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アレキ零式下限:起動編1層【3戦目:転生】

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※注意書き
深夜テンションで書いてみました。色々と気にしないで下さい。


オーバーロードなる書籍を読み始めています。
これはネットゲームを極めたプレイヤーの転生ものでありますが、自キャラになってあちらの世界に転生し冒険する話ですね。
私もMMOで遊んでいる身でありますので、例えば私がクライン・オスウェルになってエオルゼアに転生したとしたらどうなるのかな?と想像すると恐らくその辺の野盗に瞬殺されるぐらいの人物にしかなれないのではないか…と冷静な自分は思う訳です。

いや?でも、しかし待てよ。

もう一人の自信満々な自分が顔を覗かせます。

「私ってバハムートを倒したよね。」
「いや、違う。私が倒したのではない。PTメンバーに倒してもらったんだ。」
「私はそのメンバーと一緒に行動しただけじゃない?」
「でもメンバーを集めた努力だけは誇っても良いんじゃない?」

等々自信満々な自分は心の中で囁きかけます。

「エオルゼアにおける自分の立ち位置っていかがなものだろう。」と考えるとどう見繕っても私は大した人物ではない。
その大した事が無い人物がアレキサンダーの攻略を始め出した。
喧騒の中で幾多の人々が交錯するエオルゼアの片隅にある薄汚れた、けれどもそこそこ大きな酒場の中で「兄さんどうだい。今からアレキを倒しにいかない?」と声を掛けるも断られ続け、ようやく興味を示してくれた冒険者と二人で「集まらないですね~…」何て言いながらそこそこ大きな店内で次の冒険者を求めて当てもなく探し続ける。

そう。転生すると私はそんな冒険者だ。
「申し訳なかったですね。折角待って頂いたのに」と時には謝罪し、「やったぜ!集まったー!」と時にははしゃぎ、そんな活動だけで日々を終える。

私はエオルゼアに転生しても間違いなく覇権を争うような冒険者にはなれそうもない。
おそらく私は「まぁ行きましょうか」と集まってくれた冒険者と共にレイドに潜り続ける、つまりどこにでも居る名もなき冒険者でその生涯を終えるだろう。

けれども。
名もなき冒険者の本当にちっぽけな冒険であれども、その冒険については数限りなく無数に存在する掛け替えのない冒険の内の一つであり、集まったメンバーと挑戦するその姿は、何時までも語り継げる燦然と輝く冒険の記憶であると胸を張って良いものだと、私はようやく気付き出して来たのである。




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