能を試してみたかったのはもちろんあるけど、同じように考えている人が「興味はあるけど良く分からないところに入って、メンバーが増えたって期待させるのは悪いかな」って心理的ハードルを極限まで下げたFSというもの需要はあるだろうと思ったからだ。
最終的に658人もの人が参加してくれたので、それはまずまずアタリだったとうことだろう。
ということで、実際に試してリリースノートからだと分かりにくかった点を捕捉すると
■フェローシップボード、アンケート、NOTICESなど全般タブの内容に更新があるとフェローシップリストに●が付く。全般タブの内容を編集できるのはマスターか運営だけなので、実質的にこれがメンバー達への
通知ということになる。
掲示板に書き込みがあった、メンバーが入ったということでは更新通知はこない。
■アンケートは同時に1つまで。受付期間は最大9日。アンケートの選択肢は5つ。文字数は36文字までだが、半角英数で1文字、全角で3文字分なので日本語だと12文字までしか書けない。
アンケートの集計結果は実施中はメンバーは投票した人しか見れないが、終了後は見れる。
マスターと運営は投票中でもアンケート設定から結果をみることができる。
アンケートを始めると内容はもう変えられないので削除して作り直すしかない。
新しいアンケートは前のアンケートを削除しないと作れないので、アンケート結果の保存はスクリーンショットを撮るなりして自前でやろう。
お試し期間中にアンケート機能を使って投げてみた質問を紹介しよう。
■掲示板は必要最低限掲示板も96文字あるが、日本語1文字は3文字分なので、全角32文字分しか書き込めない。
一言二言、俳句・川柳や短歌くらいは書けるけど、掲示板で議論するのは難しい。
メンバーは自分の書き込みは削除可能(マスターでも削除された中身は見れない)。
マスターと運営は全ての書き込みを削除可能。削除した書き込みは書き込みした人と時間だけ分かる表示になる。
返信機能などはなく書き込んだ順に流れていく。パーティ募集の書き込みとかが乱立すると何に対する返事か分からなくなるだろう
■メンバーはグループ設定可能メンバーを分類するグループを7つまで(グループなしをいれると8つ)作ることができる。
メンバーリストを右クリック>グループ設定でそのメンバーをどのグループに設定するか選べるが、そこで右クリックすることでグループ名を変えることができる。
グループ名はマスター、運営が変更可能。おそらくグループを設定できるのもマスターと運営だけ。
設定したグループは絞り込みに使う事ができる。
■フェローシップのメンバーに誘うフェローシップのマスターと運営は、キャラクターのサブメニューにLSに誘うようにフェローシップに誘うことができる(メンバーはできない)。
コンテンツ中の人はフェローシップに誘うことは出来ないが、別ワールド訪問中の人も誘えるし、他ワールドのフレンドさんもオンラインであれば誘える。
■フェローシップのメンバーを募集するフェローシップを作った段階ではマスターか運営しか誘えないクローズドなコミュニティだが、「メンバー募集」を使うとオープンにメンバー募集を掛けることができる。
募集コメントと言語、メンバーが何人になるまで募集するかを指定することができる。
自分で募集を取り下げる以外に、募集人数に達するか、登録して1週間経つかすると自動的に取り下げられる。
この手の募集機能で期間での自動取り下げがないと幽霊コミュニティの募集がいつまでも残ってしまったりするので、1週間での自動取り下げはとても良いと思う。
掲載期限は登録ボタン横に表示される。単に募集コメントを編集しただけでは更新されない。
掲載期限を延長したければ、一度募集を取り下げてから新しく登録する(コメント等は消える)必要がある。
■フェローシップのマスターは移譲できる。運営メンバーの人にフェローシップのマスターは移譲できる。
移譲すると通常メンバーに戻る(運営ではない)。
運営にしてもらうには新マスターに設定してもらう必要がある。
これでマスターが運営が出来なくなっても誰かが引き継ぐことでフェローシップの運営を継続することができる。
■無いこと・運営に指定するメンバーに上限はない(500人超でもいけた)。
・同じFSに所属しているかは外からでは分からない。(FCタグやフレンドの色変え的なもの)
・メンバーのオンライン状況は分からない。
※除名、ブラックリスト周りは試していません
フェローシップの用途新しいコミュニティシステムであるフェローシップはFCやLS,CWLSのようなチャットチャンネルをベースとしたコミュニティとは違うので、どう使えいいのか戸惑う人も多いだろう。
リリースノートの案内には
「イベント情報の告知やコンテンツ参加者の募集などにご活用ください!」とある。
たしかにユーザーイベントをよく主催する人が参加者にイベント情報を発信するには向いている。
コンテンツ参加者の募集はちょっと工夫が必要だろう。
よくライバルウイングズのCFをマッチングし易くするために「今週の土曜日20:00から23:00でみんなでRWやりましょう!」みたいな募集(というか告知)には向いている。
一方、レイドや討滅戦のメンバー8人を揃えるようなやつは、パーティ募集的な機能がないので難しい。日程的に先のイベントならLodestoneのイベント&パーティ募集を立ててその案内や、リアルタイムならクロスワールドのパーティ募集の案内をするような使い方だろう。
ただしチャットのような代名詞は掲示板の書き込みに使えないので、5.1で追加された「パーティ募集情報をチャットに伝える」機能は使えないので、募集コンテンツ名と募集主名を伝えることになるだろう。
先に述べたように、掲示板にはレスの機能がないので掲示板上でメンバーを編成するより、上記のように別途パーティ募集を立てて、その告知に使うのがいいだろう。
SS撮影会のようなイベントはFSのメンバーが多い場合は機能するが、メンバーが少数の場合は参加の意思確認をする機能が無いし、告知的にも導線が弱いので気が付かれない場合が多い。
Twitterで告知しつつ、プラスアルファでFSも・・・くらいなら従来のイベント告知にチャンネルが増ええた感じになるが、FSメンバー限定で・・・と考えると気付いてすらいない人が多そうで辛い。
4,5人しかいなければメンバーリストから直Tellで参加確認した方がいい。ただし、メンバーのオンライン状態は分からないのがまた辛い・・・。
フレンド募集など、掲示板の募集に反応する系は難しいと思う。
掲示板の書き込みを右クリックして出てくるのが「フェローシップブラックリストに登録する」だけで、直接Tellすることもができない。目視で名前@ワールド名をチャットに打ち込むことになる。
Twitterで見かけたのは「ここだけ古代人の街FS]みたいな掲示板だけのネタRPのFS
これは上手いな、と思った。
連絡といった厳密なコミュニケーションも必要とせず、Twitterのように名前にアイコンが付いたりしないので純粋にゆるいネタ投稿だけのスレッドが出来るだろう。
ただし、最大100件でログには残らない、コピペできない、SSしか撮れないのであとでまとめたりするのは向いてないと思う。逆にその刹那感がユルくていいのかもしれない。
攻略情報などの情報交換系のコミュニティは正直向いてないと思う。
掲示板にレスができないので人数が増えると質問に対する回答も付けられないし、そもそも書き込める量が日本語で36文字ととても少ないからだ。
フェローシップの難しさフェローシップ運営の難しさは、メンバーとのコミュニケーションがやり難いという事に尽きる。
メンバーにとってみては、参加したからにはコミュニケーションしなければならないというプレッシャーが無く、受け身でいられる分非常に敷居が低いのが良い面ではあるが、主催者・運営者としてはリアクションが薄い中で情報を発信し続けないと何も発信がないフェローシップになってしまう。
元々SNSとかで活動していた人にとっては告知のチャンネルが一つ増えるくらいなら大して負担にもならないとは思う。
ただ、主催・運営と参加メンバーの立場があまりに違うため従来のFCやLSなどのように"メンバーも一緒になって盛り上げてくれる"ようなコミュニティを期待すると難しい。そういう目的にはCWLSを使うのが良いだろう。
既存のCWLSでリアルタイムにインしてないメンバーへのイベント案内用に補助的にフェローシップを立ててメンバーに参加してもらったり、逆にフェローシップでユーザーイベントをやってみて、もっと深くやり取りしたいと思ったらCWLSを作って参加したメンバーをに入ってもらうステップアップ構造もアリだ。
そこは既存の仕組みと上手く組み合わせてやったらいい。
フェローシップこうなれば良いんじゃないか上記を踏まえて、今のフェローシップの方向性ならこういう機能がある方がいいんじゃないか、という提案で、
公式フォーラムにもフィードバックはしている。
・コンパニオンアプリからフェローシップが使えるフェローシップはとても非同期的なコミュニケーションなので、とてもコンパニオンアプリと相性が良いと思う。フェローシップに更新があればスマホでのアイコン通知の形で通知してもらえるとすごく分かり易い。
・フェローシップ募集の検索をもっと楽に今はカテゴリーでの絞り込みしかできないので、募集の数が増えるとTwitterで見かけたフェローシップに参加しようと思っても探すのが大変。
・フェローシップの更新通知をもっと前に今はフェローシップの更新状況はフェローシップ一覧を開かないとわからないので、ログに表示したり(ON/OFF前提)、フェローシップのアクションアイコンが更新があると変化したり視覚的に分かり易い通知が欲しい
・掲示板のカキコミにリアクションができるようにフレンド募集のフェローシップを作るケースを考えても、掲示板の「フレンドになってくだい!」に右クリックをしても出てくるのが「フェローシップブラックリストに登録する」だけである(マスター・運営の場合)。
これはあまりにあまりなので、投稿主にTellするとかフレンドを送るとか、そういう機能が欲しい。
また、掲示板の書き込みがコピペできないので、Lodestoneのイベント&パーティ募集のURLを書き込んでもそこに行くのが面倒。
リンクはセキュリティ的な懸念もあるかもしれないので簡単ではないかもしれないが、不便は不便。
ということで、
1週間で解散するフェローシップお試しフェローシップを作ってみてのフィードバックでした。
【追記】フェローシップの今後についてけっこう多くの人に見て貰えているようで、いろいろフィードバックいただきました。
記載がなかった内容は修正入れていきます。
フェローシップのような新しいコミュニティの仕組みがどうなっていくかはユーザーにとっても運営にとっても試行錯誤段階だと思う。
今回の記事は
「フェローシップはこういうものだ。こう使うものだ」と言いたいわけではなく、調べて分かったこれらのことを土台に、みんなにもっとフェローシップの可能性を模索して、フェローシップがプレイヤーコミュニティをより豊かにしてくれることを期待して書いたものだ。
Twitterの告知Tweetでも追記したが、試行錯誤段階なので当然
「思っていたのと違った」というケースも出てくるはずで、その時にフェローシップを解散することをあまりネガティブに考えてほしくないな、と思っている。
今回作った
「1週間で解散するフェローシップお試しフェローシップ」は文字通り1週間で解散する予定で、予定通り解散したことについては何のネガティブも無いけど、普通は
「こんなフェローシップを作りたい」と持って作っているはずで、それが上手くいかないから解散というのはネガティブに感じることだろう。
さらに、少数でもそのに参加してくれるメンバーがいるということは、自分のフェローシップに期待して参加してくれたということで、彼らの期待に応えられなかったという思いも出てくると思う。
だけど、試行錯誤には失敗はつきものなのでその辺は割り切ってほしい。むしろ新しい機能に対して率先してチャレンジした結果ということで胸を張ってほしい。
突然解散するメンバーへの不義理が気になったら
「思うように運営できそうにないので●月●日で解散します。もし引き継ぎたい人がいたら掲示板なりTellなりでご連絡ください。マスター移譲します」とでも書いて期限内まで反応を待っていれば十分だ。
同じコンセプトで別のフェローシップが出来て、そっちの方がよさそうなら合流を持ちかけるのもアリだと思う。相手のマスターに連絡するのが相手に自分の想いを託しているようで重いなぁと感じるなら、メンバーにはそこを紹介しつつ自由解散でも良いだろう。
コミュニティ全体での試行錯誤に必要なのは失敗を許容していくことだ。
周りもそうだし、自分自身に対しても。
また試して見たいことがあればやらないで終わるよりやってみるのは良いと思う。
そういうわけでもないのに運営する気にならずに放置していると、やがて放置していることそのものが心苦しくなってくる。
そうなる前に失敗は失敗と認めてさくっと解散してしまった方がいい。
集まってくれたメンバーに悪いな・・・と思うのは、大抵自分が失敗したと他人から思われたくない"見栄"だと思う。責任を感じてやる気にならないことを続けるより、恥を飲み込んで解散してしまう方が自分としては自分がやったことの結果を受け入れている、責任ある行動だと思っている。
責任といっても所詮
「自分が恥をかく」くらいのことだ。どってことない。
せっかく開発側がメンバーとして参加する側がこれだけ気軽なコミュニティのシステムを作ってくれたのだから、アイデアのある人がもっと気軽にいろいろ試してもらえるようになると嬉しい。
※自分がやってダメだったアイデアを他の人がやって上手くいったからって僻むのは本当に恥ずかしいからやめておこう。アイデアをカタチにするための実践の方がよっぽど価値のあることなのだから。【変更履歴】2019/11/06 22:45 「フェローシップの今後について」を追記
メンバーのアンケート結果閲覧について修正。メンバーの勧誘について修正。メンバー募集について追記。マスターの移譲について追記。フェローシップの難しさにフェローシップ発のCWLSについて追記