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「虎だよ。ガルゥ。」「竜だよ。がおーん。」 第5話『麦わら畑で出遭ったら・後編』

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星4月(7月)25日 の聞き込み情報まとめ・続き

「…うん。うん。
 …ありがと、それじゃ交信終わるわね。

 もう一つの遺留品について結果が分かったわ、
 イシュガルドで調べてもらっていた、彼女が握っていた”鱗”、
 予想通り”竜の鱗”だったそうよ。…邪竜族のね」

「やっぱりそっか。それにしても麦の花言葉は『希望』…か。
 別にそこまで不安になるような事じゃあ…」

「聞き込みによるとその修道女は「冷や麦」と言っていたそうじゃ。
 これを『冷えた希望』と解釈するのはさすがにわしの考えすぎかのう?」

「それはわからないけど・・・
 この麦はわざと折られていた。
 そして折れた麦は花言葉が変わるんですって」

「・・・」

「”折れた麦”の花言葉は・・・『争い』」














星4月(7月)24日


==== 西ラノシア・スウィフトパーチ入植地 ====


ヤ・シュトラによく似た別人の幻術士
「麦の栽培方法について意見交換が終わったタイミングで
 異様な雰囲気の修道女が現れた、と・・・」

リウルフ「はい、『ここでは周りに迷惑が…』と話していたのが
 耳に入ったもので…戻ってくる様子も無く…
 余計なお世話ではと躊躇しましたが…何かあったのかもと気になって
 イエロージャケット隊に通報しました」


隊員「周辺には血の匂いを嗅ぎ付けるジャッカルも潜んでおり
 大変危険な状況なので、安全確保の為に入植地へ運びました」




ヤ・シュトラに(ry(苦しい)
「リウルフさんが気にかけてくれたおかげで助かったようなものよ
 彼女の人柄が幸いしたようね」

リウルフ「ここと同じ…いや、それ以上に
 過酷な環境で暮らしている彼女に共感したのですが…まさかこんな…」



ラーダ「・・・」

幻術士
「もう少し発見が遅かったら危なかったわね・・・

 ただ、現場で出来うる限りの治癒を施しただけで
 予断を許さない状況にあるのは変わらないわ。
 早くちゃんとした医療施設へ救急搬送しないと…。

 それに…身体の衰弱が激しいわ…
 何らかの魔力的な攻撃を受けていたみたい」





ナデシコ「うぅ…」

ラーダ「!? ナデシコ!!」

ナデシコ「す、すまない…ここまでやられるとは思ってなかった
 オレも…トレーニングが足りないな…」

ラーダ「あ、謝るのは私の方だから!一緒に行動していれば…
 何があったかなんて喋らなくていいから、動かず休んでて…」

ナデシコ「ああ…わかって…いるさ。だがまだお前に…
 オレが記録した事を…『視て』もらう為に気合いで起きて…いなきゃ…」


ラーダ「うっ…!い、意識が………」










星4月(7月)23日・夜



==== 西ラノシア・クォーターストーン ====




(はぁ…はぁ…)



ナデシコ「ぐわああ!!」

邪竜騎士「全く攻撃を受け付けなかった鉄壁の身体も
 邪竜の眼による生命力の吸収で弱まり今や傷だらけ…
 貴女よりプリンの方がよほど刺し応えがありますよ?

 …ああ、私の槍はサボテンの針にも及ばないのでしたよね。
 これは失礼いたしました…」

ナデシコ「お前…根に持つタイプだな…」



邪竜騎士「余りに簡単に刺さるものですから…あら?
 足元がおぼつかない様子…。立っているのがやっとの状態みたいですね」

ナデシコ「う、うるせえ…」




ナデシコ(射程距離12m・効果時間20秒…
 再使用までにかかる時間は約120秒ってところか…)


邪竜騎士「しかし、しぶといですね、プロレスラー…やっかいな相手です」


ナデシコ(そろそろ使ってくる頃合いだが・・・)




邪竜騎士「次で終わりにしましょう…”ドラゴンサイト”」


ナデシコ(やはり来たか…!計測は合っているようだな・・・
 狙うなら、これが終わるタイミングで仕掛けるんだぞ)


邪竜騎士「何をブツブツ喋っておられるんですか?」


ナデシコ「…伝言…だよ…」


邪竜騎士「そうですか、届くと良いですね、その遺言」


ナデシコ「てめぇ・・・!がはっ…!」



ナデシコ(もう少し調べておきたいが…)





邪竜騎士「さあ・・・」

ナデシコ(身体が言うこと聞かねえ…ちくしょう、ここまでか…)





邪竜騎士「死ぬ覚悟は出来ましたか?」

ナデシコ(せめて…)






邪竜騎士「トドメです」


ナデシコ「ッ!!!」


邪竜騎士(! 紙一重で避けた!?しまっ…!)


ナデシコ「あとは…頼んだぜ…光の英雄(あいぼう)」



「・・・」







邪竜騎士「・・・力尽きましたか」

ナデシコ「・・・」

邪竜騎士「惜しかったですね、
 カウンターで一矢報いようとして僅かに及ばず…といったところでしょうか」



邪竜騎士「当初の目的とそれてしまいましたが
 バディ…思わぬ収穫がありました。ふふ…」







邪竜騎士(…そういえば、ここは麦畑でしたか)






邪竜騎士(これを添えておきましょう・・・

 人間に見つからず、野犬に”処理”されても、それはそれで良しとします
 無惨な姿になった後で見つかってくれれば尚の事良し、ですけれど)




邪竜騎士「♪~」


邪竜騎士「私ったら…歌だなんて。
 昔を…ふふ、思い出してしまいました…」


邪竜騎士「………」


邪竜騎士「……今さら思い出したところで戻っては来ません……」
















=================

ラーダ(…………)

隊員「ぼ、冒険者殿はいったいどうしたというのだ?」

幻術士「もしや、噂に聞く”越える力”というやつでは…」












     『死ぬ覚悟は出来ましたか?』




ラーダ(あ…あぁ…)



幻術士「それにしてもこの傷…酷く痛め付けられていたようね。
 まるで凶暴なモンスターの攻撃のように…」

隊員「被害者は相当深い恨みを持たれていたのでしょうか・・・」

幻術士「もしくは『誰かに対する見せしめ』の為・・・」


ラーダ「ヒッ・・・!」

隊員「気がついたようですな!…冒険者殿?」

幻術士「彼女の過去を視て当時の状況を垣間見たのね?
 犯人の顔は見えたの!?どうなの!?」





ラーダ「う、うわああああぁぁーーーーっ!!」

隊員「ど、どこへ行かれるのですかっ…!?」

ナデシコ「…ぐうっ……!」

幻術士「傷口が…!今は追いかけるより彼女の搬送が先よ!」








・・・・・・続く。




おまけ
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Comments (1)

Radha Saqoosha

Unicorn [Meteor]

うっ…!夢オチに逃げたい病が…!
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