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船上にて、彼女の声を聴く

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こんにちは、Biskaです。
暁月の物語を、ついに歩き始めました。
今夜は、リムサ・ロミンサを発ち、オールド・シャーレアンへ向かう船の上で起きた出来事を、静けさの残るうちに書き留めておきます。



夜明け前の甲板は、ひどく静かだった。
 波の音だけが、規則正しく船腹を打っている。

 目が覚めたのは、夢のせいではない。
 ただ、眠りが浅かったのだと思っていた。

 ――けれど。

 誰かに呼ばれた気がした。

 確かめるように目を閉じた、そのとき。

 よかった、と声がする。
 私の声が、まだあなたに届いてくれて。

 懐かしい響きだった。遠く、けれど確かに。

 地上で言葉を交わすのは初めてだと、彼女は告げる。
 そして静かに真実を明かした。

 自らが旧き蛮神であること。
 終末を退けるために創られた神を制する存在であること。
 幾度も力を削られ、もはや狭間へ招くことすら叶わぬこと。

 大きすぎる告白だった。
 それでも、不思議と驚きはなかった。

 ただ、受け取った。

 ……この静けさを、忘れないうちに書き留めておきたい。
 あの声は確かに届き、けれど以前よりも遠かった。

 私たちはもう、導かれるだけの存在ではない。
 星の過去を知り、自らの意志で歩いてきた。

 だからこそ、始まるのかもしれない。
 星と命を巡る、大いなる試練が。

 遠い遠い約束を果たすために。
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