「それはあなた、レディの秘密だよ」
いつもならば私の話を聞いては、
嬉々としてノートに愛用のペンを走らせる彼が、
「今日ばかりは」と言って、私にノートとペンを手渡してきた。
どうやら語るのではなく、書き記せということらしい。
どこから書けばいいのだろうか。
ページを前にめくると、アーモロートの住人の記載があった。
アーモロートの街を巡り、エーテルライトの近くで休んだあと、
私はすぐにカピトル議事堂へと向かった。
エメトセルクとの対峙の後、燃え盛る業火の中へと歩みを進める。
たとえ彼の方が長く生きてこようと、
己の正義を張る以上、そこに優劣はなく、
ただぶつかるしかないのだと思う。
ぶつかって折れなかった方が勝つのだ。
そして厄災を潜り抜け、
止まない光の中、
無茶を言うもう一人の英雄の手を借り、
再度エメトセルクと対峙する。
数々の英雄の助けを借り、
私はついに彼の正義を折ることとなった。
いやー、アーモロートの最後に待ち受けていたメガセリオンと、
赤魔道士の相性はなんとも言えなかったね。
魔法で遠距離から攻撃できるのはいいんだけど、
コル・ア・コルとデプラスマン使ったときに橋から落ちるんだよね。
気づいたら後ろなくって、落ちていったわ。
白魔道士には申し訳なかった。
あとエメトセルク。後半の仮面怖かった。
どこにあんだけの仮面を隠し持っていたのかしらん。
あとアーモロートの街がエメトセルクに対して
大きさが違いすぎるのは何故か、気になっていたけれど、
エメトセルク自体が本当はもっと大きかったんだね。なるほど。
まぁ、そういうことだ。
私は戦いの末、エメトセルクの正義を折り、
ここに帰ってきて、ノートにペンを走らせている。
これからどうしようかしら。
一応スコラスティケートコートとかいう服を
探しに行くつもりなのだけれど。
2021年3月25日 Shiogi.Hagihara