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*2023/01/10: archive as literature.
そしてリヴィングウェイ……
あなたの名前の意味を説明することは、とても難しい。
ですが……そうですね……
私がまだ子どもだったころ、読書を邪魔してくる幼馴染に、
戯れのつもりで、その言葉の意味を問うたことがありました。
彼女はうんと悩んだあとに、こう言った。
まだ読めてない本の続きに期待すること。
今日の嫌な失敗が、明日には塗り替えられるようにと願うこと。
今話している誰かと、また話せたらいいなと思うこと。
多分、そういうことの積み重ねじゃないか……とね。
6.0実装後、初の高難易度コンテンツである辺獄編零式から2か月と少しが経ちました。
先日放送されたPLLでは絶竜詩戦争について触れられていましたが、吉田P/Dが「甘く見ないように」という旨を、
事前のインタビューと同様に述べていました。
私は幸運にも出会いに恵まれて、土日のみ3時間ずつ活動する固定で1年半ほど継続的に高難易度コンテンツを攻略しています。この活動時間でも、零式であれば3層まで初週で踏破できるプレイヤースキルの高い方々ということもあり、絶竜詩戦争も同様の姿勢で攻略する予定です。
いわゆる絶コンテンツでは、挑戦するプレイヤーに対して非常に多くの要素を求められます。ギミックの理解力やコミュニケーション能力(聞く・読む・書く・話す)、また相手を尊重すると同時に自分を否定しない心構えなど。挙げていくとキリがないですが、これらの要素のひとつに、採用するジョブの理解度も挙げられます。
この記事は、私がFF14におけるナイトというジョブを理解していく中で気付いたことを、備忘録も兼ねて言語化したものです。これから零式に挑戦しようとされる方、火力を出したいけど伸び悩んでいる方、あるいは絶竜詩に挑戦しようとしている同志に、本記事を捧げます。
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■目次 1. スキル解説: 攻撃アクション
2. スキル解説: 軽減バフ
3. 開幕のスキル回し
4. スキルローテーション
5. Tips
6. 最後に
7. 参考サイト
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1. スキル解説: 攻撃アクション 本ジョブの攻撃アクションについて理解するため、まずlv90時点におけるウェポンスキルの威力を降順に記載します。ウェポンスキルとは、GCD(グローバルクールダウン)によるリキャストタイムが発生するアクションと
定義されています。
※目安としての比較が目的のため、小数点以下は切り捨てで計算しています。 ※威力値は全てコンボ時を前提として計算しています。 ※物理スキルは赤字で、魔法スキルは青字で記載しています。 【各ウェポンスキルの威力】 1180: ブレード・オブ・ヴァラー: 620 + 80* 7tick (21s/3s) 1000: コンフィテオル 881: ゴアブレード(FoF時): (250 + 65* 7tick (21s/3s) )* 1.25 705: ゴアブレード: 250 + 65* 7tick (21s/3s) 600: ホーリースピリット(レク時) 560: ブレード・オブ・トゥルース 525: ロイエ(FoF時) 525: ロイヤルアソリティ(FoF時) 480: ブレード・オブ・フェイス 420: ロイエ 420: ロイヤルアソリティ 375: ライオットソード(FoF時): 300* 1.25 300: ホーリースピリット 300: ライオットソード 250: ファストブレード(FoF時): 200* 1.25 200: ファストブレード 125: シールドロブ(FoF時): 100* 1.25 100: シールドロブ 上記の表を見た際に、着目すべき観点は2つあります。ひとつめはロイエが非常に弱いスキルである点、ふたつめはDotを付与するスキルが上位を占めている点です。それぞれ順番に触れていきます。
まずロイエについて言えることは「可能な限り撃つな」です。漆黒 5.x時代と比べると扱いは大きく変わり、全タンクのプロックスキルにおいて最弱と成り果てました。FoFによるバフが付与されていなければ、極めて凡庸な威力しかありません。詳しくは
4. スキルローテーションで触れますが、1分周期のスキル回しを組み立てる際に、調整目的で捨てるべきプロックスキルの筆頭候補になります。力強い効果音とモーションに惑わされず、認識を改めましょう。
次に述べるべきは、Dotを付与するスキルです。具体的には
ゴアブレードと
ブレード・オブ・ヴァラーを指します。これらが火力を確保する上で重要な要素となっている以上、最高効率で付与し続ける必要があります。よく「ゴアブレードのDotは、8秒切れば元が取れる」と聞きますが、これはロイエと比較した結果の結論です。FoFのバフが付与されていないゴアブレードでさえ、2tick分のDoTを差し引いても、FoFのバフが付与されたロイエより火力が高くなることを意味しています。
cf: 705 - 65*2 = 575 > 525 > 420 FF14におけるDoT(継続ダメージ)は、3秒に一回のタイミングで処理が実行される。 処理はゲームサーバとの同期に依存しており、全ての他キャラクターと同一のタイミングとなる。_______________________________________
2. スキル解説: 軽減バフ ナイトはタンクロールで全体軽減が2つある唯一のジョブです。
いわゆるパッセとヴェールですが、あまり理解されていないイメージがあるので解説します。
■パッセージ・オブ・アームズ 全ロールの中でも、飛び抜けて独特な仕様のアビリティです。概略として8m範囲/後方120度の制限があり、リキャストは120秒となっています。非常に使い勝手の悪いアビリティですが、この理由は軽減割合にあります。全体に15%の軽減を付与するアビリティは、全ロールを含めて他にありません。このアビリティが最強の軽減であることを忘れず、展開する際は全員が漏れないよう努めましょう。
重要な点は、判定タイミングと内部tickの存在です。パッセはアビリティを撃った瞬間にキャラクターが向いていたベクトルで判定され、実際の付与状況はバフ欄で確認できます。エフェクトを視認するまで発動を続けるとGCD内で他アビリティを挟めなくなるため、展開は一瞬で十分です。また内部tickですが、パッセは付与から約5秒で効果が切れます。つまり展開中はこのtickを更新し続けているような状態なので、実際には全体攻撃が着弾する2GCD前に一瞬展開する形になります。
■ディヴァインヴェール 「ヴェールを割ってもらえなかった」という話をよく聞きますが、これは根本的な誤解から生じます。FF14における高難易度コンテンツの全体攻撃は、主にギミックダメージを受けた後に履行されます。単純化すると、全体攻撃がヒールチェックというギミックになっています。逆に考えるとヴェールを展開しておくべき全体攻撃の前には回復を挟む工程が確実に生じるため、本ジョブを採用する場合は「本工程のどこに回復が挟まれているか」を把握しておく必要があります。
バリア量については、自身の最大HP10%に相当します。Patch 6.05 IL605で展開すると1万前後のバリアとなり、キャスターが即死する6万程度のダメージを前提とした場合、約15%分の軽減量になるという目安を覚えておきましょう。またヴェール展開前の状態であれば、自身に10%の軽減が適用されるため、STにも敵のAA(オートアタック)が入る場合は、より長期的な視点でタイムラインを把握することが望ましいです。
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3. 開幕のスキル回し 開幕の回しについて、
The Balanceの結論に全面的に同意します。
図1 Dummy Openers 最上段は、基本形となる開幕のスキル回しです。lv1から覚えるスキルを順番に採用していくと、大半の人が採用するスキル回しだと思います。ただ
1. スキル解説: 攻撃アクションで述べたように、最優先で採択すべきアクションは魔法コンボになります。
図1でも触れられているように、最大火力が見込めるのは最下段のスキル回しです。FF14におけるDPSの概念は、定められた討伐時間に対して強力な攻撃アクションを何回撃てたかと同義です。強力な魔法コンボを可能な限り早めに使用して回転率を上げることが望ましいため、最下段のスキル回しが最も火力を望めます。また平均的なパーティ構成の場合、開幕から3~4GCDでシナジーアビリティが付与され、いわゆるバーストとなります。バースト中に魔法コンボを撃てる点もメリットとして挙げられます。
記載されているので中段のスキル回しにも一応触れますが、積極的に採用すべき開幕のスキル回しではありません。火力面及びシナジー相性ともに悪いので避けるべきですが、ギミックの関係で魔法コンボを任意のタイムラインまでずらしたい場合は採用の可能性があります。
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4. スキルローテーション ナイトのスキルについて調べる際、基本的な区分けとしてロイエコンボとゴアコンボ、レクイエスから始まる魔法コンボで組み立てている例をよく見ます。
公式からも同様の図解が提示されており、プロックする「忠義の剣」を全て消費してロイエを使用する理解が望ましいように読み取れます。
図2 公式ジョブガイド 一方、これはあくまで基本的な回しです。高難易度コンテンツでは火力を出す必要性があるため、パーティからシナジーバフを付与された際に、威力の高いスキルを使用しなければなりません。つまり他キャラクターのシナジーアビリティの周期と、自身のスキル回しの周期を同期させる前提が生じます。
簡略化して考えるのであれば、戦闘開始から1分経過した後に自分のスキル回しがちょうど一周していれば、以後の周期は自動的に他メンバーと噛み合うことになります。ではどのように組み立てれば、最高効率の1分周期になるのか。以下に述べていきます。
一般的にナイトのGCDは、2.42~2.40が望ましいとされています。主な理由は、FoFの効果時間である25秒間に11回のウェポンスキルを撃てるスキルスピードであり、他サブステータスの確保分から譲歩できる値の範囲です。(GCDの小数点第二位をどうするかは、コンテンツ相性によって決まりますが)1分間に撃つべきスキル数は、60秒をGCDで割った際の商である25発となります。
cf: 25 = 60s / 2.40 GCDが2.41, 2.42の場合も、GCD2.40と同様に25発撃つことが望ましい。 GCD2.42で25発撃つと60.5秒となり、周期毎に0.5秒の遅れで抑えられる。 では、この25発の範囲内に組み込むべきスキルと順番を考えていきます。基本的なナイトのスキル回し(ゴアコンボ、ロイエコンボ、ゴアコンボ、魔法コンボ)を完走したスキル数から、FoFバフが付与されていないロイエを引いたスキル数は24発です。つまり、FoFのバフ効果時間外に撃っていいロイエは1発だけになります。
図3 恒常的なスキル回し 図3は、
3. 開幕のスキル回し後に一周するまでのスキル回しです。緑枠で示した範囲でウェポンスキルを25発撃っており、いわゆる「弱いロイエ」を1発捨てることで綺麗な1分周期となります。1発残った弱いロイエに関しては、このタイミングに撃つことでFoFのリキャスト調整に用いており、ちょうどゴアブレードの前に毎回リキャストが返ってくるようになっています。
赤枠の範囲はFoFの効果時間を示しており、25秒中に4発のロイエと2発のゴアブレードを含むことができます。ゴアブレード後には、いずれも8回のウェポンスキルを撃っています。これによりゴアブレードのDotが完走した瞬間に、次のDotを更新できるようになっています。また他のメリットとしては、FoFバフが消失する前に「忠義の剣」スタックを使い切れたか、ゲーム画面内で確認できることも挙げられます。
1分周期の内で撃つDoTスキルは3個あり、2回の
ゴアブレードと1回の
ブレード・オブ・ヴァラーです。21秒*3回で63秒となるため3秒分 = 1tick分のDotを捨てる必要がありますが、FoFのリキャストとの兼ね合いから
ブレード・オブ・ヴァラーのDoTを1tick捨てています。
愚直に殴り続けるのであれば、本スキル回しが最適解となります。一番重要なことは、FoFとレクイエスカットを最短周期で発動することだと忘れないでください。いずれのリキャスト時間も60秒であるため、リキャスト明けに即使用することを心掛ければ、1分周期の最適解に落とし込むことができます。
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5. Tips 漆黒 5.xと比較すると、暁月 6.xには細かな調整がいくつか入っています。
■遠隔時のウェポンスキル シールドロブを撃っても、コンボルートは途切れません。他ジョブにとっては大きな要素ではありませんが、ナイトにおいては大きく影響する仕様変更です。これは遠隔で攻撃する際に
シールドロブと
ホーリースピリットの2つの選択肢が存在するためです。
Patch 6.1以降では、
ホーリースピリットのデメリットが詠唱硬直しかなくなったため、可能な限り魔法攻撃を行うべきです。
■攻撃アビリティ スピリッツウィズインは、エクスピアシオンになりました最高です。もう一度言います最高です。
体力に依存する意味不明な威力ではなくなり、リキャストもサークル・オブ・ドゥームと同じ30秒になりました。これにより小難しい計算をしながら殴る必要はもうありません。思考放棄してドゥームと同じタイミングで押せばいいだけです。FoF中に一回、FoF外で一回。もう一度言います最高です。
■レクイエスカットの効果時間 レクイエスカットの効果時間が、15秒から30秒に延長されています。これにより任意のタイミングで撃つことができるようになりました。薬の効果中かつバースト中が最も望ましいため、魔法コンボを始動する直前でレクイエスカットを撃っているならば、癖を改善しましょう。
4. スキルローテーションに沿った恒常的なスキル回しの場合、FoF直後の
ライオットソード後に撃つと
コンフィテオルまで間に合います。ただ特定のGCDでは周期が徐々にずれていくため、バッファを見込んでFoF直後の
ロイヤルアソリティまで待ったほうが賢明です。
cf: 363s: gcd2.42* 25times* 6min 6分経過後に3秒遅れるため、2GCD間に合わなくなる。_______________________________________
6. 最後に 冒頭に引用した言葉は、嘆きの海でウリエンジェがレポリット達に名前の由来を教えたときの台詞です。暁月の物語には印象的な場面が多くありますが、個人的には強く心に残った一幕だったので引用しました。
生きていくことは、ゲームのように単純ではありません。目に見えるアチーブメントはないし、わかりやすいレベルアップも存在しません。けれど単調な日々は容易く過ぎ去り、大きな喜びを感じられることは本当に稀です。ただ、それでも素敵な感情を得られる瞬間があるとしたら、それは真摯のずっと向こう側にあると思っています。
私たちには、知らないことや出来ないことの方が多いです。これは万人に等しく共通する事実であり、逆は絶対にありえません。人はパンだけで生きられず、知る喜びや出来るようになった喜びがなければ、心が死んでしまうからです。でも逆に、自分に知らないことや出来ないことがあると知っていれば、これは幸せの種になりえます。
この種を咲かせるためには、何が必要か。それは開花を信じる愚直な姿勢だと思います。知らないなら知ろうとする意欲、出来ないなら出来るように挑む気持ち。もし咲かなかったとしても、その断片を抱きしめればあたたかい筈です。
自分を大きく見せず、自分を小さく見積もらずに、真摯に今の不可能と向かい合うこと。
いつか可能になった分だけ、得られるものがあるでしょう。
この記事がだれかの糧になることを祈りながら、筆を置きたいと思います。
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7. 参考サイト 第69回FFXIVプロデューサーレターLIVE
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https://forum.square-enix.com/ffxiv/threads/458155 絶竜詩戦争からハウジングまでパッチ6.1の見どころを吉Pに聞く
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https://game.watch.impress.co.jp/docs/interview/1394935.html 「FFXIV: 新生エオルゼア」吉田直樹氏発売記念インタビュー(後編)
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https://game.watch.impress.co.jp/docs/interview/612918.html FINAL FANTASY XIV Job Guide Paladin
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https://jp.finalfantasyxiv.com/jobguide/paladin/ The Balance
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https://www.thebalanceffxiv.com/ The Balance Discord Discussion
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https://discord.gg/thebalanceffxiv FF Logs
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https://ja.fflogs.com/ xivanalysis
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https://xivanalysis.com/ Final Fantasy XIV Rotations: Endwalker
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https://ffxivrotations.com/