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理の都の、待ち人

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こんにちは、Biskaです。
今日は街を歩く中で出会った、小さな出来事をひとつ。

港近くで、ため息をつく女性に出会った。
恋人が来ないのだという。

彼は哲学者議会の議員で、最近ずっと働き詰めらしい。
考え事に没頭すると、ニュンクレフの岩へ向かう癖があるのだと教えてくれた。

岩の上には、確かに茶髪の男性議員がいた。
物資や輸入のことを呟きながら、こちらには気づきもしない。

そっと声をかけると、ようやく顔を上げた。

「……彼女が待っている?」

一瞬、現実に引き戻されたような表情をする。
約束の時間を過ぎていることにも、気づいていなかったらしい。

約束を忘れるほど、思索に沈む。
……この都らしい、といえばそうなのだろうか。

彼女は言った。
ニュンクレフは大洪水の際、多くの人を救った偉人だと。
彼はその賢者を、心から尊敬しているのだと。

だから、あの岩にいると思ったのだという。

彼女は家に戻ると言った。
彼の疲れが少しでも癒えるように、温かいお茶を用意すると。

理を尊ぶ都で、
誰かの帰りを待つ人がいる。

その光景が、妙に心に残った。

ーーーーーー

書き留めておきたいこと

・思索に沈む議員の姿
・ニュンクレフの逸話
・理と感情の距離
・この都の空気
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