ミアは15歳になり、自らの可能性を信じ、夢を叶えるための一歩を踏み出す決意をしました。
彼女はカイルを見つけると、少し緊張した表情を浮かべながらこう言いました。
「カイル、私はシャーレアンにある魔法学校に行きたいの。
ここで学べることは限られているし、もっと自分の力を試してみたいの
あと、視点を変えたら未知の世界が広がるっていうけど、
その"視点を変える"っていう行動自体が一番大変で
『ここでいいじゃないか』って座り込む自分がいる。
そんな時に限って扉を開けたら、
隣の家の猫が覗いてる。
それが知らない世界ってそれかよ!って話なの。
でも、思い切って扉を開けて外に出ると、
案外カラスの方が面白いことしてるの。
猫は愛想なく逃げるけど、
カラスはつついてくる。
未知との出会を期待し
まず一歩、開けたいの!」
カイルは、ミアの言葉を聞いて少し考え込むように顔を伏せました。
しかし、その表情の奥には、彼女の情熱や決意を感じ取った様子がありました。
数秒後、カイルは応える。
「ミア、そらまあ勇気っちゅうか、アホちゃうか言いたなる選択やな。
ほんまに自分で扉開ける覚悟あるんやったら、ワイも手ぇ貸したるわ。
せやけどやな、この旅っちゅうのはそんな甘ないで。
未知との出会いっちゅうもんが、時には腹立つほど厳しいもんになるさかいな。
それでもええっちゅうんかいな?」
ミアはうなずきながら自分の言葉を続けました。
「未知との出会いがどんな形でも、私はその全てを受け入れる覚悟があるわ。
たとえカラスに突かれたり、猫に無視されたりしても、
その一瞬一瞬が新しい学びになると思うの。
だから、シャーレアンに行かせてほしい。」
カイルはその言葉に納得すると、優しい笑みを浮かべながら言いました。
「そんで、シャーレアンへの旅っちゅうわけかいな!
ほな、ワイも手ぇ貸したるわ。
まずはしっかり計画立てんと、行く途中で泣きつく羽目になったら笑いもんやで。
何が必要か、どこまで準備せなあかんか、しっかり詰めていこうや!」
ミアの心には、小さな期待と大きな不安が混ざり合い、まるで嵐のように渦巻いていた。
「未知の旅」への憧れは確かにあったが、過去に抱えてきた失敗や迷いが頭をよぎる。
それでも彼女の内なる声は囁く。
「挑戦せえへんかったら、何も始まらんやん」
その言葉に背中を押されるように、彼女の目には迷いが消え、
決意の色が宿った。