Character

Character

  • 15

フゥー スィー(本物の気迫)

Public
本日、ついにサハギンデイリーを完了し……私はノォヴ親父の家族になった。

かつては人間の返り血で白珊瑚の首飾りを朱に染め上げ、紅珊瑚の海魔と呼ばれ、同族からも恐れられた戦士がいた。
だが、その名は英雄のそれであると同時に……ある者にとっては憎しみの対象でもあった。

ふたりのサハギンがいる。

かつて紅珊瑚の海魔と呼ばれ、深い悲しみに飲まれ、憎しみを捨てようとする男。そしていま紅珊瑚の海魔を名乗り、激しい怒りに飲まれ、悲しみを忘れようとする男だ。

サハギン族の物語は、このふたりを中心に進んでいく。ノォヴの育成地に身を寄せる幼い「息子たち」も、その物語を彩るが、彼らはあくまでも「脇役」でしかない。

ストーリー自体は、そこまで珍しいものではなかった。そして演出に関しては、それほど質の高いものではないとも言えるだろう。

しかし、ふたりのサハギンから語られる、ふたりの過去……同じ想いの故に武器を捨てた男と、武器をとった男。
魂を揺さぶる熱い信念に、私は涙した。

紅珊瑚の海魔は、己の過ちを、それゆえに失った尊いものについて冒険者に語った。

サハギン族の女王より与えられた、数々の卵と広大な育成地。その褒美に戦士としての誇りは満たされた。
しかし、その育成地は恐るべき「紅珊瑚の海魔」の留守を狙った、人間の卑劣な報復によって無惨にも蹂躙される。

「私は大洋となるほどに涙を流した。そして幾重にも重なった息子達の遺体、砕かれた卵の中から、人間が見落とし、辛うじて無事だった卵だけを抱いて……この地へと辿り着いた」

このとき紅珊瑚の海魔は語らなかったが、その惨劇を目の当たりにしたのは、彼だけではなかった。

「あの時アンタは、人間に復讐をしてはくれなかった。だから俺は力を求めた。かつてのアンタのような……誰にも負けない力をだ!!」

ふたりは衝突する。

無惨に殺された子供たちの亡骸を前に、ふたりのサハギンは涙し……
息子を失った男は悲しみの連鎖を終わらせるために、武器を置いた。自分が堪え忍ぶことで生き残った息子たちを守るために。
兄弟を失った男は、憎しみの連鎖を終わらせるために、武器をとった。自分が復讐することで死んでいった兄弟たちに報いるために。

ふたりは……衝突する。

この戦いの結末、誇り高き戦士たちの物語については、是非とも自分の目で確かめてほしい。
リアルタイムで一月に及ぶ時間が、はたして長いのか短いのかは私には分からない。
ただ私にとっては、それ以上の価値があった。


人間には分からない表情を浮かべ、ノォヴの親父は冒険者を迎える。

「よく来たな。息子たちにお前の冒険の話を聞かせてやってくれ。私はいつでも、この地を訪れるお前を歓迎しよう。何故なら……お前も私の大切な「家族」なのだからな」

誇りとは、愛とはなんだろうか。

戦士であり続けることだけが、戦士の誇りではない。激しい憎しみも、深い悲しみも忘れたわけではないと紅珊瑚の海魔は語っていた。

「だが、そんな憎しみなど……子を愛するということとは比べるべくもない」

たった一握り生き残った息子達が、その男を復讐の鬼にはさせなかった。

そして……今日からは私も「ノォヴ親父の家族」だ。この誇りを胸に、その魂のあり方を自らに問い続けていきたいと思う。

フスィー!!
Comments (15)

Vespa Oirellain

Atomos [Elemental]

ポンも行ってみる!!

Mahina Malama

Atomos [Elemental]

いってみるー

Lunnie Poitiers

Atomos [Elemental]

いってみよー!
フスィー。

Vespa Oirellain

Atomos [Elemental]

フスィー!!

Mahina Malama

Atomos [Elemental]

フスィー。

Lunnie Poitiers

Atomos [Elemental]

∈{'θ'}∋Ψ<フスィー!!

Alice Tessa

Atomos [Elemental]

フスィー!!
(全然行ってない・・・・でふっち)

Olivya Phoraena

Atomos [Elemental]

フスィー!
ヒレなし、ヒレなし!

Masha Nonon

Atomos [Elemental]

日記待ってました!この読み応え…流石です。フスィー!

Neneco Noisette

Atomos [Elemental]

フスィー!
流れに乗りましたがデイリー、全く手付かずですw
時間ができたらやってみようも思います!

Meron Panna

Atomos [Elemental]

今日のLSでのログが面白すぎてお腹痛かったです(;´Д`A
ダクソネタのやり取りが最高に良かったです(=´∀`)人(´∀`=)

Suzu Shippo

Atomos [Elemental]

ルニさんのおかげでサハギンクエのお話しがよくわかりました(`・ω・´)
それにしてもさすがの文章力です!感情移入してしまいました!
ぁぁぁ人間ひどいよϵ(;Θ;)϶スヒー

Lunnie Poitiers

Atomos [Elemental]

フスィー。
おはようございます。

この拙い日記をきっかけにして、ノォヴの育成地を訪れ、サハギンデイリーを進めてみようと思う冒険者がひとりでも増えてくれたら……ノォヴ親父の志を継ぐひとりとして嬉しく思います。

この物語を見て、私は涙を拭うことさえ忘れて、考えさせられてしまいました。

自分の息子達を殺された紅珊瑚の海魔は、その時初めて「自分が人間たちに何をしてきたか」を知ったのだと思います。

父親が、誰かの息子を殺す。
それは自分自身の子供を殺すことと、同じことではないのか……自分の息子を愛するように、誰かの息子を愛することはできないのか。

ノォヴ親父の苦悩は、あまりにも重かった。

ストーリーを終え、憎しみの連鎖が、互いの「尊い未來」を守るための「慈しみの連鎖」へと変わっていく。
そんな希望を抱かせてくれるような、とても素敵な結末でした。

私もノォヴ親父のように、本当の「強さ」を胸に抱く、誇り高い存在でありたいと思います。

フスィー。

Lunnie Poitiers

Atomos [Elemental]

この先 フスィー が有効
評価:385

Vespa Oirellain

Atomos [Elemental]

なんか。どこかで聞いた話みたいで胸が痛みます。
身を縛る鎖を切ることは簡単ではない。巻かれてた方が自然なんだし。
それかできる人なんて、そうそういはしません。

これはやってみないと。




フスィーが必要
評価: 1
Post a Comment

Community Wall

Recent Activity

Filter which items are to be displayed below.
* Notifications for standings updates are shared across all Worlds.
* Notifications for PvP team formations are shared for all languages.
* Notifications for free company formations are shared for all languages.

Sort by
Data Center / Home World
Primary language
Displaying