シャキーーーーン
<霧中行軍 オーラムヴェイル>
レベルレで当たった行き先はハルさんがコンテンツを解放したてのとこだったらしい。
「ここお初でするよ!」
「丁度良かったやん」
「そうだねー」
「ハルさん、腕の見せどころやでー」
「え?上杉氏、ココは難しいでするか?」
「初心者には結構な難易度みたいよ。」
「大丈夫やってハルさん!余裕ー余裕ー」
「兄ちゃんココでめっちゃ死んでやんw」
「それは初めてやったからやんけ」
「とりあえず行くかー」
いつもの感じでハルさんのムービー待ちの間ピョンピョン跳ね回る俺達。
「なんでいっつもピョンピョンするの?」
「儀式!」
「何の?」
「ムービー待ちの!」
ムービー終わりのハルさんがジリジリと進み出す。
「ココはPM2,5がヒドイ所でするなー!黄色いモヤモヤが凄いでする」
「PM2,5ってw」
「ハルさん、説明しながら行く?それとも俺らは何もいわずハルさんの手探りで行く?」
上杉がハルさんに確認する。
「ウーン、初めての緊張とドキドキを味わいたいからシークレットでお願いしまする」
「おー!おっとこ前だねー」
「女子でするよヒロ君」
「ご、ゴメン」
ロブを投げる様も板についてきたなーハルさん。
「なぁぁぁ予想よりなんかたくさんついてきたでするぅ」
「大丈夫、大丈夫」
黄色いPM2,5の中へと進んで行く。
仁王立ちして、次にどこにロブを投げるか悩んでいる様子。
「なんかいっぱい敵がいるでするなー」
「思う通りに行けばいいよ。誰も怒らんし文句も言わんねんから」
「そうそう、ちゅーかそんな文句言う人おる?」
「みんな優しいよねー」
「チャットでは何も言わんけど画面の向こうでは何か言うてるかもな」
「あーそうかもなー」
時折聞こえるハルさんの奇声に笑いをこらえる3人。
「あ”あ”ー何かいっぱい来るぅーイヤー」
「どっかから何か飛んでくるぅー」
ハルさん、「でする」忘れてるよーw
なんとかたどり着いた第1ボス「ロックスミス」
「いくでするよー!」
「了解ー」
「ハルさん頑張ってー」
「余裕ー余裕ー」
ハルロブが投げこまれ第1ボス戦開始!!
(文孝、ココいくつで実食べるんやった?)
小声で文孝に確認。
(シークレットやから)
俺もシークレット!?
ハルさんが無言でスミス君のヘイトを鷲掴み中。
来たっ!スミス君からバフッと巻き散らかされる黄色いPM2,5
これの意味が分からずひたすら殴り続けて気付けば床をなめていたのも懐かしい。
誰もまだキラキラ光る実を食べていないのを確認し、側面、背面へと鉄拳を叩き込む。
2回目のスミス君の全体攻撃。
上杉がキラキラに移動したのを発見。2回目ね、OKOK!
(覚えてるやん兄ちゃん)
(まぁな)
ハルさんは踏ん張り続けている。
「早く実を食べてーー」と言いたくなるがココはぐっと我慢!
「ええーーーなんか体力めっちゃ減るっで・・す・・る・・」
パタリと床に崩れ落ちるハルさん。
まぁそうなるよな。基本的にFFでギミックと言われてるものの処理のしかたは正直、分からん。
初見で分かるほうがおかしい。
「上杉氏、解説をお願いしまする」
「ボスが全体攻撃するやん?バフッとなんかまくやん。」
「あーなんかやってましたでするな」
「そしたらデバフのマークに数字出るんよ」
「デバフ?数字?」
「うん、デバフ・・・もしかしてデバフ分からん?」
「わかりまてん!」
そ、そうだったのねハルさん・・・
「なんか戦闘中って色んなマークみたいなんつかへん?」
「マークでするか?」
「家みたいなマークがバフ。上に尖ってるやつ。ホームベースみたいなやつがデバフ。下に尖ってるやつ」
「なんかあるでするな!ついたり消えたりして意味が分かりませんでしたでする。だから無視してたでするよ。」
「なんかちっちゃいし何のマークか分からんもんなアレ」
「そうでるよー!」
上杉先生の講義は続く。
「で、バフとデバフとは何でするか?」
「えーとねバフのマークは上に尖ってるからアップ!自分に有利って感じ
んでデバフのマークは下に尖ってるからダウン!バフと逆で自分に不利って事やな」
さすが上杉。バフ、デバフの意味すら知らない事に動じる事もなく講義をすすめる。
なるほどー上向きがバフで下向きがデバフねー分かりやすい。
上杉先生のバフデバフ講義も終了し再度、スミス君の元へ
勿論、その道中はハルさんの叫びはとまらないw
「キラキラの実を食べれば怖くないでするよー!」
ハルロブ投入!
側面、背面と忙しく鉄拳を入れる俺。シャキシャキシャキと斬りつける忍者上杉先生。
文孝は少し離れてハルさんの様子をうかがう。
2回目の全体攻撃。キラキラの実の出番だ!
「キラキラの実、キラキラの実と・・・どこでするかぁぁキラキラの実~」
ウロウロとするハルさん。それに釣られてスミス君もウロウロ。
「ありましたでするよーキラキラの実、アレ?アレ?」
「どーしたんハルさん?」
文孝が心配そうに聞く。
「キラキラの実が取れないでするぅぅ」
「なんで?」
「わからないでするー」
「ターゲット外して!スミス君にターゲットしたままやからやろ!」
ナイス上杉!
「了解でするー。上杉氏ありがとでする♪ギャーーキラキラの実を取ろうとしたら攻撃でキャンセルされるでするーちょとやめなさいスミス君!」
悪戦苦闘の末、なんとかキラキラの実をGETしたハルさん。
キラキラの実のスグ前に陣取り、戦闘開始!
このキラキラの実はワタシのです!と主張せんとばかりの位置取り。
スミス君を撃破し一目散に宝箱へ走るハルさん。
「宝箱ってみんなにくれないんでするよねぇ?」
「そうやなー争奪戦やなー」
「ケチでするよねー!えーとこういう時は確かこう言うでするよね・・・・」
「ん?」
何の事言うてんねやろ?
「よしだぁぁぁーーー」
オーラムヴェイルにハルさんの雄叫びが響き渡る