二次創作エピソードです。
一部、ChatGPTを使用しています。
↓主人公の基本設定はこちらです。
https://jp.finalfantasyxiv.com/lodestone/character/30253559/blog/5654272/
SSはイメージです。
【ラミーシャツ】
worn by
ルミアレリナ・フィンネス
◆ 猛る焔神イフリート・異操 ◆「あなたたちが追っていた、クリスタル強奪事件と貧民誘拐事件について、進展があったわ。
司祭のふりをしていた、ウグストという商人を覚えてる?
事件の黒幕……アマルジャ族との商談の予定を彼が吐いたのよ。
アマルジャ族は、ウグストが捕らえられたことを知らない。
次の商談に出てきたところが、絶好の機会になる。
『不滅隊』は、そこを叩くつもりだわ。
そこで、あなたにも不滅隊の作戦へ参加してほしいの。『暁の血盟』の代表としてね。」
暁の間でミンフィリアが告げた言葉に、ルミアレリナは、短く頷いた。
静かな瞳に宿る、作戦参加への意思だけで、ミンフィリアの信用と期待に応えるには十分だった。
『暁の血盟』に属して月日の浅い彼女でありながら、既にそれほどの信用を得た存在となっていた。
◇
作戦地は、ザナラーン東部の拠点、キャンプ・ドライボーン。
不滅隊が主導する陽動捕縛作戦である。
囮として配置された、悪徳商人のウグスト。
周囲に潜む不滅隊士たち。
「囮の商人はどうなっている?」
「すでに配置についています。」
「よし、アマルジャ族が接触したら、一気に取り押さえる。誘拐された人々の居場所を吐かせるんだ。」
「ハッ!」
適所に布陣を行い、アマルジャ族の出現を待ち、あとは、捕縛を行うのみ。――その手はずだった。
その時。
ルミアレリナの頬に描かれた赤い紋様――ルミナス・レッドが、微かに熱を帯びた。
それは特殊な魔法触媒の顔料で描かれた紋様。
意思や危機感に呼応し、五感を研ぎ澄ませる効果を持つ。
砂を踏む音。
風向きの違和。
微弱な気配の揺らぎ。
「……囲まれている」
その淡々とした言葉に、闘軍曹は眉をひそめる。
周囲の丘、その稜線の向こう。
気配はひとつやふたつではない。
本来、待ち構える立場であったはずのこちら側。
だが実際は、多数のアマルジャ族が、不滅隊を包囲している。
ルミアレリナは静かに進言した。
「このままでは不利です。殲滅される惧れがある」
闘軍曹は、彼女を一瞥する。
暁の代表。その実力は聞いている。
だが、戦場での判断を委ねるには、まだ測りかねる。
「ここで退けば、蛮神イフリートの召喚は続く。
テンパードにされる市民もな。……ここまで来て退くことはできん。」
誇り高い眼差しだった。
他の不滅隊士たちも同調する。
ウルダハを守る。それが彼らの矜持。
ルミアレリナは、短く息を吐いた。
「……了解。」
警戒態勢が敷かれる。
だが、撤退の命は下らない。
ルミアレリナも、共に戦うことを決めた。
様々な事態に対応しなければならない困難なミッションであることを、覚悟の上で。
◇
商談相手のアマルジャ族が現れ、作戦は動き出す。
手はず通り、不滅隊がアマルジャ族の捕縛に動き出す。
次の瞬間、砂地に響いたのは、囮の悲鳴。
「うわぁぁぁ!」
だが不滅隊士が立ち止まり、訝しむ。
「お、おい……様子が変だぞ……。」
次の瞬間に現れたのは、予見していた多数のアマルジャ族の増援。
ルミアレリナは確実に、敵の数と配置を確認する。
ひとつの読み間違いでもあれば、それが重大な事態につながりかねない。
ウグストは嗤った。
「くくく……ひゃっひゃっひゃ!」
そして、裏切り者――内通者が、誇り高き仲間であったはずの不滅隊士を蔑むように、声を上げる。
「はっはっは!作戦を伝える相手を、間違えたようだなぁ?
取り押さえられるのは、お前たちのほうさ!」
ウグストが言葉を続ける。
「俺たちがこれまで、どうやって不滅隊の警備を抜けて取引してきたのか、これでわかったか?」
内通者が愉快気に語り、嗤う。
「そりゃ、俺が『ラウバーン様』に聞いていたからさぁ。
警備の情報を知ってりゃ、簡単だよなぁ?はっはっは!」
砂塵が舞い上がる。
包囲は完全に閉じた。
アマルジャ族が一斉に襲いかかる。
刃と炎、咆哮と血煙。
ルミアレリナは前へ出た。
剣術で間合いを詰める。
この作戦において、他の不滅隊士に合わせた剣装備。
ルミアレリナの動きだけが、群を抜いて速い。
だが、敵の数が多い。
一体のアマルジャ術士が詠唱を終えた。
赤黒い炎の紋が地面に広がる。
肉体ではなく、魂と意識を縛る拘束魔法。
触れた者の精神を焼き、昏倒させる呪術。
炎が迫る、その刹那。
ルミアレリナは微かに指を動かした。
師である黒衣森の賢者から学んだ、光の魔法。
小さな対抗術式。
強力な魔法を打ち消すほどではない。
だが、干渉の“位相”をわずかにずらす。
炎は彼女の魂を捕らえ損ね、
衝撃だけを残して弾けた。
彼女は自然な動きで倒れる。
呼吸を浅く。
筋肉の緊張を解く。
――気を失った、ふり。
不滅隊士たちが次々と拘束されていく。
連行される。
しかし、差し迫って殺される様子はない。
「……蛮神の生贄?」
意識の奥で、彼女は推測した。
今ここで脱出し、敵の不意を突いて不滅隊士を救うことは可能かもしれない。
だがそれは、彼らの決意を踏みにじることになる。
彼らは、命を懸けて戦う覚悟でここに立っていた。
ならば、このまま内部へ入る。
◇
洞窟の奥。
灼熱の空気。
アマルジャ族の狂信的な詠唱。
彼らの視線の先にあるものが、おそらくは蛮神であることを察知する。
ルミアレリナは目を開け、静かな身のこなしで気配を消して、不滅隊士の側へ。
不滅隊闘軍曹が、悔恨を滲ませる。
「くっ……まさか不滅隊から裏切り者が出るとは。
誇りは既に失われたというのか……!巻き込んでしまって、すまない。」
二等闘兵が、震えながらも言う。
「どうやら俺たちを『蛮神イフリート』に差し出すつもりらしいが……
おまえ……まさか、蛮神と戦おうってのか?!」
ルミアレリナは立ち上がり、一言だけ。
「はい。」
恐怖はある。
だが、それ以上に。
――知りたい。
蛮神とは何か。
信仰とは何か。
テンパードとは何か。
そして、止められるのなら、止める。
やがて焔神イフリートが顕現する。
不滅隊士たちは操られるが、テンパードにまでは至らない。
ルミアレリナは”超える力”が炎の支配を拒絶する。
戦いは激烈だった。
灼熱の衝撃波。
噴き上がる火柱。
空気そのものが武器となる領域。
そして、蛮神は討たれた。
◇
洞窟の奥、炎と煙の残り香の中、足音が響いた。
ルミアレリナは、首をわずかに傾けて音の方向を確かめる。
そこに現れたのは、駆けつけたサンクレッド率いる増援隊。
朦朧として襲い掛かってきた一体のアマルジャ族を難なく退け、不滅隊士たちを救出する。
「人質を無事に救出できたな。さすがは局長直属の『ブラッドソーン隊』だ」
サンクレッドは、彼らと共に事後の処置を着々と進める。
ルミアレリナは、僅かに安堵の息を吐いた。
◇
結果として、危険を冒してアマルジャ族の内部に潜入した判断が、イフリート討伐にまでつながった。
洞窟を出た後、操られていた兵たちは担架に乗せられ、運ばれていく。
彼らの意識はまだ回復していない。
「あなた方は、守るために立った。」
ルミアレリナの言葉に返事はない。
だが彼女は、彼らに、深く一礼した。
銀色の髪が、砂漠の陽に反射していた。
[創作要素]・アマルジャ族の拘束魔法と、その対抗術式
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ゲーム内では、主人公が失神していたと思われるエピソードです。
独自解釈で、主人公の行動を増やしました。