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6月8日

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 メインストーリーで行き詰まる(レベルキャップに)。

 イシュガルドのメインストーリーも半ばにして、クエストクリアでアイテムレベル125くらいの装備が貰えるようになった頃。これはずっと愛用していたガーロンド装備(アイテムレベル120もしくは130)の優位性がほぼ無くなったとも言える。つまり、敵が、強い。

 ただでさえ戦闘がストレスになりつつあったこのタイミングで、更に白魔道士のレベルが60になってカンストしてしまった。じきに紅蓮のリベレーターでレベルキャップが60から70まで解放されるけど、私はまだ買っていないので61以上には上がらない。つまり、このまま話を進めても経験値やら何やらが勿体ない。
 そこで、予てより興味のあったTANK職を始めてみようかと思い立つ。

 このゲームには現時点で剣術士(ナイト)・斧術士(戦士)・暗黒騎士の3系統のTANKがあるけれど、私の身近にはナイトの人が多い。
 分からないことを気軽に質問出来る相手が居るというのは大切なことだ。だから、質問をし易い剣術士からスタートすることにした。

 適当にその辺のF.A.T.E.や討伐手帳をこなしながらレベルを上げて、一通りのアクションが揃ったらホットバーの配置やマクロを研究し、レベル20辺りからは積極的にダンジョンにも潜る。
 現在このゲームではDPSが過剰で、相対的にTANKとHEALERが足りていない。白魔道士でもそうだったけど、TANKならコンテンツファインダーのマッチングで待たされることは無い。不足ロールボーナスとして経験値も多く貰える。つまり、時間あたりの経験値効率は圧倒的で、レベルは短い時間でさくさく上がる。
 でも、基本的に味方のHPにさえ気を配っていれば良かった白魔道士と比べて、TANKは把握しておくべき情報が多くて疲れる(慣れの問題ではあるだろうが)。何と言うか、アイドルのイベントで行列整理をしているアルバイトの気分。はいそこ、前の人を抜かさなーい!

 操作に不慣れだと咄嗟の判断が遅れがちになる。これが白魔道士であればケアルが僅かに遅くなったとしてもそこまで深刻な事態にもなりにくい(個人の感想です)けど、TANKでの判断の遅れは己の手を離れたモンスターが味方に襲いかかり、引いては戦線の崩壊に繋がる(あくまで個人の感想です)。挙げ句、最初から味方のターゲットが分散していた時などは、一度取りこぼしてしまったヘイトを奪い返すのに躍起になっているうちに他がぽろぽろ零れて行って目も当てられないことになる(何度も言うけど個人の感想です)。
 新米の剣術士が「どぼちて、こっち、向いでぐれないのぉ〜!!(≧Д≦)ノシ」と泣き叫びながらDPSの脛に齧り付いた敵の後頭部をポカポカやるのはハラタリ修練所辺りの風物詩だろう(だから個人の感想だってばよ)。

 TANKは装備に要求される水準も高い。常にそのレベル帯における最良の装備を心掛けておかないと、色々と心許なくてとても十全な働きが出来ない。
 私もどこかで拾った微妙に型落ちの装備のままでダンジョンに潜ったら、出る頃にはパーティの呪術士の人が大変色っぽくなってしまっていた(過換気で)。流石はお肌の手入れに余念が無いと評判のレディ・アマンディヌがプロデュースしたハウケタ御用邸、侵入者にまで御利益があるだなんて……と感心しきりであったが、聞けばどうやら私の防御力が低過ぎて色々と凄かったらしい。最も・色っぽい・プレイヤー、即ちMIP。誰が上手いこと言えと。お詫びに1票進呈しておく。
 横で見ていたDPSの人の「この人の身体は豆腐で出来ているの?」と言わんばかりの視線がグサグサ突き刺さる。すいません、どちらかと言うと餅です多分。これを格好良く書くとI am the bone of my rice cake. それにしてもこの言い回しは文法的に正しいのだろうか。

 通りすがりの親切な人にアドバイスを貰ったりして装備を整え、Google先生とかYouTubeとかに師事して他人の経験すら己が物とする(※)。その上で3度もハウケタ御用邸をぐるぐるすれば、多少は見れる動きになってきたように思う。
 1日の内に何度も寝室に押し込み強盗を繰り返されるという、拷問と呼ぶにも相応しいレベルの安眠妨害。毎回就寝中に叩き起こされては殴り倒されるレディ・アマンディヌはそろそろ目の隈で人を殺せそうな勢いであるが、現地人の肌荒れなんて気にしていたら冒険者は出来ない。生まれながらに全世界の民家のタンスを漁ることを強いられている某国民的RPGの勇者の鋼の心を見習って強く生きようと思う。
 もうここにはクエスト開幕に目の前の階段を駆け上がり、順路とは真逆の明後日の方向のドアを蹴り開けるようなド素人は居ない。慣れていくのね、自分でも分かる。

 TANKの道は長くて険しい。アマンディヌの館に平穏が訪れた数日後には、元気にブレイフロクスの野営地で走り回る冒険者の姿が。気楽なノリでのこのこ出て行ったら、巨大なオオサンショウウオとトカゲの大群に囲まれてボコボコにされた。何で、こんなところに、ドラゴンが、居るの(>_<)
 頑張ってトライ&エラーを繰り返して何とかクリア(白魔道士の人がエスナの投げ過ぎで野球肘になっていそうだった)したら、その次はカルン埋没寺院である。TANKの道はまだまだ長くて険しい。古代ベラフディア王朝のロマン溢れる遺跡に見とれていたら、でっかいハチにチクッとやられて即死。アナフィラキシーショックか(>_<)
 余談ではあるが、現ウルダハ王朝はこのベラフディアの系譜なのだそうだ。どこのチョコボの骨とも知れない冒険者が御先祖様の墓所を荒らしたりして怒られないのかな?

 TANKの道は長くて険しい。盾としての私の戦いはまだ始まったばかりだ。
 ワタシは ようやく のぼりはじめた ばかりだからな この はてしなく 遠い TANK坂をよ…。



 とは言え、私は個人的な好みで言えば、初見プレイは一切の事前情報無しでコンテンツとハプニングを楽しむべきであると考えている。
 今回TANKを始めるにあたって積極的に予習をするようになったのは、そこが既に一度は白魔道士で駆け抜けた場所であり、尚且つその時のことを殆ど覚えていなかったからだ。
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